近年、樹木葬が話題となっており、気になっている方も多いでしょう。

しかし、

「千葉県で樹木葬を探してるけど、実際どう?」
「管理費や使用料はどれくらいなの?」

など、詳しいことについて知らない方も多いはず。

そこで今回は、千葉県の霊園を中心に、樹木葬の特徴や費用、千葉県内のおすすめ樹木葬など、詳しく紹介していきます。

千葉県内でお墓を探している方や樹木葬について気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

樹木葬ってなに?3つの特徴に分けて徹底解説

樹木葬と言われても、いったいどういうものなのか?ピンとこない人も多いはず。

ここでは3の特徴に分けて、解説していきましょう。

墓石の代わりに樹木や草花をシンボルにしている

一般的に、お墓というと墓石の下に骨を埋葬する方法を想像しますよね。

しかしこの樹木葬の場合、墓石の代わりに「樹木・草花」をシンボルツリーとして埋葬しています。

主に使用される植物の種類は、下記3種類が一般的です。

  • 紅葉
  • ハナミズキ

中には、草花や芝生などを使用したガーデン型も存在します。

お墓の継承者が必要ない

樹木葬の埋葬期間は、霊園によってその期間が定められています。

この期間を過ぎると合葬という形で他の人の遺骨と一緒なり、永代供養となるのが一般的です。

そのため継承者を必要としないのも、特徴の一つです。

宗教・宗教を問わない

樹木葬は「個人を尊重する埋葬」という考え方に基づくため、宗教・宗派を問いません。

古いしきたりに囚われず、個人の考えで選択できるのがお墓と言えます。

しかしながら、中には以下のように例外があることも。

  • 寺院によっては檀家に入る必要がある
  • 寺院や霊園の宗派に合わせた供養が行われる

多くの場所では「宗教・宗教を問わない」のが一般的ですが、気になる方は事前に確認しておきましょう。

樹木葬の埋葬方法は大きく分けて3種類

一口に樹木葬といっても、その埋葬方法は複数あります。

ここからは代表的な3種類をピックアップして、詳しく説明していきましょう。

合祀型

合祀(ごうし)とは、別名「合葬」とも呼ばれています。

1つシンボルツリーのもとに、他の人と一緒に遺骨をまとめて埋葬する方法です。

こちらは納骨室を設ける必要がないため、比較的に費用も安いです。

唯一の難点として、埋葬したあとに遺骨を別のお墓に移すことはできないため、注意しましょう。

集合型

一見、集合型と聞くと合葬のイメージを抱きますよね。

しかし集合型は、ひとつのシンボルツリーに対して複数の区間を設けて、その区間ごとに埋葬されます。

1本の樹木周辺に埋葬場所が用意されているので、他の人と一緒に遺骨は埋葬されません。

また集合型の地下には、納骨室や石碑などのモニュメントが設けられます。

そのためお墓参りする遺族は、「ここが故人のお墓だ」という実感が持ちやすくなるでしょう。

個別型

個別型は、一人一人の遺骨を埋葬する場所に、シンボルツリーがあてられます。

一般的なお墓で用意する墓石が、樹木や草花に置き換えたものと想像すると分かりやすいでしょう。

こちらは個別にシンボルツリーを用意するので、合祀型・集合型に比べると、管理費などが高く設定されているケースが多いです。

樹木葬はいくら?気になる相場は50万円前後

まず樹木葬にかかる主な費用は、以下の2つです。

  • 永代使用料(永代供養料)
  • 管理費

一般的なお墓のように墓石代が必要ないので、相場も50万円前後と比較的に安いといえるでしょう。

また永代供養なので基本的に管理費は必要ありませんが、個別型や集合型になると「8,000円~20,000円程度」かかることも。

そして永代使用料は、埋葬する方法によって以下のように値段が変動します。

合祀型 約 5万円~20万円
集合型 約 15万円~60万円
個別型 約 20万円~80万円

このように安い物で5万円から、高いもので80万円程度と、大きく開きがあることが分かりますね。

樹木葬を検討するなら知っておきたい4つの注意点

樹木葬を検討する際には、事前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。

購入後に後悔しないためにも、4つの注意点を見ていきましょう。

1.  利便性やアクセス状況を確認しておく

樹木葬は植物を使った埋葬のため、緑豊かな郊外などに設けられるケースが多いです。

中にはアクセスが不便な場所もあり、高齢者方などにとっては不便に感じることも多いでしょう。

そのため利便性など、しっかり確認しておくことが大切です。

