別々の都道府県で育った男女がカップルになると、意外なところで「なんかちょっと…」と違和感を持ってしまうことがありますよね。

そんな、いわゆる県民性の違いでもっともギャップが大きいと言われるのが、東京男子と大阪女子の組み合わせです。

東京男子と付き合っているが、イマイチ話が盛り上がらない・・
本当に楽しいのかな?
付き合い方がわからない・・

など、お悩みの大阪女子は少なくないのではないでしょうか。

そこで、お互いがどんな不満を持っているのか、東京男子と上手く付き合っていくポイントなどをご紹介します。

東京男子の心理や恋愛観を知ることで、不安が解消されるでしょう。

大阪女子が東京男子に持つ悩みや不満4つ

まずは、大阪出身の女性が東京出身の彼氏に対して持っている、悩みや不安についてです。

関西の中でも、古くから都市として発展して独自の文化を築いてきた大阪だけに、東京男子の言動に戸惑うことも多いよう。

たとえば、大阪女子は東京男子のこんなことに不満を感じています。

1. 手料理の味付けに不満を持たれる

大阪と東京だけでなく、関西と関東で大きく異なるもののうち、カップルでケンカになりやすいのが「食文化の違い」かもしれません。

彼のために一生懸命手料理を作ったのに「味が薄い」とか、ひどいときいは「味がない」なんていわれて、ショックを受けたという大阪女子も少なくないでしょう。

濃口しょうゆとかつおだしの味付けが好まれやすい関東に対し、薄口しょうゆに昆布だしという文化が多い関西。

ベースの味が異なるので、味付けの好みにも差が出てしまいます。

2. 笑いで励ましても「ほっといて」と逆効果

みんながみんなそうではないものの、大阪出身の人は「ボケとツッコミ」や「自虐ボケ」、そして「ボケひろい」で会話を楽しむ傾向にあります。

彼氏が落ち込んでいるときに励ますのは、また元気になって笑った顔が見たいから。

そう思って励ましに笑いの要素を入れると、東京男子の彼はかえって不機嫌になってしまうことも…。

悪気はないのに、東京男子は「バカにされてる」と感じてしまうようです。

3. トークセンスがない

相手を笑わせるのが好きなことが多い大阪男子に囲まれて育った大阪女子は、男性との会話は「笑わせてみろ」というスタンスになりがちです。

だから、東京男子のトークにありがちな

  • オチがない
  • 自虐の笑いがない
  • ボケをひろわない

といったことが、面白くないと感じる人が多いよう。

話に面白さやオチを求めてしまう、大阪女子ならではの悩みといえるかもしれませんね。

4. 見栄っ張り

庶民的なお店や食べ物にも慣れ親しんでいる大阪女子からすると、東京男子はちょっと見栄っ張りに思えることが多いものです。

買い物や散髪も都会でするし、値段交渉も値切りもしないでお金を支払うという姿が、地元や庶民的なものを愛する大阪女子としては、気取った見栄っ張りに見えてしまいます。

でも、東京出身者としては、それが普通のことなんですよね。

東京男子が大阪女子に感じる4つの不満

続いては、東京出身の男性が大阪出身の彼女に抱いている不満を見てみましょう。

東京男子は意外とデリケート?大阪女子の庶民的で人情派なところも、時と場合によっては東京男子の繊細なハートを傷つけてしまっているのかもしれません。

こんなところを直してほしい、気をつけてほしいと思っていることが多いようです。

1. ダラダラ話したいだけなのにオチを求められる

ただ自分の身の回りで怒ったこと、感じたこと、面白いと思ったことを彼女と一緒に話したいだけなのに、大阪女子から返ってくるのは「で、オチは?」の一言。

大阪女子にとっては口グセのようなものだとしても、話の最後に毎回

  • 「オチない」
  • 「それだけ?」
  • 「面白くない」

と言われ続けると、東京男子は彼女とのおしゃべりが苦痛になってしまうかもしれませんね。

2. 定価で買えばいいのになんでも交渉する

