彼の職業が自営業だった場合、結婚について何かと不安に感じることも多いのではないでしょうか。

「自営業ってどんな仕事?年収はどれくらいなの?」
「自営業との結婚は大変って言うけれど、なぜ?」

こういった疑問を持っている女性のために、自営業として働いている男性と結婚する前におさえておきたい注意点や、メリット・デメリットなどについてご紹介します。

この記事を読むことによって自営業の男性と結婚するとどんな幸せがあるのか、苦労するのはどのようなポイントなのかなどが分かるので、参考にしてみてくださいね。

自営業とは「個人事業主」のこと!

自営業についてあまり知らない方だと、「自分で会社を興して経営しているなんてすごい!」と感じる方も多いでしょう。

まず自営業とは、一般的に個人事業主のことをいいます。

仕事内容は非常に幅広く、フリーランスと呼ばれる形で働いている方も多いです。

個人事業主といっても、一人ですべてのことをやるわけではありません。

中には、従業員やアルバイトを雇っている方もいます。

自営業と会社の勤務の違いを解説

一般的な企業に勤める方とは違う点があります。

例えば、自営業者であれば勤めている会社が行ってくれるような社会保険料の支払いも自分で行わなければなりません。

また1年の所得を申告する「確定申告」も自ら行う必要があります。

自分で仕事をしているためクビになることはありませんが、業績が悪化して仕事を続けられなくなったとしても、失業手当は受け取れません。

こういった多くの違いがあるのです。

自営業の男性と結婚したら期待できる3つのメリット

自営業の男性と結婚した場合に感じるメリットは何なのでしょうか。

3つご紹介します。

1. 大成功すれば高収入

自営業として働いていて、数千万円の年収を獲得している方もいます。

例えば、一般的な会社に勤めていた場合、業務で何か大成功を収めたとしてもその取り分のほとんどは会社に入ってしまいますよね。

ですが自営業者であれば、すべて自分の取り分になります。

大当たりすれば、セレブ生活も夢ではありません。

2. 時間がある程度自由になる

そこそこ仕事が成功して落ち着いているのなら、自由に休みを取ることも不可能ではありません。

例えば、ゴールデンウィーク中でどこに行くにしても混雑している時期は働き、人が落ち着いた頃に連休を取って家族で出かけるといったことも可能でしょう。

3. 定年退職がない

企業に勤めていると、どうしても定年退職の問題があります。

定年までに十分な貯蓄ができていなかったりすると老後に困ってしまうことがありますが、自由業なら定年はありません。

自営業の男性と結婚したら覚悟すべき5つのデメリット

自営業者と結婚すると何かとデメリットが多いと言われるのはご存知の方もいるはず。

リスクとしておさえておきたいことはたくさんあります。

5つみていきましょう。

1. 収入が安定しない

事業によっても異なってきますが、収入が安定せずに悩んでいる自営業者の方も多いです。

例えば、今月はいつもの倍の収入があったものの、翌年数はほぼゼロといった生活をしている方もいます。

これは、会社で勤めている方ならほとんどない心配だといえるでしょう。

家計のやりくりが奥さんの担当になると、毎日頭を抱えることになりそうです。

2. 休みなく働くことも

メリットの項目である程度休みが自由になるとご紹介しましたが、仕事が忙しく、ほとんど休みが取れないような状態の人もいます。

休みなく働いているのに収入が伸び悩んでしまうケースもあり、この点に悩んでしまう方も多いです。

奥さんが担当する子育てや家事の負担も増えるでしょう。

何か用事があって仕事ができない日も、もちろん有給休暇にはなりません。

3. 信用が弱い

大成功している場合を除き、自由業というのはあまり評価が高いとはいえません。

実際に、結婚相手として自営業の男性を両親に紹介したところ、猛反対されてしまったというケースも。

イメージの問題だけではなく、クレジットカードを申し込んだら審査に通らなかった、高額のローンが組めなかったということも多いです。

4. 万が一の事態に対応できない

自営業として働いていて、ある程度の業績を残しているとしても油断はできません。

なぜなら、人生何があるかわからないからです。

例えば、何か月も働けないような大きな病気を患ってしまったり大怪我をした場合、その間は収入が得られないことになってしまいます。

更に休んでいる間に仕事が減ってしまったりすると、その立て直しも厳しくなるでしょう。

5. お手伝いするシーンも多い

自営業として働いている方の中には、確定申告の申告書作成をすべて奥さんに丸投げしている方もいます。

その他にも伝票の整理や各種提出物の作成など、奥さんの仕事になってしまうことも。

また業績があまり良くなくてアルバイトを雇えない場合、様々な業務を手伝わされてしまう可能性もあります。

収入はかなり差がある

一口に「自営業」といっても、どれくらい稼げているかは個人差が大きいです。

1,000万円以上稼ぐ人がいる一方で、月に数万円程度の稼ぎにしかならず、年収は赤字という方もいるのです。

高収入を実現している方と結婚できれば専業主婦になることも不可能ではありませんが、そうでない場合は共働きで家計を支える必要があります。

結婚前に彼の収入についてあれこれ質問するのはなかなか難しい事ではありますが、万が一赤字経営をしている人と結婚すると苦労するのは自分です。

大切なことでもあるので、事前によく確認しておきましょう。

自営業者の妻として心がけたい3つ姿勢

ここまで自営業の彼と結婚して感じるデメリットについて、紹介してきました。

それでも覚悟を決めて自営業者の妻になろうと考えている場合は、心がけておきたいことが3つあります。

1. しっかりサポートをする

自営業の仕事は会社勤めをしていれば他の人がやってくれたようなこともすべて自分でやらなければならず、苦労が多いです。

妻として支えられる場面があれば、積極的に力を貸してあげましょう。

例えば、細かい文字を書くのが苦手な旦那さんだったら書類作成を手伝ってあげたり、書き方についてアドバイスしてあげるのも良いですよね。

2. 経済的な余裕を作る

自営業者と結婚して最も苦労するのが、仕事がなくなったり赤字になってしまった時です。

厄介なことに浮き沈みが激しい職業も多いので、ある程度収入が安定していても油断せず、しっかり貯金をして万が一に備えておきましょう。

3. あれこれ文句を言い過ぎない

お金の問題が発生する可能性については結婚前にしっかり覚悟しておきましょう。

結婚後に旦那さんの収入が落ち着かなかったとしてもその文句を言い過ぎてしまうと旦那さんも面白くありません。

それよりもうまく持ち上げ、支えられるようにしたいですね。

まとめ

いかがでしたか?

自営業者の男性と結婚を検討している方におさえておいて欲しいメリットやデメリットなどについてご紹介しました。

記事の内容について特にポイントになるのが、次の3つです。

  • 大成功している人もいるが、ごく一部
  • 収入面で問題や不安を感じることが多い職業
  • しっかり旦那さんを支えることが大切

「自営業者の彼との結婚について悩んでいる」という方は、この記事を参考にして彼との将来についてよく考えた上で結論を出してみてくださいね。