結婚後も共働きしてみたいと考えている女性の中には、何かと不安を抱えている方も多いでしょう。

「やっぱり結婚したら専業主婦になった方が良いの?」
「共働きのメリット・デメリットが知りたい」

そういった方のために結婚後の女性の働き方のポイントなどについてご紹介します。

この記事を読むことによって自分には専業主婦と共働きのどちらが向いているのか、共働きをする場合にはどのようなことに注意していけば良いのかなどが分かるので、参考にしてみてくださいね。

結婚後、女性の働き方はどう変化するもの?

女性は結婚したら家庭に入るものといったイメージが強い時代もありましたが、現在は共働きも珍しくありません。

女性の社会進出も進み、働きやすい世の中になったことも大きな原因だといえるでしょう。

妊娠をきっかけに職場を離れる女性が多いのですが、その後子どもが育って安定してきてからは再度仕事始める女性も多いです。

妊娠・出産に関しても、考え方は人それぞれだといえるでしょう。

妊活に専念するために早い段階で職場を辞め専業主婦になる方もいれば、妊娠してからも出産ギリギリまで仕事をしている方もいます。

一方で、結婚をきっかけに専業主婦になる方も多いです。

女性が結婚後に専業主婦になる理由は?

代表的な理由としては、次の5つが挙げられます。

  • 働きたくない
  • ゆっくり過ごしたい
  • 家事に専念したい
  • 妊活に力を入れたい
  • 夫の希望

男性の中には、「結婚後も働くなんてありえない!絶対に専業主婦になって欲しい」という希望を持つ方もいるため、そういった夫の希望を聞いて専業主婦になる方も珍しくありません。

女性が結婚後に共働きをする理由は?

よくある理由としては次の5つです。

  • 夫の収入だけではやっていけない
  • 仕事上の立場がある
  • 会社が忙しく辞められない
  • 家でのんびり過ごすより働きたい
  • 妊娠するまでは働こうと考えている

お金の問題があって専業主婦になりたくてもなれない女性は非常に多いです。

一般的には妻が専業主婦になるためには夫の年収が600万円~は必要とされており、なかなか高い壁だといえるでしょう。

夫婦共働き世帯のメリット

共働きをすることにより、2人で家計を支えていくことができますよね。

メリットとして5つご紹介します。

収入が安定する

大企業でも突然倒産してしまうことがあるため、人生何があるかわかりません。

順調だと感じていた夫の仕事が急に業績が悪くなってしまい、ある日突然リストラされてしまう可能性もゼロではないですよね。

そんな時、夫婦共働きであれば奥さんが働いて家計を支えていくことが可能です。

経済的に余裕が生まれる

夫の収入に加えて妻の給料も入ってくれば、その分経済的な余裕に繋がりやすいです。

世帯年収が増えることにより、マイホームの購入なども検討しやすくなるでしょう。

また、子どもができた時も産休を取ればその間は産休手当が支給されます。

仕事をしていなければもらえないお金でもあるので、このあたりも大きなメリットだといえるでしょう。

社会との接点が持てる

専業主婦になった女性の中には、家の中で一人で過ごす時間が長くなり、社会から取り残されたような感覚に陥ってしまう方がいます。

共働きとして外で働いていれば社会と接点も多いため、そういったストレスも感じにくいでしょう。

育児にお金をかけられる

共働きで生活が安定していれば、その分余裕のある生活ができるようになりますが、これは育児への投資にもつながります。

専業主婦でも旦那さんがかなり稼いでいて余裕があるのなら良いのですが、ギリギリの生活をしているようだと子どもにお金をかけたくてもかけられませんよね。

協力して生活できる

共働きのためには旦那さんの協力が必要です。

専業主婦の場合は育児や家事などすべて奥さんが担当になってしまうところもありますが、共働きだと旦那さんへの協力も求めやすいでしょう。

夫婦共働き世帯のデメリット

共働きはメリットばかりではありません。

結婚後に共働きになる予定の方はデメリットについても5つおさえておきましょう。

負担が大きい

旦那さんも家事や育児をしっかりサポートしてくれる方なら協力してやっていくことができます。

ですが、旦那さんの仕事が遅くまでかかったり、帰宅時間が遅くなることが多いようだとどうしても女性側がメインとなって家事や育児を担当しなければなりません。

そうこうしているうちに「私も働いているのに…」といった不満に繋がってしまうことがあります。

仕事から帰ってきてから洗濯をしたり、食器を洗ったり料理を作ったり…。

かなりの負担になるのではないでしょうか。

共働きだからこそかかるお金もある

「お金に余裕を持ちたいから」という理由で共働きを選択する夫婦もいますが、共働きをしたからといって必ずしもお金に余裕が生まれるわけではありません。

例えば、小さな子どもを保育園に預けながら働きたいと考えた場合は、保育料がかかりますよね。

正社員としてバリバリ働けるのなら良いのですが、ちょっとしたアルバイト程度だと保育料の方が高くついてしまう恐れもあります。

それに、お互いに仕事が忙しくてきちんと料理を作る時間がないと簡単なお惣菜などで済ませてしまうこともあるはず。

自炊が減って食品が急激に高くなる方も少なくありません。

子どもと過ごす時間が少ない

子どもがいる世帯の場合、子どもを預けなければ働きに出ることができません。

特に小さな子どもを預ける場合、親としても離れがたいですし、子どもにも寂しい思いをさせてしまいますよね。

これも大きなデメリットです。

子どもの学校行事などにも参加しにくいです。

職場に迷惑をかけることがある

子どもが生まれて間もない場合など、頻繁に体調を崩したりすることもあるでしょう。

すると、急な休みを取らなければならないこともあります。

一般的にこういったシーンで休みを取るのは旦那さんではなく、奥さんの方ですよね。

周囲に迷惑をかける可能性もあります。

貯金がたまりにくい

専業主婦の場合、収入減は1つです。

そのため、一般的には奥さんが家計を管理し、その中から貯金などを捻出しているでしょう。

ですが、共働きで収入が2つになると2人で家系を管理したりそれぞれに財布を持つことが増えてしまいます。

これにより、家にある貯金やその月の余裕がわかりにくくなり、どんぶり勘定になってしまうことも多いです。

結婚前に良く話し合いを

共働きを検討しているのなら、お互いに共働きのメリットとデメリットを知り、しっかり協力し合っていく体制をとらなければなりません。

結婚前の話し合いでは旦那さんが家事も育児も協力してくれるという話だったのに結婚後は全く手伝ってくれないという方も少なくないようです。

こういったことを避けるためにも、きちんと理解を求めておきたいですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

結婚後に夫婦共働きを検討している方のために共働きのメリットやデメリットなどについてご紹介しました。

記事の内容をおさらいすると、重要なのは次の3点です。

  • 共働きはメリットだけでなく、デメリットもある
  • 共働きのためには旦那さんの協力が必要
  • 結婚前に良く話し合いをし、理解を深めておくことが大切

「結婚後の共働きで失敗しないための方法が知りたい」という方は、この記事を参考にしながら注意点をおさえておいてくださいね。