特に個人で経営しているお店では、店主やスタッフと仲良くなることで、オマケをしてもらえるというお得なことがあります。

でも店主やスタッフと友達でもないし、常連でもないのに

  • 「もうちょっとまけて」
  • 「なんかオマケして」

と交渉し始めると、東京男子の目には大阪女子ではなく「大阪のおばちゃん」に見えてしまうかも。

金銭的には得したと思っても、彼の印象は悪くなる一方です。

3. 「それ聞く!?」な私情にズケズケ入り込む

大阪女子は人情的な女性が多いもの。

だけどそれは、裏を返すと他人との距離が近すぎたり、個人的なことにもズケズケと入り込んでくるということにも繋がります。

そっとしておいてほしいことでも家族の問題でも、なんでもかんでも関わろうとしてしまうと、パーソナルスペースも大切にしたい東京男子としては、あまりの距離の近さにうんざりしてしまうかも。

4. 言葉がキツい

関西出身の人は、東京などほかの地域で暮らしていても、関西弁と呼ばれる方言そのままで話す人が多いですよね。

大阪では当たり前の言葉づかいだったとしても、東京男子にはそれがキツく感じてしまいます。

また文句や不満など、思ったことを正直に口に出す人も多いため、東京男子は「今それ言わなくてもいいのに…」と思ってしまうよう。

  • 言葉づかい
  • 思ったことは口にする
  • 早口
  • 声が大きい

という特徴もあわせて、慣れないうちは「言葉がキツい」と感じてしまいます。

東京男子の県民性・恋愛観 はこれだ!

デリケートで見栄っ張りで気難しい感じがする東京男子でも、彼が持つ県民性や恋愛観を知れば、つきあい方もわかってきます。

一般的にいわれる「東京男子の県民性」のうち、彼氏や気になる東京男子に当てはまりそうなものはいくつありますか?

東京の男性は冷静で「気遣い上手」

東京男子の多くは、必要以上に熱くならずクールで淡泊なタイプです。

そんな態度が大阪女子には「冷たい」と感じられるかもしれませんが、ものごとを冷静に見られる東京男子だからこそ、できる気遣いもあるもの。

彼と一緒だとなぜかいつも心地よい、そんなふうに感じるなら、それはあなたが気づかないうちに東京男子がいろいろな気遣いをしてくれている可能性があります。

東京の男性は「プライド」が高く賢い

日本の首都である東京で生まれ育ったということもあり、自覚はなくてもプライドが高い傾向にあります。

また人口が多いだけでなく、さまざまな機能が首都圏に集中しているため、子どもの頃からたくさんの情報に触れて育った男性も多く、いろいろなことを知っていて「賢い情報通」という印象も。

プライドをくすぐるほめ言葉を出せれば、東京男子の彼に喜んでもらえそうですね。

恋愛には積極的で「地位」を重視

人が多くて出会いも多い東京男子は、恋愛に対しても積極的。

知り合いや友達も多く、友情から恋愛関係に発展することも少なくありません。

ただプライドの高さに比例してか、恋愛においても立場や地位のようなものにこだわりがち。

彼女をリードする恋愛が好きな東京男子が多いので、彼を立ててあげるようにすると恋愛も長続きしやすいでしょう。

「個人」を大切にし一定の距離感を取る

友達関係になっても、恋愛関係になっても、東京男子は個人主義的なところがあります。

たとえ気を許している恋人同士であっても、ひとりの時間を大切にするんですね。

彼がひとりになりたいときは尊重してあげたり、デリケートな話題は必要以上にふれないようにしたりと、東京男子を個人として認めてあげましょう。

そのためにも、普段からある程度の距離感を取ってあげることをオススメします。

見栄っ張りな性格で財布の紐も緩い

流行や情報の発信地でもある東京で生まれ育った東京男子は、たくさんの情報に触れているため、最新のものを手に入れようと散在しやすいようです。

まだ使えるものを持っているのに、同じようなものを持っているのに、新しいものをどんどん買っている様子は、財布の紐をしっかり締めている大阪女子としては見栄っ張りにみえてしまうでしょう。

