「春は出会いの季節」なんてよくいいますが、実は春って「別れの季節」でもあるんですよね。
入学、進学、入社に転勤と環境の変化で出会いがある一方、これまでいた場所や一緒にいた人に別れを告げなければならないこともあります。
それは、クラスメイトや職場の人たちだけでなく、残念ながらカップルに訪れてしまうんです…。
その大きな理由が、カップルのどちらかが地元などを離れることによる「遠距離恋愛」になってしまうこと!
中でも進学や就職で地方から「上京する」となると、その上京をきっかけに別れを選んでしまうカップルも少なくないんです。
遠距離恋愛の終わり…中でも「上京」が別れのきっかけになるのはなぜ?
続けるのが難しい遠距離恋愛、その中でもどちらかが上京することになると、さらに破局を迎えやすいようです。
進学のため、就職のため、転勤のため、夢を追いかけるため…。
いろいろな理由で東京や首都圏に生活拠点を移すことで、どうして遠距離恋愛が難しくなってしまうのでしょうか。
上京した側、地元に残った側、それぞれの視点から見てみましょう!
上京した側から見る遠距離恋愛の難しさ3選
1. 地方との生活ペースが違いすぎる
東京と地方を比べると、交通網や人の多さがまったく異なります。
特に穏やかな地方で育った人が初めて東京で暮らすことになると、暮らしや学校・仕事に慣れるまでは、自分の生活で精一杯になってしまうでしょう。
慣れた地元で暮らしているほうと、都会で慌ただしく暮らしているほうでは、時間の流れや使い方も違って当然。
「ちょっと電話するくらい…」
「なんでメールもできないの?」
といわれたって、余裕がないときに連絡を取りあって、イライラをぶつけてしまっては台無しですよね。
地元のペースにあわせようとしても、こちらのペースにあわせてもらおうとしても、どちらにも無理が出てきてしまいそう…。
2. 都会に出たことで地元を田舎に感じてしまう
特に中規模以下の都市から上京してくると、大きな都会での暮らしに慣れてからは、自分の地元ですら「田舎だな…」と感じることが多くなります。
すると、今まで暮らしていた街そのものだけでなく、地元で暮らしている人たち、地元の友人、そして地元で待っている恋人まで、どこか野暮ったい存在に感じてしまうことがあるのです。
今まではかわいく、かっこよく感じていた恋人も、都会で洗練された人たちを見るのに慣れてしまい、「あれ、こんな感じだったかな?」と、恋人を思う気持ちに疑問を抱いてしまうかも!?
3. 新しい友達や知り合いができて地元のつきあいに魅力を感じなくなる
新しい出会いからうっかり浮気してしまう人がいるように、人やものとの新しい出会いというものは、とにかく刺激的です。
これまでずっと慣れ親しんできた地元、友人、恋人は、一緒にいるとホッとする反面、刺激がなく退屈に思えてしまうことも…!
地元でのつきあいを大事にしたいと思いつつも、上京してから知り合った人たちのと楽しく刺激的な時間を優先してしまい、遠距離恋愛だった恋人ともいつしか疎遠になっていき…。会う時間や回数が少なくなれば、お互いに気持ちも離れてしまいます。
地元・地方に残った側から見る遠距離恋愛の難しさ3選
1. 将来的にも地元に残りたい、離れたくない
恋人が上京して頑張るのは応援したいし、恋愛も続けたい、だけど自分はどうしても地元を離れたくない…。
友人関係や家族、学校、職場などさまざまな理由で、地元を離れたくない、ずっと地元で暮らしたいと考える人はたくさんいます。
相手について行きたいという思いと、自分のために地元に残りたいという思い、相反するふたつの思いがプレッシャーとなり、恋人への気持ちがわからなくなってしまったり、遠距離恋愛そのものを続ける自信がなくなったりしてしまいそうです。
2. 自分も上京してうまくやっていける自信がない
ずっと地元でのんびり暮らしてきた、という人にとっては、東京など大都会で暮らすことそのものだけでも大変なことです。
仕事や進学など、先に上京した恋人には上京して東京で暮らすための目的があります。
しかし恋人について行くためだけに上京するとなると、引っ越した先でうまくやっていけるのか、絶対的な自信があるという人はそれほど多くないのではないでしょうか。
長く暮らしてきた地元とは違い、上京先では家族はもちろん、お互いをよく知る友達も同級生もいません。
仕事などで恋人と一緒にいられないひとりの時間をうまく過ごすことができるのか、仕事は探せるのか、新しい友達を作れるのか、暮らしに慣れることができるのか…。そんな不安がつきまといそうです。
3. 置いてけぼりにされている感じがする
上京して、新しいことや自分の夢に向かって頑張っている恋人の姿を見たり、いろいろな報告を受けたりすると、誇らしい気分になるかもしれませんね。
しかしその一方、自分は地元に残って今までと同じような生活を続けている、新しいものや人に出会えていない…と、キラキラしている恋人の姿がまぶしく感じ、なんとなく自分が置いていかれているような感覚を味わうかもしれません。
どちらかというと、都会よりも地方のほうがのんびりと時間が流れているように感じます。
都会で忙しい時間を過ごしている恋人と、地元で過ごしている自分とでは、時間の流れや暮らしぶりが違って見えてしまうんですね。
そこに恋人との格差を感じてしまうと、自分とは釣り合わないのでは?と思ってしまうのかも…!
