前回は、うまく演技が出来ないなつをかばうように天陽が倉田に意見しますが、今回は倉田が天陽の意見を取り入れ自分の考えを話し始めます。

雪次郎からもアドバイスを受けたなつは、何となく演じることを理解し始め・・・。

本記事では「なつぞら」第22話のあらすじや感想、視聴者からの評価などを詳しくご紹介しています。

また、ドラマを最初から見たいという方のために動画で視聴する方法もご案内していますので参考にしてみて下さい。

『なつぞら』第22話のあらすじ・ネタバレ・感想まとめ

今回は、天陽の意見から倉田が演技とはどういうものかなつたちに話し始めます。

雪次郎からもアドバイスをしてもらい、何となく分かってきたなつは少しずつ力をつけ始め・・・。

ここからは、第22話のあらすじをネタバレ込みでご紹介していますので、まだ見ていない方はご注意下さい。

倉田の考える演技とは

倉田先生に何度も怒鳴られるなつを、見ていた天陽は指導内容が曖昧で分からないとハッキリと意見します。

そして、倉田が好きな“魂”と言うフレーズをあげ「魂なんて作れません」と伝えました。

門倉はわかったような口を聞くなと天陽に怒鳴りましたが、倉田は「いや、彼は分かっている」と真剣な面持ちで話し始めます。

倉田は結局“魂”を作ることはできないから、役の魂は演じるものの魂を利用するしかないと言い始めました。

奥原なつは奥原なつの持つ魂で演じ、表現していくほかないと伝えます。

そして、話し終えた倉田はみんなで考えて練習してみろと伝えて教室を出ていきました。

天陽は余計なことを言ったと謝罪しますが、雪次郎もなつも感謝してくれます。

なつは自分をかばってくれたのだろうと考えていましたが、天陽からはなつの下手な演技にイライラして爆発してしまったと言われてショックを受けました。

泰樹への憤り

剛男は、なつから山田家の牛乳の買い取り価格のことを聞いて、様子を見に来ていました。

そして、農協があいだに入れば正しい脂肪分検査ができて、ちゃんとした値段で買い取ってもらえるようになるだろうと話します。

それを聞いた正治は、泰樹が反対しているから話しが進まないことを聞いていると憤りを語りました。

妻のタミは「誰のおかげで生き延びてこられたと思っているの!?」と正治が泰樹を逆恨みしていることを咎めますが、剛男は父のことは自分にまかせてほしいと話します。

そして、それまでは牛にマメ科の良質な餌を与えて乳量を増やしてしのぐようにアドバイスするのでした。

なつは倉田の話しを少し理解できたことで、牛舎で牛を相手に演技の練習をしてみることにします。

牛に向かって「そもそも私達のその考え方が間違っていたのです!」とセリフの練習をするなつを見た泰樹は不安げに声をかけました。

「何が間違っていた!?何を悩んでいる?牛に相談してたべ」となつを心配してくれます。

恥ずかしくなったなつは苦笑いを浮かべながら牛舎から逃げて行きました。

雪次郎の役者魂

柴田家にやってきた雪次郎は、なつに役者について熱く語り始めます。

それを聞いていた夕見子や明美も、口をはさみ4人で演劇について話し始めました。

雪次郎は役になりきるには想像力しかないと思うと話し、今までの人生経験や記憶とを重ねて役の生き方を想像して作っていくのだと語ります。

柴田家から帰ろうとしていた雪次郎に富士子は野菜を持たせて見送りました。

なつはそんな富士子にもっと農業高校生らしいこともしたいと話し、芝居を見に来た人に酪農を広めるために牛乳を配るような試みがあってもいいと思うと話します。

どうしてそんなことをするのかと聞いた富士子になつは、「お母さんやみんなにこんなに良くしてもらっているのだから、もっと恩返しをしたい・・・」と語るのでした。

翌日、富士子は雪月の妙子を訪ねると、なつが言っていた酪農を広める試みに、手を貸してほしいと頼みます。

富士子はなつが、他人行儀に“お母さんに良くしてもらっている”と言った言葉に、少し傷ついていたことを打ち明け、それでも血の繋がりのない親子であることを受け入れて、あの子の支えになりたいと話すのでした。

その頃、なつは自分なりにペチカという役の生き方を想像し、涙ながらに役を演じます。

その場にいた雪次郎や天陽も明らかな変化を感じとり、なつの演技に引き込まれていくのでした。

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『なつぞら』第22話を観た感想

今回は、ようやくなつが感情を入れて芝居をすることができるようになります。

みんなが少し感動したように感じましたが、倉田が見たらなんと言うのでしょうか。

そして、天陽の倉田への発言はなつをかばったのではなく、なつの芝居に苛立ったからだと衝撃の事実が分かります。

倉田の指導が曖昧のため、なつが理解できず、下手な演技にイラついていたようです。

なつが好きなのだろうと安易に思っていた視聴者は、きっと驚いたことでしょう。

お芝居は、みんなのために自分を犠牲にするペチカの考えを美談のように語っていますが、果たしてこれが良い集団意識の象徴なのかもちょっと疑問に感じます。

酪農家が団結しないことで、助けてもらえないと正治がぼやいている姿も印象的でしたが、泰樹もそんな時期を乗り越えて今があるわけで、自分たちだけがひどい目に合っているという被害者意識が気になりました。

そもそも、山田一家は泰樹に助けられて生きているはずなので、本当に恩知らずですね。

なつぞら第22話のネットでの反応や評価・評判

女優なつが見られた第22話でしたが、実際に視聴した人たちはどんな感想をもったのでしょうか。

上達していくなつの演技

下手な演技を演じ分ける広瀬すずさんの演技力に注目が集まっていました。

何段階に分けて成長を演じていったのはすごいですよね。

なつを支える養母・富士子の思い

なつと本当の親子になりたいと考えていても、なれないことを受け入れて見守ろうとする富士子の見返りを求めない愛が素敵でしたね。

視聴者それぞれの注目ポイント

個人的には、門倉が因縁をつけて役を奪い取ったシーンが印象に残りました。

こんなに無駄に貫禄のある村長なら、川下の村人を倒して鮭を奪うほうが自然ですよね。

なつぞらの放送時間帯

「なつぞら」はBSと地上波で毎日2回放送されています。

視聴時間が合わない方には、週末にダイジェスト版の放送もありますので確認してみて下さい。

地上波放送【NHK総合】
  • 8：00～8：15
  • 12：45～13：00(再)
BS放送【BSプレミアム】
  • 月～土 7：30～7：45
  • 月～土 23：30～23：45(再)
  • 土曜 9：30～11：00(1週間分)
ダイジェスト放送「なつぞら一週間」（20分）
  • 日曜 11：00～11：20
5分で『なつぞら』
  • 日曜 5：45～5：50／17：55～18：00

ドラマをいつでも好きな時に見られるようにしたい方は、本記事でご案内したネットでの視聴がおすすめです。

まとめ

「なつぞら」第22話はいかがでしたでしょうか?

今回は天陽が倉田の演技指導に意見したことで、なつが何となく演技のことを理解できるようになります。

演技は想像力と雪次郎から教えてもらったなつは、今までの経験から想像してペチカを演じるようになりました。

すると、目に見えて上達するなつに周囲の人間も驚きます。

富士子はなつの気持ちをくんで、雪月に行ってある提案をしていました。

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