だけど、使う分以上にしっかり稼ぐという東京男子も少なくないんですよ。

都会で気を張る分、心の隙をつく「浮気度」は高め

人やものがたくさん行き交う都会では、なにかと気疲れします。

そんなときにフッとやさしくされると、彼女や妻がいてもついつい惹かれてしまって…という可能性が。

それに都会は気疲れしやすいだけでなく、人との出会いもたくさんあります。そんなつもりはなくても、出会いが多ければ多いほど、浮気の可能性は高くなってしまうので、おつきあいしてからも心配は尽きないかもしれません。

東京男子は大阪女子のこんなところが好き

東京男子の県民性と恋愛観、そして大阪女子に感じている悩みや不満をご紹介しましたが、東京男子が大阪女子に感じてる「こんなところが好き!」というところももちろんあるんです。

東京男子を夢中にさせたいなら、こんなところにポイントを置いてみるとよさそうですね。

ノリがよく常に「笑い」を忘れない明るい性格

大阪女子の多くは、日常でも常に笑いの心を忘れません。

つらいことがあっても、明るく前向きに、ノリのよさで乗り越えていこうとするところは、クールで淡泊な東京男子にはなかなかないもの。

自分にないものを持っているからこそ、東京男子は大阪女子に惹かれるのかもしれませんね。

ただ、ごくプライベートな部分や触れてほしくない部分も持ち合わせているのが東京男子なので、一定の距離感や彼個人を尊重してあわせてあげるのも大事です。

ストレートな表現で素直なところがかわいい

言いたいことはハッキリ言うし、よくも悪くもストレートで素直なのが大阪女子の特徴のひとつでもありますよね。

自分のことをうまく話せなかったり、素直になれない女性と比べると、大阪女子のストレートで素直なところが、東京男子としては新鮮に感じられるのかも。

相手のことをあまりズバズバ指摘すると引かれてしまうかもしれないので、まずは自分のことを素直に話すようにするところから始めてみましょう。

節約上手で結婚したらいいお嫁さんになりそう

新しいもの好きで散在しやすい東京男子からすると、財布の紐が固く、庶民的で堅実なところもある大阪女子は頼もしい存在。

うまく節約しながら家計をやりくりしてくれるんじゃないかな…と、結婚後のことまで想像して楽しんでいるかもしれません。

あくまで「結婚したら」ということなので、結婚前から東京男子の散在や金銭感覚にあれこれ口出ししすぎないようにしたいですね。

「サバサバ」に見えて実は人情深いところ

なんでもハッキリとストレートにものを言い、やや男勝りにも感じられるのが大阪女子。

女性としてはサバサバした印象を与えやすいものの、大阪女子らしい人情味あふれる性格を持ち合わせています。

そんな「サバサバ」と「人情深さ」とのギャップも、東京男子が大阪女子に惹かれる理由のひとつ。

特に自分が弱っているときは、大阪女子のやさしさが嬉しく感じられることでしょう。

気取らないお店も一緒に楽しめる

デートは高いお店じゃないといや!

プライドの高い女性だと、そんな願望を持つこともあるものですが、大阪女子は庶民的なお店も好きで、デートだからといって高いお店しか行かない、ということはありません。

ファストフード店や大衆的な居酒屋、小さいけれど安くておいしいお店など、普段のデートでは気を張らずに楽しめるところも、大阪女子の魅力に見えているはずですよ。

大阪弁がとにかくかわいい

これといった方言を持たない東京男子としては、やはり大阪女子の大阪弁にキュンとするシーンが多いんです。

テレビなどで見聞きすることが増えたとはいっても、やはり身近な人の口から出る大阪弁の印象は、また違って聞こえるのでしょうね。

たとえば、東京男子はこんな大阪弁にキュンとします。

  • 「ほんまに?」
  • 「(○○したら)あかんで」
  • 「あかん」
  • 「ほなね」
  • 「めっちゃ好きやで」

特に方言で「好き」と言われるのは、東京だけで過ごしてきた東京男子にはなかなかめぐりあえないシチュエーションです。

仕事などの都合で普段は標準語にしているという大阪女子でも、ふたりの時間にはポロッと大阪弁を出してみると、東京男子はメロメロになってしまうかも…?