そもそもどうして遠距離恋愛は続かないの?
遠距離恋愛を続けることができず、別れを選んでしまうカップルもいれば、遠距離恋愛を乗り越えて、ゴールインしているカップルもいます。
全体の数でいうと、ゴールインしているカップルよりも、遠距離恋愛がきっかけで別れてしまうカップルのほうが多いようなのですが、そもそもどうして遠距離恋愛は続かないのでしょうか。
遠距離恋愛が始まってから別れるまでの期間や、遠距離恋愛で別れを選んだ理由を探ってみましょう。
遠距離恋愛で別れるまでの期間
まず、遠距離恋愛になってからカップルが別れてしまうまでの期間です。
ある調べでは、遠距離恋愛になってから別れるまでの期間は半年以上1年未満がもっとも多く、続いて3ヶ月未満が多くなっていました。
つまり、遠距離恋愛をして別れてしまったカップルのほとんどが1年未満で別れを決めているということなんです。
意外と短いと思いましたか?私は「結構長続きするんだな…」と思ってしまいました…!
やっぱり離ればなれになってしまうと、気にしなくてもいいことが気になったり、ついつい彼氏を疑ってしまったりして、どうしても疲れてしまうんじゃないかと思ってしまうんですよね。
幸いにもまだ、遠距離恋愛の経験がないので、実際にそうなったときどう思うかはわからないのですが…。
それでは続いて、遠距離恋愛が長続きしない理由について見てみましょう!
寂しさ?疑い?遠距離恋愛が長続きしない10の理由
遠距離恋愛を続けて結婚までたどり着くカップルがいる中、半数以上のカップルは遠距離恋愛を続けることができず、残念ながら破局を迎えています。
遠距離恋愛が長続きしないカップルには、それぞれ別れに繋がってしまう理由があるはず。
遠距離恋愛をして別れてしまったカップルの「別れの理由」は、カップルの数だけあります。
中でも特に多くあげられる理由を10個ピックアップしてみました!
1. 会えなくて寂しい、会いたいときに会えない
恋愛中は、楽しい気分のときはもちろん、仕事でつらいときや悲しいことがあったときにも、恋人と会いたくなることがありますよね。
しかし遠距離恋愛をしていると、会いたいときにすぐ会うことができません。
恋人と会えない期間が長くなると寂しさがいつしか爆発したり、恋人のことを考えると楽しかったはずが、いつの間にか不安ばかり頭をよぎるようになったり…。
会いたいときに会えない寂しさ・不安・不満が、ケンカや心変わりなど、別れに繋がってしまうケースが多いようですね。
これは近距離での恋愛でもよくあることなので、近距離恋愛ですら会えないと不安でしょうがない!という人は、最初から遠距離恋愛には向いていないと考えたほうがいいのかもしれません。
…実は私も会えないと寂しくなってしまうタイプなので、遠距離には向いていないと思ってます…!
2. 浮気をした、された
浮気は遠距離に限らず、別れの決定的な理由になってしまいますよね!
