年の差が大きいカップルは何に注意して付き合っていけば長く続く?

よくテレビなどで芸能人の年の差カップルが取り上げられたりしますが、実は年の差カップルは別れやすいと言われているのです。実際に年の差カップルの方や、年の離れた人に片思いをしている方にとっては見逃せない問題です。

なぜ別れやすいのか原因を知っておけば対策を取ることにもつながるでしょう。年の差カップルとして仲良くやっていくためにも注意しておきたいポイントなどについてご紹介します。

年の差カップルが別れやすいのはなぜ?

同年代のカップルに比べると別れる率が高いとされているのが年の差カップルです。その原因として次のようなことが挙げられます。

話がかみ合わない

ジェネレーションギャップと呼ばれるものですね。例えば、10歳以上の年の差カップルだった場合、お互いにとって子供の頃の環境は大きく違うはずです。

1つ話をする時にも「子供の頃にさ…」といえば同年代であればすぐにピンとくるような話題でも一から説明しなければならないかもしれません。よく聞いていた音楽についてもかなり違いが出てくるでしょう。

いちいち説明しなければならないことを面倒に感じるようになり、関係が破綻するカップルもいるようです。

特に今時の若い子は同年代でなければ意味が通じないような略語を使ったりしますよね。会話の中でそういった単語が多く出てくると何を言っているのかさえ理解できなくなる可能性もあるでしょう。

年齢を意識し過ぎる

お互いに年齢を意識し過ぎるがためにうまくいかないケースも非常に多いです。例えば、年上側からすると「同年代の子じゃなくて本当に自分でいいのか…」と思うこともあるかもしれません。特に自分を下にみている方の場合、「こんな年上の自分と付き合ってくれているのだから…」と必要以上に遠慮してしまうこともあるでしょう。

反対に年下側からすると、「あまり子供っぽい発言や行動はしないように心がけないと…」と本当の自分をさらけ出せないこともあります。そうこうしている間にお互いが疲れてしまい、別れるカップルもいるようです。

将来に不安がある

年の差が大きくなればなるほど将来の不安は大きくなるようです。例えば、女性側が25歳で男性側が12歳年上の37歳。関係がうまくいって結婚をし、女性が30歳で子供を産んだ場合、子供が成人を迎える時には女性が50歳、男性側は62歳になっています。

最近はかなり高齢まで働く男性も増えていますが、将来に関することと年の差についてはよく考えておきたいですね。それに、男性側が年上だった場合、お互いの寿命についても考えておかなければなりません。

日本人は男女ともに平均寿命が長い傾向にありますが、女性は平均寿命が87歳なのに対し、男性は80歳となっています。恋愛で熱くなっているとこういったことはあまり考えない方も多いですが、将来的に一緒になることを検討しているのであれば、10年後、20年後だけでなく、その先についても考えておきましょう。

女性側についても同様です。男性はまだまだ若いのに女性側が年上で妊娠や出産について不安が残る場合にはいくらお互いが納得していたとしても男性側の家族から結婚を許してもらえないケースがあり、こういったことも別れる原因の1つとなっています。

周囲の目・反応が気になる

年の差が大きくなると周りから見ると親子のように見えることもあるでしょう。友だちに年上・または年下の恋人を紹介したときに、「えっ…」と周りが戸惑うケースもあるかもしれません。

特に本格的に結婚を考えている場合は、自分の両親や相手の両親に受け入れてもらえるのか…と悩んでしまう方も多いようです。年上側からすれば、「若い相手が見つかって良かった」と祝福してもらえる可能性も高いですが、年下側からすると「もっと若い人を探して欲しい…」と思われてしまうことも。

いくら中身に惚れているから年齢は関係ない!といったとしても、周りからは第一に「年の差カップル」として認識されてしまうことも多いようです。

相手を頼り過ぎる

年下側が甘え過ぎると、年上側にとって負担になることも…。「年上なんだからデートの費用はいつも負担して欲しい」と言われれば年上側にとって不満が募ることになるでしょう。

反対に、年上側が「自分の方が年上なんだから頑張らなくては…」と責任を感じすぎてうまくいかなくなるケースもあります。

このような状態になると年上側が年下側に対して甘えたい、仕事の愚痴を言いたいといった気持ちがあってもうまく切り出せず、本音が言えない関係になることも多いのです。

年の差カップルで長続きさせるためには?

年の差カップルがわかりやすい原因についていくつかご紹介しました。これを読んで不安になった方もいるかもしれませんが、長続きさせるためのポイントについてもご紹介するので参考にしてみてくださいね。

対等な立場を意識する

いくら年上でも毎回デートの費用を支払うのは大変なことです。年下が年上側に甘えすぎるのではなく、同年代の恋人と接するのと同じように考えましょう。

年上側も年上だからといって張り切り過ぎる必要はありません。もしそれで年下側が不満を感じるようであれば長続きしない関係だと判断し、すっぱりと諦めた方が無難でしょう。

年の差カップルがうまくいかない大きな原因はお互いに気を使いすぎて本心を隠してすれ違うことにあります。年の差カップルということもありどうしても年齢差を気にしてしまいがちではありますが、必要以上に意識しないことも重要です。

年下扱い・年上扱いをしない

対等な立場を意識すると似ていますが、年の差をあまりいじりすぎないことも大切です。年上の男性のおじさん臭い行動をした時に「おじさん」と言ったり、年上女性に対して「おばさん」というのはおすすめできません。

年の差カップルの場合は年上側が少なからず自分の年齢のことを気にしているはずなのでそこをいじると相手を不快にしてしまう可能性があります。

反対に、年下側を子供扱いしないようにしましょう。上から目線でものを言ったり、説教をするといったことが続くと不満につながるでしょう。

会話がかみ合わない場合は

5歳程度の年の差だったとしても会話がかみ合わなくなることはあります。それが10歳差、15歳差となれば更にかみ合わなくなることも多いでしょう。

この問題についてはお互いに相手が理解しやすいように話をすることが大切です。年上側は難しい話をしないように心がけ、わかりやすい言葉を選びましょう。

年下側も流行り言葉を使うのではなく、年上と同じくわかりやすい言葉選びが大切になってきます。それから、特に重要なのがお互いに会話の中でわからないことがあった時に素直に尋ねるということ。

無理にわかるふりをして話を続けると質問をされた時にうまく答えられず、「話を聞いていなかった」と思われてしまうかもしれません。年齢差があれば流行も違うわけなので、わからないことがあったとしても恥ずかしいことではありませんよね。

会話がかみ合わないこともあるかもしれませんが、それを恐れず、お互いに「自分が知らない話を聞けて嬉しい」といった気持ちを持ちましょう。

すべてのカップルがうまくいかないわけではない

確かに歳の差カップルは長く続かないケースも多いのですが、無事に結婚して仲良く暮らしている歳の差カップルがたくさんいるのも事実です

歳の差カップルが破綻する原因をチェックし、その対策を取りましょう。