何らかの理由があって別居婚について考えている方にとって、大きな問題になってくるのが子育てに関することです。
「子供にとってやっぱり別居婚は良くないのかな?」
「別居婚でも子育てを成功させる秘訣が知りたい」
そう考えている方のために別居婚での子育てのポイントについてご紹介します。
この記事を読むことによってどうすればできるだけ子供に寂しい想いをさせずに別居婚でも子育てがうまくいくのかが分かるので参考にしてみてください。
別居婚子育ての3つのメリット
別居婚で子育てをするメリットとして、代表的なものを3つ解説します。
自分たちの時間を自由に使える
別居婚の大きなメリットともいえるのが、自分の時間をしっかり確保できるということです。
子供がいたとしても、そこに旦那さんもいる場合に比べると断然自分の時間を作りやすいでしょう。
子供を優先して考えられる
旦那さんと一緒に過ごしている場合、子供だけでなく、旦那さんを優先しなければならないかシーンもでてきます。
特に旦那さんがヤキモチ焼きだと、子供を優先すると機嫌が悪くなってしまうようなケースもありますよね。
別居婚であればそういった心配もないので、子供と真剣に向き合うことができるでしょう。
子供と仲良くなれる
離れて暮らしている旦那さんよりも、自分の方に懐く可能性が高いです。
子供に悩んでいることや不安なことがあった時に相談しやすい存在にもなれるでしょう。
別居婚子育ての5つのデメリット
メリットについて先述しましたが、デメリットもあります。
次の5つはしっかりおさえておかなければなりません。
寂しい想いをさせなければならない
小さな子供の場合、なぜ父親と離れて暮らさなければならないのかがわからず、不安な気持ちを抱えたり、寂しさを感じます。
別居婚といえばメジャーのものではないので、友達にはお父さんもお母さんもいて一緒に暮らしているにも関わらず、「どうしてうちは一緒に暮らせないの?」といった疑問を持つこともあるでしょう。
寂しい気持ちを隠す子供も多い
もう一人の親と離れて暮らすのが寂しいと感じていたとしても、気づかってそれを親に伝えない子供も多くいます。
親も気づかないうちに子供が大きな寂しさを抱えていることもあるのです。
暴力をふるう父親などであれば離れられたことに安心するはずですが、そうでないケースなら親の別居は一般的に子供にとって悲しい出来事だと理解しておきましょう。
離れている親になつかなくなる
例えば奥さん側が子供と一緒に過ごしているとしましょう。
旦那さんと離れている時間が長いと、「お父さん」というよりも「たまに会う男の人」といった存在になってしまうことがあります。
旦那さんとしても離れて暮らしていると子供との接し方がわからなくなり、うまく会話できなかったり、父親としての接し方が判断できなくなることがあるのです。
母子・父子家庭と勘違いされることがある
近年は別居婚を選択する夫婦も増えてきましたが、それでも夫婦で暮らしている家庭に比べると断然少ないです。
母親と子供だけ姿が見えて旦那さんが見えないようだと、ご近所の方はおそらく母子家庭だととらえてしまうでしょう。
実際にご近所で「あそこは母子家庭らしい」という噂が広まってしまい、悩んでいる方もいます。
大変な時に1人で対応しなければならないことがある
例えば、夜中に子供が熱を出してしまったようなトラブルでは、夫婦2人で過ごしていれば協力し、準備ができます。
他に小さい子供がいれば片方は家でその子をみていて、もう片方が熱を出した子供を病院に連れていくなどの対応もできるでしょう。
他にも、学校行事で学校に行かなければならない日にどうしても仕事が安めなかったりすると、夫婦で調整して対応できますよね。
ですが、離れて暮らしているとこれが難しくなってしまうことも多いのです。
子供がいても別居婚を成功させるには?
子供がいる状態での別居婚はデメリットの方が多くなりがちです。
ですが、別居婚での子育てを成功させるために5つのポイントがあるのでご紹介しましょう。
寂しい想いをさせない対策を取る
別居婚が子供に与える影響のうち、特に大きいのが寂しさを感じさせてしまうということです。
まずはこの対策から取っていかなければなりません。
- 子供の話をよく聞く時間を作る
- 休日は一緒に出かけて遊ぶ
- 子供が喜ぶ料理を作る
以上の3つなら、それほど難しくないのではないでしょうか。
両親と過ごせる時間を作る
別居婚をしていたとしても、定期的に家族でそろって過ごせる時間を作りましょう。
旦那さんが転勤でかなり遠くで働いているようなケースでは難しいですが、その場合はテレビ電話を利用するのがおすすめ。
今はスマホのアプリを活用して非常に手軽にテレビ電話ができるようになっているので、役立ててみてくださいね。
子供の本当の気持ちと向き合う
子供がどのような気持ちでいるのかきちんと話を聞きましょう。
まだ別居婚を開始しておらず、悩んでいる夫婦もいますよね。
そのようなケースは、親の意見だけで決めてしまうのではなく、子供も踏まえて話し合いをすることが大切です。
小さな子供だと説明してもわからないと考えてしまいがちですが、気持ちを無視して別居婚を始めないようにしましょう。
大切なことは二人で決める
何か大きなものを買ったり、習い事を始めたりするような時には、必ず離れて暮らしている相手に相談が必要です。
もしも相手と意見に食い違いが出るようなケースでも「一緒に暮らしているのは私だから」と押し切ってしまうのではなく、納得するまで話し合いをすることが重要です。
親が楽しく過ごしている姿を見せる
別居婚をした後にイライラすることが増えたり、寂しさから不安定な状態になってしまう方もいます。
ですが、このような姿を子供に見せてしまうと、子供自身が別居婚をしている環境にマイナスなイメージを持ってしまうのです。
これを避けるためには、親が寂しがっていることを子供に感じさせないことが大切。
ただ、「別居婚の方が快適!」という姿を見せ過ぎると離れて暮らしている親が必要ないといった感慨に繋がることもあるので、たまに会う時にはいつもより楽しんでいる姿を見せたいですね。
本当に別居婚が必要?
何となく合わない気がするとか、自分の時間が欲しいという理由で別居婚を決める方もいます。
ですが、本当に子供にとっての家族の時間を奪ってまで別居をしなければならないのでしょうか?
転勤などの関係でどうしても一緒にいられないケースなら仕方がありませんが、「何となく別居したほうがうまくいきそう」といった理由で別居婚を検討しているのなら、もう一度考えなおしましょう。
子供の心に与える影響は非常に大きいです。
まとめ
いかがでしたか?
別居婚での子育てに関してメリットやデメリット、成功させるポイントなどについてご紹介しました。
内容の中で特におさえておきたいのが次の3つです。
- 子供は大きな寂しさを感じることが多い
- 別居するにしても定期的に家族で触れ合える時間を作る
- 離れている親に懐かなくなることがある
「別居婚での子育てを成功させるにはどうしたらいいのか知りたい」という方は、この記事を参考にして子供との触れ合い方について考えてみてくださいね。