遠距離恋愛中はとにかく恋人にすぐ会うことができず、仕事などで忙しければ頻繁に連絡も取り合えないということもあります。
そんな時間が多くなってくると、だんだん恋人への気持ちが離れていってしまい、遠くの恋人より近くの他人…というように、すぐに会える人に気持ちが移ってしまうというわけです。
自分の気持ちが移ってしまって浮気をした人だけでなく、遠距離恋愛中にほかの人に言い寄られて、寂しさを埋めるために…というパターンもあるようです。
3. 遠距離恋愛を続けることへのプレッシャー
遠距離恋愛を始めるときには、連休など長い休みには一緒に過ごして、毎日のように連絡を取って…と、次に恋人と会うこと、連絡を取り合えることに張り切ることができます。だけど、それが数ヶ月、数年と続くかと思うと…。
最初のうちは
「会えるから嬉しい」
「話ができるから嬉しい」
という気持ちだったのが、それぞれの生活が確立されてくると
「会わなきゃいけない」
「連絡しないといけない」
というプレッシャーに変わってくることがあるようです。
楽しく過ごせるはずの時間が、苦痛になってしまったら、そこから解放されたくなるのは当然のことなのかもしれません。
恋人と会うことや連絡を取ることが「義務感」のように感じたら、それはもう別れのサインなのかも…!?
4. 近くにいるときより束縛が激しくなった
遠距離恋愛をしていると、恋人に頻繁に会うことができません。
だからこそ
「今なにしてるのかな」
「最近どうしてるかな」
「浮気してないかな」
と、恋人の状況が気になってしまうもの。
すると、ちょっと連絡がなかっただけでソワソワ、忙しいっていってるけど本当は浮気してるんじゃないか…なんて考えてしまいます。
そうなってくると、今度は毎日必ず連絡して!異性と遊ばないで!出かけるとき、帰ってからすぐに連絡して!と、側にいるとき以上に束縛が激しくなってしまうことも…。
離れて暮らしていると、近くにいるとき以上に生活ペースの違いが出てきやすいですから、こんな束縛は疲れてしまいそうです。
5. ほかに好きな人ができた
浮気とまでは行かなくても、恋人と離れて暮らしているうちに、いつの間にかステキな人が現れて…ということもあり得ます。
浮気をしてしまう人と同じように、遠くにいる恋人よりも近くの気になる人のほうが、直接話したり触れあったりできる分、親近感がわきやすくなります。
それに、新しく知り合った人とのおつきあいはなにかと刺激的。
いつの間にか離れている恋人のことより、近くにいる気になる人のことばかり考えてしまっていたり、気になる人と一緒にいる時間が長くなってしまったら…。
浮気になって恋人を裏切ることになるその前に、離れた恋人に別れを告げるべきなのかもしれません!
6. 気持ちが離れた、わからなくなった
新しく好きな人ができたわけではないけれど、学校や仕事など、恋人がいない新生活を始めて頑張っていくうちに、恋人への気持ちが離れてしまったり、自分は今でも恋人のことを好きでいるのかな…?と、相手への気持ちがわからなくなってしまうことがあるようです。
また自分の気持ちが離れるだけでなく「相手が自分のことを好きでいてくれるのか」という疑問がわいてくることも。
離れて暮らしていることで、相手から「愛されている」という実感は少なくなってしまいます。
恋人の気持ちがわからなくなってくると、今度は浮気を疑ってしまい…。
また相手が忙しいと連絡がおろそかになったり、会っているときもそっけない態度をとられたり、そういう態度が増えてくると余計に不安になってしまいそうですね。
7. ささいな理由でのケンカが増えた
離れて暮らしていることで、浮気を疑ったり気持ちが離れたり、恋人が近くで暮らしているときとは気持ちの変化が訪れます。
直接会って話すことができないため、相手のいっていることが本当なのか、なかなか事実を確かめることができません。
そんな日が続いていくと、いつの間にか口調がきつくなってしまったり、相手を問い詰めるような態度をとってしまったり、ちょっとしたことでケンカになってしまいがちです。
ケンカが増えてしまうと、好きだったはずの相手と連絡を取りあうのも、直接会うのもイヤになってしまいますよね。
8. 将来への不安
進学のための遠距離恋愛であれば、学校を卒業するまで…とガマンできるかもしれません。
しかし就職や転勤が理由の遠距離恋愛だと、離れた相手がずっと地元に帰ってこない、また転勤で別の場所に異動になるかもしれないと、将来のビジョンが見えにくくなります。
遠距離になってから○年経ったら、仕事が軌道に乗ったら結婚しよう、という約束があったとしても、それもその通りになるとは限りませんし、そのとき自分の学業や仕事がどうなっているかもわかりませんよね。
離れて暮らしている不安と、将来への不安が重なって、遠距離恋愛を続けること自体がつらくなってしまい、別れを選んでしまうのかもしれません。
9. 会うのにお金がかかる
離れた場所で暮らしている恋人と会うには、それなりに交通費がかかってしまいます。
お互いに納得して交通費を折半していたり、交互に交通費を出しているならまだしも、どちらか一方だけが会いに行く状況が続いてしまうと、出費が増えて経済的な負担になるだけでなく、「なんで自分だけ…」という精神的な負担にも。
特に社会人として生活していると、思わぬ出費が必要になることがあります。
お金に余裕がなくなってくると、精神的な余裕も少なくなってくるため、楽しいはずのふたりの時間でも、イライラしたりボーッとしたり、「次に会うときのお金どうしよう…」なんて考えたりしていたら、デートだって楽しめませんよね。
経済的な負担は、精神的な負担にも繋がっているんです!