場所によっては駅チカに樹木葬を用意しているケースもあるので、アクセス状況も視野に入れておきましょう。

2. 樹木や草木は手入れがしにくい

樹木葬は「草花や樹木」を使用するため、植物の成長とともに、お手入れが必要になります。

落ち葉の掃除や雑草むしりをしないと、どんどん荒れてしまうのです。

そのため、お参りをする遺族にとって大きな負担になってしまうケースも考えられるでしょう。

霊園によっては手入れをしてくれる場所もあるので、その施設の管理状況もしっかりと確認しておきましょう。

料金だけで選んでしまうと、管理が行き届いないこともあるので注意してくださいね。

3. お墓参りで「お線香・お花」はNG

お墓参りというと、お線香をあげてお花を供えるイメージがありますよね。

しかし樹木葬は植物をシンボルとしたお墓なので、火事を防ぐためにも「火気厳禁」とされるケースがほとんどです。

その他お供え物についても、霊園によってそれぞれ決まりがあります。

樹木葬を検討する場合は、お参りの方法についても事前に確認をとっておくと安心でしょう。

4. 家族の理解が必要になる

樹木葬は通常のお墓と異なるため、手入れの問題など、さまざまな懸念材料もあげられます。

中には、以下のような理由で家族から反対されるケースもあるでしょう。

樹木葬の反対意見
  • 故人を思い返す墓石がいい
  • プライベートなお墓参りができない
  • 管理が大変
  • お墓は子孫が守っていくもの

まだまだ樹木葬という文化は未知の領域にあるため、不安に感じる人も多いのです。

そのため樹木葬を検討する方は、家族の方との理解を得る必要があります。

千葉県民にイチオシの樹木葬3選!

ここからは千葉県内のイチオシ樹木葬について、下記3つの観点から紹介していきましょう。

  • 永代使用料が50万円以下
  • 宗教・宗派を問わない
  • ペットと一緒に埋葬できる

千葉県で樹木葬を探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 【船橋市】船橋メルヘンパーク 樹木葬墓地 こころの樹

船橋メルヘンパーク

霊園区分 民営
住所 千葉県船橋市小野田町1501-4
アクセス
  • 小室駅 徒歩15分
  • 「船橋駅北口行」バス 約4分
永代使用料
  • Aエリア
  • 13年(1人)
  • 190,000円(税別)

3つのタイプから好みの樹木葬を選べる船橋メルヘンパークの樹木葬墓地「こころの樹」。

2人までのエリア・家族で入れるエリア・ペットも一緒に入れるエリアなど、用意されているのが特徴です。

管理費が一切かからないため、永代使用料のみで済ませられます。

駐車場も完備されており、車を利用する方にも便利な樹木葬と言えるでしょう。

2. 【松戸市】松戸庭苑

松戸庭苑

霊園区分 寺院
住所 千葉県松戸市松戸新田 604-2
アクセス
    「みのり台駅」 徒歩約3分
永代使用料
  • 桜(さくら)
  • 1人
  • 350,000円~

霊園内に色とりどりの花が咲く明るい雰囲気の「松戸庭苑」。

桜(さくら)・奏(かなで)・安(やすらぎ)など、埋葬される遺骨の人数に合わせて3つの区画が用意されています。

すべてペットも入れるので、わざわざペット可のエリアを選ぶ必要がありません。

全区画でペットの埋葬に対応しているので、大切な家族と一緒に眠りたいと考える方にもおすすめの霊園です。

3. 【いすみ市】本迹寺 いすみ庭苑

いすみ庭苑

霊園区分 寺院
住所 千葉県いすみ市行川504
アクセス
    「上総中川駅」 徒歩2分
永代使用料
  • 1人
  • 13年
  • 350,000円~

四季折々の樹木や草木に囲まれる本迹寺の「いすみ庭苑」。

昼間には日光を浴びた美しい草花に見守られ、夜には星空に見守ってもらえる霊園です。

会食施設や法要施設・多目的ホールなど設けられているので、故人を兼ねた親族の集いにも利用できます。

管理の行き届いた霊園を求めている方にぴったりでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は樹木葬の基礎知識や千葉県内のおすすめ樹木葬など、紹介しました。

最後にもう一度、今記事の要点を確認していきましょう。

  • 樹木葬は跡継ぎのいらない
  • 一定期間を過ぎると他の人と遺骨が一緒にされる
  • 家族の理解が必要

「千葉県で樹木葬を探している」
「管理の行き届いた好アクセスの樹木葬はどこ?」

など気になっている方は、ぜひ今記事を参考に、自分に合った樹木葬を見つけてみてくださいね。