【東京男子×大阪女子】実際のところ相性はいいの?

相性最悪とまで言われることもある、東京男子と大阪女子。

これはお互いの県民性や文化の違い、言葉づかいの違いといった一般論を比較したときのものがほとんどです。

実際におつきあいが長続きして、結婚したという東京男子と大阪女子もいます。

東京男子と大阪女子の相性は、それぞれが求める理想の異性を比較するとわかりやすいかもしれません。

東京の男女が求めるのは…
  • 適度な距離感を持てる女性
  • センスがいい男性
大阪の男女が求めるのは…
  • 気さくで会話が楽しめる女性
  • 面白い男性

男女とも異性に求めたいポイントが大きく違うので、東京男子と大阪女子の相性は悪いと言われてしまうのでしょう。

でもそこは一般論の話。

お互いの個性を認めあえるカップルなら、きっとうまくやっていけるはずです。

大阪女子と東京男子が上手くつきあっていくための3箇条

実際に大阪女子が東京男子と上手くやっていくには、お互いの相性だけでなく、気をつけたいこともあります。

東京男子とのおつきあいで気をつけたいポイントを、大きく3つご紹介します。

ノリを重視する大阪女子ですから、東京男子とのおつきあいを長続きさせるための「ノリ」も、ぜひ身につけてみてくださいね。

① 笑いに走りすぎない

合コンなど、複数の人と接するときにも気をつけたいポイントです。

誰かがボケたらツッコミたい!と思うかもしれませんが、東京では、笑わせて盛り上げるのはほとんどが男性の役目。

女性が自ら笑いに走ろうとすると、男性陣がいっせいに引いてしまう…なんていうことも。

② 話にオチを求めない

東京ではオチのある面白い話をするのは、芸人さんのお仕事です。

話にオチがなかったとしても、彼はあなたにただ話を聞いてほしいだけなので、オチを探さずに「そうなんや」と聞いてあげることが大切です。

③ ボケとツッコミを求めない

こっちがボケたのにツッコんでくれない、ツッコんだらきょとんとされた…。

多くの大阪女子が、東京男子とのつきあいで悩むポイントです。

大阪ではボケとツッコミで会話のキャッチボールが進みますが、東京では相手の話はきちんと聞くのがマナー。

お互いの話をきちんと聞いてから自分のことを話す、というテンポを覚えるとよいでしょう。

環境も大事だけど…やっぱり一番は「人間性」

県民性による相性は、そこそこ当てはまるというところも多いですよね。

しかし、ひとりの人間同士としてつきっていくとき、大切なのはそれぞれの出身地や県民性ではなく、その人が持っている「個性」や「人間性」です。

あなたが好きになるのは、その人の出身地だけではありませんよね。

「大阪の人だから」「東京もんは」と最初からその人を決めつけたりせず、どんな人なのか、その人自身の中身をじっくり見てあげましょう。

まとめ

大阪女子と東京男子が、上手くつきあっていくためのポイントをご紹介しました。

大阪女子が東京男子と「うまくつきあいたい!」と思ったら、こんなことに気をつけてみましょう。

  • ボケ・ツッコミはほどほどに
  • 「気取ってる」は東京男子の「普通」と思おう
  • 東京男子の「男を立てる」ことを忘れずに

大切なのは、あくまでも彼自身の個性を認めてあげること。

自分を押しつけすぎず、東京男子のよさも発見してみてくださいね。