昔からよく聞くのが、「内助の功(ないじょのこう)」というものがですが、具体的にどんな意味があるのか、どのようなことを言うのかわからない方もいるのではないでしょうか。
「内助の功の意味とは?」
「夫に内助の功を感じてもらえるような妻になりたい」
そういった女性のために、内助の功の意味や具体的な行動のポイントなどについてご紹介します。
この記事を読むことにより、どのようにして旦那さんを支えていけば内助の功になれるのかが分かるので参考にしてみてくださいね。
内助の功とは?
内助の功とは、夫が成功するために近しい女性が支えることをいいます。
旦那さんをぐいぐい引っ張っていくというよりも、表には出ず、裏でひっそりと旦那さんをサポートするといった意味合いが強いといえるでしょう。
例えば、次の3つのようなものです。
- 毎日体調を気遣う
- 健康管理につながる食事を作る
- いつもシワのない服を用意する
など。
日々の生活の中で、自然にこれらのサポートができるようになると理想的ですね。
「旦那さんを支えたい」という気持ちから起こす行動が内助の功だともいえるでしょう。
裏から夫を支える力
内助の功の意味について考えるポイントは夫が気づかないような妻のサポートが内助の功だということ。
「あなたのために栄養バランスの整った食事を毎日作っているわよ!」と本人に言いふらすのが内助の功ではありません。
そうではなく、旦那さんがふと自分の健康を振り返った時に「あぁ、自分がいつも健康でいられるのは妻の食事のおかげだな」と感じるようなものです。
旦那さんは内助の功に気づけない?
「感謝して欲しい」という見返りの気持ちを持って内助の功を実践するのはおすすめできません。
なぜなら、いくら妻が努力したとしても、旦那さんは内助の功に気づかないことが多いからです。
職場でなかなか家庭の話はしませんよね。
そのため、他の家と自分の家を比べる機会がなく、奥さんの頑張りに気づけないのです。
内助の功は、感謝して欲しいという見返りのために行うのではなく、旦那さんのことを想って行うものだと理解しておくことが大切だといえます。
男性が内助の功を感じる瞬間
男性はどのような場面で妻の内助の功を実感しているのでしょうか。
ここを理解しておくと、何をすれば内助の功になるのかがわかります。
5つご紹介しましょう。
困ったことがあった時に支えてくれた
会社で大きなミスをしたり、給料が下がってしまったなど、妻に文句を言われても仕方がないようなシーンでドキドキしながら帰宅。
妻に伝えたところ、優しく慰めてくれた。
このような場面で「いつも支えられているな」と、内助の功を感じる方もいます。
会社の同僚の発言で気づいた
例えば、旦那さんが同僚はいつも残業で遅くなると妻の機嫌が悪いし、食事も用意されていないなんて話を聞いたとしましょう。
ですが、自分の家ではいつも遅くなっても温かく迎えてくれるし、すぐに食事を用意してくれる。
そのことを同僚に話したときに「内助の功ですね」と言われ、「言われてみれば確かにそうだ」と実感する方もいます。
健康診断の結果が良かった
会社で受けた健康診断。
周りの同僚はあまり良いとはいえない数値が出ているのに、自分は健康状態だった。
こんな時に「特に自分では何もしていないのになぜかな?」と理由を考えることがあるでしょう。
健康を支えるのは妻の役目です。
特に自分では努力をしていないけれど健康であることに気づいた時、妻の支えがあってこそだと感じるでしょう。
いつも味方になって助けてくれる
困ったことがあったり、壁にぶち当たってしまった時、誰でも不安になりますよね。
例えば、旦那さんが仕事でうまくいかなかった時にいつでも妻が味方になってくれて、問題を解決する方法を一緒に探ってくれる。
このようなことを実感することが多ければ、妻があってこその自分だと感じてもらえるでしょう。
お金をしっかり管理している
旦那さんの給料が高いとは言えないような状態だったとしましょう。
ですが、そんな給料の中でもしっかり貯金をして、仕事がうまくいかなかったときにそこからやりくりをしてくれるような姿を見ると、内助の功を感じます。
内助の功が夫を成功させる
男性の中には、妻が力があったからこそ成功したという方もたくさんいます。
つまり、夫に出世して欲しいと考えているのなら、妻がしっかり内助の功ができるかどうかが深く関わっているということ。
夫が大変な時にしっかり支え、普段は健康管理をして万全の状態で仕事ができるようにして送り出しましょう。
内助の功は常に夫の心と体を気づかうという意味でもあるので、これにより夫婦円満を目指していくこともできます。
内助の功のつもりが逆効果になることも…
良かれと考えてしたことが必ずしも良い方向に働くとは限りません。
自分の中では内助の功のつもりだったのが、旦那さんにとって良くない結果を生んでしまうことがあるからです。
例えば、次の3つが挙げられます。
子どものことをすべて1人で請け負う
「夫が仕事に専念できるように」と考え、子どものことはすべて自分1人で対応しようと考えてしまう女性がいるようです。
ですが、子育ては2人でしていくものですよね。
それなのに妻が自分に相談をせずに勝手に子どもの習い事などを決めてしまい、夫婦の中ですれ違いが起きてしまうことがあります。
子ども関連のことはしっかりと旦那さんにも相談しながら考えていきましょう。
無理な節約
将来、いつ何が起こるかわからないので、少しでも多く貯金をしようと考えている方も多いはず。
ですが、ひどい節約による貯金が旦那さんのストレスになってしまう可能性もあります。
普段、お仕事をがんばっているにも関わらず家では我慢ばかりで、お酒や好きなものを制限させられる日々になってしまうと内助の功とは言えないので注意しておきましょう。
節約は、旦那さんにばれないようなところで行うのが効果的だといえます。
安い材料でおいしい料理を作るなど、旦那さんを我慢させない方法を模索してみましょう。
理想を押し付ける
旦那さんの健康を支えるためにできるだけ体に良いもの取り入れたいですよね。
ですが、旦那さんが共感できないような形で無理やり実践するのはおすすめできません。
例えば、白米が食べたい旦那さんに対して「玄米の方が食物繊維が豊富で体に良いから」と無理に食べさせていたり。
「健康のためにはお肉より野菜!」と毎日お皿いっぱいのサラダを食べることを強制していたり。
旦那さんの理解が得られない状態で行う食事の管理はストレスを与える結果になってしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
内助の功の意味を知り、自分も実践したいと考えている方のためにおさえておきたい情報をご紹介しました。
記事の中でポイントになるのは次の3つです。
- 夫を支えたいという気持ちからくる行動が内助の功
- 内助の功があるからこそ成功できる男性は多い
- 見返りを求めるのではなく、サポートに徹する
「内助の功に繋がるような行動をするにはどうしたらいいのか」と悩んでいる女性は、この記事を参考にしながら旦那さんをサポートするきっかけを見つけてみてくださいね。