病気や障害を持っていたりすると、どうしても前向きに婚活できなくなってしまうことがあります。
「私は持病があるからきっと結婚できない」
「障害があると婚活はできないの…?」
そういった悩みや不安を抱えている方もいるでしょう。
しかし、仮にどのようなハンディがあったとしても結婚は不可能ではありません。
そこで、病気などのハンディを持っている方のために、婚活内に抑えておきたいことや、成功させるためのポイントなどについてご紹介します。
この記事を読むことによってどのように婚活を進めていけば良いのかが分かるので、参考にしてみてくださいね。
病気や障害を持っている人の婚活が困難な5つの理由
どうしても健常者に比べると婚活が難しくなってしまいます。
その理由として挙げられるのが、次の5つによるものです。
1. 生活の不自由さの問題
例えば、車椅子生活をしている方などは少し出かけるだけでも不便に感じることがありますよね。
バリアフリーの施設もかなり増えてきましたが、そうでないところの方が多いです。
結婚してパートナーになるということは、お互いに支え合っていくということ。
ですが、健常者の方がその覚悟ができず、結婚を諦める結果になってしまうこともあります。
特に、精神障害を持っている方の結婚はかなり厳しいと言われており、パートナーとしても慎重になりがちです。
2. 病気や障害への理解不足
周りの方に自分の病気や障害を理解してもらえていないと感じることも多いのではないでしょうか。
例えば、うつ病と診断されている方の中には、どちらかというと調子の良い日が多いものの、何らかのきっかけでよく落ち込んでしまうタイプの人もいます。
しかし、「うつ病」と聞いただけで365日下を向いて暗い気持ちで生活している人をイメージしてしまう方もいるのです。
他にも、「障害があるから家事も育児もできない」という認識を持っている方もいます。
正しい知識を持っている人との出会いを探すのはなかなか難しいといえるでしょう。
3. 親が結婚に反対することがある
パートナーとしてお互いに支え合って生きていくことを決めたとしても、親が反対してしまうケースは珍しくありません。
健常者の親としては「自分の子どもが苦労してしまいそう」ということで反対することが多く、反対に病気や障害を抱えている方の親も「迷惑をかけられない、長続きしない」といった認識から反対してしまうことがあります。
結婚するにあたり、周囲にも祝福してもらいたいもの。
無理に反対を押し切って結婚するのではなく、理解してもらうための努力が必要ってきます。
4. 収入の問題
障害のせいで身体体が思うように動かなかったり、精神障害のせいで朝起きることができず、仕事を休みがちという方もいるでしょう。
このような働き方は、健常者に比べてどうしても収入が少なくなってしまいます。
もちろん、障害や病気を抱えていても健常者の何倍も稼いでいるような人もいますが、そうでない人の方が多いのが現状です。
特に女性の場合は結婚相手にある程度安定した収入を求めることが多いので、男性の方は厳しく感じらてしまうといえるでしょう。
5. 出会いの機会が減ってしまう
病気や障害を持っていることを伝えるまでは普通に接してくれていた人が、伝えた瞬間に冷たくなることもあります。
結婚相手に対してどのような条件を持っているかは人それぞれではありますが、病気や障害といったものはどうしても加点要素にはならず、マイナスな印象を与えてしまいがちです。
だからこそ出会いのきっかけがあったとしても、そこからなかなか親密な関係になれずに悩んでいる方も多くいます。
病気・障害を抱えている方が取り組みたい効果的な婚活方法5つ
病気や障害を抱えているからといって絶対に結婚できないと諦めないようにしましょう。
しかし、婚活成功率が健常者の方と異なるのも事実。
そこで、効果的に婚活をしていくためのポイントについて5つご紹介します。
1. 自分から積極的に行動をとる
10代や20代などまだ若い人の場合、結婚したいと考えていてもまだまだ焦る年齢ではないと安心しているでしょう。
しかし、病気や障害を抱えている場合は婚活がスムーズに進まない可能性が高いです。
実際に婚活を始めてから10年以上かかってやっとすてきな相手とめぐり会えたという方もいます。
病気や障害を抱えている方は、できるだけ早めに婚活に挑戦するのがおすすめ。
「特に何もしなくてもそのうち理想的な相手が目の前に現れるはず」とは考えないようにしましょう。自分から動くことが大切です。
2. ハンディがあることは隠さない
病気や障害があると、なかなか良いイメージを持たれません。そのため、自分が抱えているハンディを隠し、婚活をしている方も少なくないようです。
しかし、これはおすすめできません。
定期的に病院に行かなければならない状態だとそこからもバレてしまいますし、病気や障害によっては保険に加入することができず、そこからバレることもあります。
それだけでなく、病気や障害を隠して結婚してしまった場合、離婚事由のうち「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当してしまう可能性があるのです。
これを理由に離婚を切り出される可能性もゼロではありません。
3. 出会いのきっかけを増やす
婚活方法といっても、次の5つのようなものがあります。
- 結婚相談所
- 友人の紹介
- 街コン・合コン
- 日常生活での出会い
- SNS
病気や障害を抱えている方は基本的に出会いを見つけるためのハードルが高いので、選択できるものはすべて取り組んでみましょう。
病気や障害に対してかなり否定的な意見を持っている方もいれば、身近に同じハンディを抱えている人がいるなどの理由から非常に理解してくれている方もいます。
自分のことを理解してくれる男性を見つけるためにも、出会いのきっかけを増やすことが重要だといえるでしょう。
4. ネガティブにならずに行動する
病気や障害を抱えていると、「どうせ自分なんか」とネガティブになってしまいがちです。婚活がうまくいかなかった時にも「駄目だったか…」というより、「ほら、やっぱりね」と考えてしまう方もいるでしょう。
ですが、婚活は前向きに行っていかなければなかなか成功しません。
ネガティブモードになってしまった時は一度婚活をおやすみし、気持ちを落ち着けてから再度取り組んでみるのがおすすめです。
5. 条件を高くしすぎない
結婚相手に求める条件は最低限のものを設定しましょう。
あれこれ条件を定めてしまうと該当する相手がいなくなってしまう可能性が高いからです。
自分の抱えている病気や障害のせいで収入が少ない方の場合、どうしてもお相手は高収入の方を選んでしまいがちですが、高収入の方は求めている相手の条件が高い可能性もあるので注意しておきましょう。
条件の面で妥協することも大切です。
病気持ちでも結構相談所への入会は可能なの?
残念ながら結婚相談所の入会条件に「健康であること」と定められていることが多いため、入会は難しいです。
これは、結婚相談所が病気や障害がある人を紹介しにくいということや、本人が断られて傷つくことを恐れているためです。
ただ、中には病気や障害を抱えていても入会可能な結婚相談所もあるので、そういったところを利用してみてはどうでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。病気や障害を抱えていて結婚できないことに悩んでいる方のために、注意しておきたいことと婚活のコツなどについてご紹介しました。
改めてポイントをまとめると、注目したいのは次の3点です。
- 病気や障害を抱えていても結婚できる可能性は0%ではない
- 健常者に比べると婚活は難易度が高いので、積極的に行動することが大切
- 相手に求める条件を高くし過ぎるのはNG
「持病があるけれど結婚したい」という方は、この記事を参考にしてステキなお相手探しをしてみてくださいね。