新婚夫婦はラブラブなイメージがあるかもしれませんが、中には喧嘩が多く、すでに離婚まで悩んでいる方もいることでしょう。

重要になってくるのが、喧嘩をしたときの対処法に関することです。

そこで、喧嘩に悩んでいる方や初めての同棲に戸惑いを感じている方のために役立つ情報をご紹介します。

この記事を読めば円満な夫婦でいるためのポイントがわかるので参考にしてみてください。

新婚夫婦の揉め事あるある10選

結婚をして同じ空間で長時間過ごしていると、恋人として付き合っていたときには気づかなかったことがいろいろと見えてきます。

世の中の新婚夫婦はどのようなことでもめているのか?を知っていると、事前に対策も考えられるので、代表的な問題をピックアップしてみました。

1. 家事の分担

女性側に役割分担が偏っていたり、当初約束していた家事をやってくれないといったトラブルが代表的です。

専業主婦だったりするとなかなか強く言えませんし、それが心のモヤモヤに繋がり、大きな夫婦喧嘩を招いてしまう可能性も。

ムリに半分ずつ家事を分けようとするとなかなかうまくいかないので、必要な家事をメモ帳に書き出し、お互いに好きなものを一つずつ選んでいってみては?2人でできることは一緒にやりましょう。

それから、旦那さんの洗濯物のたたみ方や食器洗いで仕上がりに文句を言う人がいますが、これはNGです。

感謝を伝えてくださいね。

2. お金の管理や使い方

お金のトラブルは非常に大きな問題に繋がりかねません。

旦那さんの金銭感覚が狂っていたりすると、将来的な不安にも繋がりますよね。

夫婦喧嘩の多くはお金が絡んでいるとまで言われているので、早い段階できちんと話し合いをすることが大切。

お互いが納得できるまでしっかりと議論するようにしましょう。

夫婦によってはお互いに財布を持った方がうまくいく場合もあれば、一緒に管理した方が良いケースもあります。

お互いの考え方などによっても変わってくるので、早い段階で自分たち夫婦のお金の管理・使い方をはっきりさせておいてください。

3. 自分の時間が少なくてイライラ

夫婦で一緒に暮らし始めると、それまであった自分1人の時間がうまくとれなくなります。

誰でも1人で落ち着いて過ごしたい時間があるでしょう。

そんな時に旦那さんから話し掛けられたりするとストレスを感じてしまいますよね。

解決策としては、旦那さんに直接伝えると理解してもらいやすいです。

プライベートの時間が欲しいというよりも、「毎日一時間だけ部屋で趣味の時間を取っていい?」といった言い方だと相手を不快にしにくいでしょう。

実はこういった悩みは女性よりも男性側に多いと言われているので、旦那さんから1人の時間が欲しいと言われた場合も同じように考えてみてくださいね。

4. 異性との付き合い方

旦那さんが女友達と遊んでいるのにモヤモヤしたり、反対に自分が男友達と会っていることに旦那さんが嫉妬したり。

異性の友達がいるのはおかしなことではありませんが、特に新婚時は付き合い方に注意しなければなりません。

異性といってもあくまで友達なので、ほんの少し会ったりするだけで激怒したりするとお互いの不満にも繋がりやすいです。

このあたりの問題もよく話し合いをして解決することが重要。

悲しい・不安な気持ちを抱えているのであれば、それを素直に伝えましょう。

5. 生活リズムや時間の価値観

生活リズムは人それぞれです。

例えば、自分は毎朝7時に起きているのに旦那さんは5時。「もっと早く起きて欲しい」と言われてしまったり、その逆もあるかもしれません。

また、自分は休みの日は家でゆっくりしていたいのに、旦那さんは「だらだらしている時間がもったいないから外に出よう!」とムリに連れ出すようなタイプだと疲れてしまうでしょう。

どちらか一方が合わせるような形になるとどんどん不満に繋がるため、自分の意見を伝えることが大切です。

「私はこのような理由からこうしたい」といったらことを伝えれば相手も理解してくれるのではないでしょうか。

6. 食事の味付けや好み

食の好みは人それぞれなので、味付けが薄いのが好きな人もいれば濃いのが好きな人もいますよね。

更には辛いものや甘いものなど、夫婦で食事の味つけの好みが違うととても大変です。

味を変えて2人分作るのも手間がかかるため、可能ならば個人で調整できるものを取り入れてみませんか?