10. 自然消滅してしまった
自分の生活が充実しているふたりに多い別れの理由です。
お互いに仕事などで忙しく、頻繁に連絡が取り合えない、会いに行くのも難しいという状況が続くことで、いつしか連絡すら取りあわなくなってしまい…というパターンですね。
仕事が忙しくても楽しい、自分の夢を一生懸命追いかけているなど、離れて暮らしている恋人は今どうしてるかな?と考える暇がない、恋人と会えなくて寂しいと思わないほど楽しい生活が続いている…。
新生活が充実していると、恋人なんていなくてもいっか!と思ってしまうのかもしれません。
生活が充実している場合のほか、ほかに好きな人ができてしまったり、浮気をしてしまった罪悪感から連絡を取りづらくなってしまったりと、自分に都合が悪い事実を打ち明けられずに自然消滅を狙うパターンもあるようですが…。
ケンカや浮気など、近距離恋愛でも起こる可能性がある別れの原因でしたが、そのきっかけを作るのは遠距離ならではのものがあるんですね。
別れを受け入れて前に進もう!新たな出会いを探すなら
せっかく出会えた恋人との別れを選んでしまうのはつらいかもしれませんが、上京した側も、地元に残った側も、上京した理由・地元に残る理由がそれぞれあるはず。
目標や夢のためにも別れを前向きに受け入れて、新しい出会いに期待してみませんか!?
マッチングアプリ恋活でいい出会いがあるかも…♡
地元や上京先で新しい出会いを求めるなら、趣味や好みだけでなく、住んでいる地域、よく遊ぶ地域などからも恋人・友達候補を検索できる「恋活アプリ」が便利!スマホで好きな時間にお相手を検索することができますし、普段なかなか接点を持てない職業の人と出会えることもあり、職場と自宅の往復でなかなか出会いがないという人にもオススメなんです♪
実際に私も恋活系アプリを使っていて、なかなかこの人!という好みの人には出会えていないものの(高望みしすぎ…?)、先にアプリを使っていた私の友達は、見事彼氏をゲット!
今では、うらやましいくらいお似合いのカップルです。
なかなか理想の彼氏に出会えない私でも、今まで合コンでも会ったことがないような職業の男性とも繋がりができました。
たまに一緒にボルダリングに行く趣味友達ができる…なんて経験もあって、意外な出会いにも期待できますよ!
まとめ
遠距離カップルや上京カップルが別れてしまう理由や、別れを選んでしまうきっかけをご紹介してきました。
この記事を読んでいる人の中には、遠距離恋愛をしていてすでに別れてしまった、または別れ話をしている最中なんていう人もいらっしゃるのでしょうか…。
上京を含む遠距離恋愛カップルが長続きしないのには、主にこんな理由がありました。
- 会えない寂しさ
- 浮気
- 将来、見えないゴールへの不安
- お金がかかる
- 気持ちが離れて自然消滅
「彼氏・彼女が上京した後からギクシャクした関係になっている」
「上京後は以前の彼氏・彼女ではなくなった…別れたほうがいいのかな?」
という方は、『遠距離恋愛を成功させるのは難しい事』ということを自覚してから彼氏・彼女との今後の方向性を考えてみてくださいね。