結婚前は積極的に家事を手伝ってくれていた夫が、結婚後は妻に任せっきりになってしまうケースは珍しくありません。
そのような状態になると、
「どうして手伝ってくれないの?」
「不満を言うとケンカばかりでもうイヤ!」
といった悩みにもつながりかねません。
そこで、男性が家事を手伝わない原因と、どのようにお願いすればケンカせずに済むのかなどについてご紹介します。
この記事を読むことによって男性が気持ちよく家事を手伝えるようになるポイントがわかるので、参考にしてみてくださいね。
家事を手伝わない夫 その理由は?
なかなか家事を手伝ってくれない夫に対し、ただ「手伝ってよ!」と言ったとしても効果は薄いです。
まずは、なぜ旦那さんが家事を手伝ってくれないのか考えておきたいですね。
ここでは、その原因として考えられることを5つ解説します。
どれが当てはまるか想像してみてくださいね。
面倒に感じるようになってしまった
結婚前は、相手に良く思われようと率先して家事を行っていた男性の中には、もともと家事がそれほど得意ではない方も多いです。
それでも、彼女に喜んでもらうためにがんばって家事をしていた可能性もありますよね。
しかし、結婚してお互いに無理をすることなく一緒に居られる状態になり、少し気がゆるんでいるケースもあるでしょう。
誰でも面倒な家事はやりたくないのが本音です。ですが、皿洗いもお風呂掃除もゴミ出しも洗濯も誰かがやらなければなりません。
男性も家事を手伝わなければならないとは感じているものの、女性に甘えてしまい、すべてお任せになってしまう方もいるようです。
不公平に感じている
男性と女性では勤務時間や勤務内容が違うケースも多いです。
お互いに同じような仕事をしていて給料もほとんど変わらないようなケースなら良いのです。
しかし、大げさな話、女性側が専業主婦、男性が朝から晩まで働いているようなケースだと男性側が「俺の方が稼ぎが多いんだからもう少し負担してくれてもいいのに…」といった不満を感じてしまうこともあります。
こういったことも考慮しながらお互いの家事の役割分担について考えたいですね。
文句を言われるからやりたくない
旦那さんにお皿洗いをお願いしたところ、汚れが残っていて結局自分が洗い流しをすることになってしまった…というケースはありませんか?
実際に主婦の中には、夫に家事を手伝ってもらえるのは嬉しいものの、中途半端だから二度手間になってしまうと悩みを抱えている方がかなりいるようです。
その反対に、旦那さん側からすればがんばって慣れない家事を手伝っているのに余計な仕事を増やしてしまうことを気にしている方もいます。
お皿の洗い直しだけでなく、次のようなシーンでも女性は「そうじゃない…」と感じてしまうことがあるようです。
- 洗濯物のたたみ方が違う
- 植物に水をやりすぎ
- 布団の敷き方・畳み方がぐちゃぐちゃ
自分が手伝った家事を直されたり、文句を言われると家事を手伝う気もなくなってしまうでしょう。
家事は女性がするものだと考えている
昔ながらの考えです。昔は、男性は外に出て働き、女性は家を守るものといった風習が強くありましたよね。
男性に家事を手伝わせるなんてありえない!という時代もあったわけです。
旦那さんの両親がそのような関係で、それを見て育った可能性もあります。
最初のうちは奥さんを喜ばせるために家事を手伝っていたものの、何となく不満や疑問を感じるようになって手伝わなくなった男性も珍しくありません。
特に共働き世帯の場合、お互いの仕事内容は違ってもそれぞれ外で働いているわけなので、協力しなければ家事もうまく回らないことがあります。
男性は仕事だけしていれば良い、女性は仕事もした上で家事もしっかりこなすものと考えられてしまうと、どうしても女性側の負担が大きくなってしまうでしょう。
とにかく疲れている
旦那さんが非常に疲れる職業に就いている場合、家に帰ってきた後や仕事に行く前に家事をする体力・気力が残っていないケースもあります。
そんな中で、家事を手伝ってというのはなかなか難しい話だといえるでしょう。
夫に家事を手伝ってもらうには?
家事を手伝ってもらうとしても、無理やりお願いはしたくありませんよね。
お互いに気持ちよく生活するためにも、旦那さんが率先して家事をやってくれるようになるためにはどのような対策をとれば良いのでしょうか。
おすすめの方法についてご紹介します。
家事の大変さを知ってもらう
旦那さんが家事を手伝うことに対して理解を示してくれないケースでは、家事がいかに大変なものであるかを把握してもらわなければなりません。
一日のスケジュールを紙に書き出し、家事を分担してもらえればもう少し自分の負担が減るということを伝えてみましょう。
実際に、忙しく共働きで働いている夫婦だと、家事に追われてしまい自分の時間が全く取れていない女性もいますよね。
分担できればゆっくり休める時間も取れるようになるので、相談してみてはどうでしょうか。
話し合いの上で決定する
旦那さんが家事を手伝ってくれないのが当然のような状態になっている場合、まずはその事態を何とかしなければなりません。
ある日突然、「お風呂掃除はあなたの仕事ね」と言われても、旦那さんも困ってしまうでしょう。
そうではなく、お互いにきっちりと家事を分担し、それぞれにとって負担のない形で振り分けていくことが大切です。
その際に、家事の負担を必ず5:5にする必要はありません。
例えば、旦那さんは仕事で10時間家を空けていて、奥さんは3時間程度のパートに出掛けているケースで、家事を半々に分けてしまうと旦那さんの負担が大きくなってしまいます。
将来的に分担を変えることがあるとしても、まずはお互いにとって無理のない形で役割分担をして初めてみましょう。
女性側に不満があるように、男性側も不満を感じているはずなので、しっかり話し合いをして問題解決に臨みたいですね。
大げさに喜ぶ・褒める
旦那さんが家事を手伝ってくれたら、「え!うれしい!やってくれたの!?」と大げさに驚いて感謝してみるのもおすすめの方法です。
「今日仕事が忙しくてですごく疲れていたから本当に嬉しい」というように、旦那さんが、「こんなに感謝されるなら次も手伝おう!」と思いたくなるような褒め方をしてみてくださいね。
共働き世帯の場合、2人で家事をするのは当然の話だといえます。
しかし、男性の中には家事は女性が行うものといった考えを持っている方も多いので、そういった方もこの方法なら手伝ってくれる可能性が高いでしょう。
やってもらった家事に文句は言わない
旦那さんに家事を手伝ってもらったら、多少仕上がりに不満が残ったとしても文句は言わないようにしましょう。
あとでこっそり洗濯物をたたみ直したりするのは自由ですが、その時もバレないように行ってみてくださいね。
せっかく家事を手伝ったのに迷惑がられた、やっと意味がなかったと受け取られてしまうと、次から手伝ってくれなくなってしまいます。
まとめ
いかがでしたか?
夫が家事を手伝わない原因と対策についてご紹介しました。
大切なのは、次の3点です。
- 手伝ってくれない理由を突き止めておく
- 褒めたり感謝して気持ちよく旦那さんが家事を手伝えるようにする
- きちんと話し合いをした上で分担について決める
旦那さんが家事を手伝わないことに悩んでいる女性は、お互いにとって理想的な形で家事分担ができるように対策を取るのにこの記事を役立ててみてくださいね。