例えば、自分はカレーは甘口派、旦那さんが辛口派なら、旦那さんに自分の皿にだけ辛さをプラスできるスパイスを好きなだけ入れてもらいましょう。

他にも基本は旦那さんの好みに合わせて作り、1人で食事を取るときに思いっきり好きなものを食べるなどの方法もあります。

7. 新居選び

人によって理想とする家は全く違うものなので、新居選びに大きく苦戦し、早々に喧嘩をしてしまう夫婦も少なくありません。

対策としては、お互いの希望をすべて通そうとすると難しいので、絶対に譲れない点を一つずつ挙げていくということ。

「間取りについてはあなたの希望を通していいから、キッチンは私の希望を重視して」というように、お互いに納得できる新居探しをしましょう。

2人で過ごしていく家なので、自分の意見もきちんと伝えた方が良いです。

8. 互いの両親との付き合い方

これは新婚の夫婦だけでなく、熟年夫婦でも喧嘩に繋がることの多い話題です。

出来ることならば、積極的にコミュニケーションを取って交流を深めていきましょう。

結婚後は何かとお世話になることも出てきます。

旦那さんの対応で気になることがあったら徹底的に話し合いをしましょう。

例えば、旦那さんの自分の親に対する態度で改めてほしいところがある…ということであれば早い段階で注意しておいた方がトラブルも防げます。

もしかしたら旦那さん側もなにか不満を感じているかもしれないので、その点についても確認しておきましょう。

9. 些細な生活習慣の違い

お互いに生まれてからずっと一緒にいたわけではないので、それぞれ違う生活習慣が身についています。

例えば、テレビを見ながらご飯を食べたいのに、旦那さんが「うちでは食事中はテレビをつけなかった」と、消してしまうようなこともあるかもしれません。

他にも性格がおおざっぱで部屋の電気はつけっぱなし、靴下は裏返ったままで洗濯機へ…といったことがあると、小さなイライラを抱えてしまうものです。

ただ、相手にとってはそれが自然なわけなので、無理に自分のルールにすべて合わせようとするのはよくありません。

一緒に生活する中でお互いに納得できる生活習慣を目指しましょう。

10.小さなお礼や感謝の言葉がない

なにをしても「やってもらうのが当たり前」といった態度でお礼の言葉がないと悲しいですよね。

だからといってお礼を強要するのも難しいこと。

毎日の食事も特に感謝されることもなく、ただ食べられると不満に感じるでしょう。

それに、自分が小さなことでも「ありがとう」を伝える人間だった場合、特に気になるものです。

価値観の違いと諦めることもできますが、そういった諦めが離婚を招くこともあるので、あまりにも気になるようであればきちんと伝えて欲しいとお願いしてみましょう。

感謝の言葉だけでなく、

「おはよう、おやすみなさい」
「いただきます、ごちそうさま」

なども言ってもらえると嬉しいですね。

こんな時どうしたらいいの!?新婚夫婦の喧嘩に対する悩みやよくある質問4選

いくつか代表的な喧嘩の原因について解説しましたが、喧嘩が多い場合、新婚でもその先の生活を心配してしまうこともあるでしょう。

そこで、新婚夫婦の喧嘩によるトラブルで抱えやすい悩み解消のための対策についてまとめてみました。

過剰な悩みを感じている方はこちらから解決のヒントを探ってみてください。

1. 誰かに相談したいけど、結婚を祝われた手前言いづらい…

新婚で喧嘩に関する相談などをしてしまうと、「この前、おめでとうを伝えたばかりなのにもうその状態なの?」と呆れられてしまうかも…ということで友人や親に相談できない人も多いようです。

ですが、新婚だからこそ付き合い方がまだわからない状態なので、結婚してから何年も経っている夫婦や、自分の親に対応策を聞いてみるのがおすすめ。

どの夫婦も一度は喧嘩をしているものなので、その時にどのように切り抜けたのか話を聞くと大きな参考になります。

2. 家事もデートも全部私任せ!いい嫁でいるのが疲れてしまった…

夫婦で仲良く暮らしていくためには、どちらか一方だけが我慢するような生活は長続きしません。

「いい嫁」でいる必要は一切ないのです。

一番やってはいけないのは、旦那さんに直接伝えずに、自分の中でイライラをため込み、喧嘩で一気に爆発させること。

不満があるのならば、それを本人に伝えましょう。

もしかしたらただ単に旦那さんはその不満に気づいていないだけかもしれません。

きちんと話し合いの場を設けたところ、家事を積極的に手伝ってくれるようになった、細かなことでも気づかってくれるようになったという男性もたくさんいます。

3. 【3日に1回は喧嘩の日々…】これから回数が減るのか不安だけどどうすればいいの?

喧嘩が減るがどうかは対応次第。

うまく対応できれば回数は徐々に減っていきますし、反対に間違った対応をすれば増えてしまうこともあるでしょう。

喧嘩というのはお互いにとって気持ちの良いものではありません。

きっと旦那さんも今の状態を何とかしたいと思ってくれていますよね。

なぜ喧嘩に繋がってしまうのか原因を見極め、どうすればそれが防げるのか2人で原因を探ってみましょう。

喧嘩が増えれば離婚に繋がってしまう可能性もあるので、「きっと生活が落ち着いたらそのうち減るよね」と安易には思わない方が良いですね。

4. 理想の結婚生活とのギャップを感じ、離婚を考えてしまった…

結婚後は夫婦で楽しく幸せに暮らしたいと思っていたとしても、いざ結婚したら毎日喧嘩ばかり。

自分の思い描いていたものとかけ離れていたりすると、「こんなことなら離婚したほうがいいのでは…」と悩んでしまいますが、100%理想通りになることはまずあり得ないでしょう。

旦那さんも少なからず理想とのギャップを感じていることがあるはずなので、ある程度は妥協についても考えなければなりません。

お互いの行動などで改善できる部分があるのであれば、話し合いをしてそういった点を一つひとつクリアしていきましょう。

仲直りしよう!夫婦がずっと仲良しでいるための5箇条

結婚後、何年経っても仲むつまじく過ごしている夫婦もいます。ですが、そういった夫婦も幾度となく喧嘩をした経験はあるでしょう。

大切なのは喧嘩をしても仲直りするということ。ただ、一度喧嘩をしてしまうと仲直りのタイミングも難しいですよね。そこで、仲直りのための基本についてまとめてみました。

1. 違いをすべては口にしない!

新婚生活を始めてみて、いろいろと相手への不満を感じているでしょう。

ただ、気になったものをすべて挙げて文句を言うと仲直りは難しくなります。その不満の中から、二人の将来のことを想像して、考え直してほしいものだけを伝えましょう。

お互いの価値観の違いはどうしてもあるものなので、あれもこれも気になることを指摘すると更なる喧嘩にもつながりかねません。

2. 仲直りのルールをあらかじめ決めておく

喧嘩をして状況が悪化しやすいのは、お互いに一切口を利かなくなる状況です。

つまり、とりあえず「喧嘩しても無視するのは絶対にやめよう」とあらかじめ決めておくと、ちょっとした一言を交わしたタイミングで仲直りしやすくなります。

例えば、挨拶だけはするように事前に決めておいてはどうでしょうか。「いってらっしゃい」、「ただいま」などの一言が仲直りのきっかけになってくれるでしょう。

3. パーソナルスペースは大切に

パーソナルスペースとは言ってみれば自分の縄張りのこと。誰にでも、自分だけの距離があります。

そこに入られると、たとえ旦那さんでも不快な気持ちになることがあるのです。

人によってもパーソナルスペースの広さは違いますが、もちろん旦那さんにもあります。

気分によっても範囲は異なるため、相手の様子も確認しながら距離について見極めてみましょう。

旦那さんが不快な距離まで近づいてきた場合は、「離れて」と言うよりも自分でうまく距離を取ると相手を傷つけません。

4. 感情的になったら一回落ち着こう

感情的になると本当は口にしたくないことも勢いで言ってしまうこともありますよね。

喧嘩をしたら余計なことを先走る前に距離を取ることが大切。

新婚で一緒に住んでいると距離を取るのも難しいものですが、例えば少し外に出てカフェに行ってゆっくりコーヒーを飲んでみたり、静かな図書館で落ち着くまで時間をつぶしてみたり。

熱くなって会話をしても状態が悪化するだけなので注意しましょう。

5. 時には時間が解決。焦らず一つずつ譲り合おう

中には感情が落ち着いたり、お互いに素直になれるまでにどうしても時間が必要になることがあります。

そのため、無理に今すぐに仲直りしようと急がないほうがいいでしょう。

焦ってしまうと、なにごともうまくいきません。

時間をかけて気持ちを切り替えてみてください。

話をするときにも解決を急いでしまうのではなく、落ち着いて一つずつ問題を解決することが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

新婚夫婦の喧嘩についてご紹介しました。

まとめるとポイントは次の3つです。

  • 家事分担や生活リズムの違いなど、ささいなことから喧嘩に発展することがある
  • 喧嘩の原因を見つけたら2人で話し合いをしながら解決
  • 感情的にならず、落ち着いて対応

喧嘩が多いと将来が心配になりますが、毎日もめていても問題を解決して仲良く生活できるようになった夫婦も多いので、あまり心配しすぎないようにしましょう。

この記事でまとめている対策も役立ててみてくださいね。