大好きな彼氏や旦那さんに対し、嫉妬をすること自体はおかしいことではありません。
ですが、あまりにもそれが過激だったりすると自分はどこかおかしいのではないか…と不安になってしまいますよね。
過度な嫉妬をする方は、「オセロ症候群」と呼ばれるものに該当する可能性があります。
「オセロ症候群って何?」
「過激な嫉妬をやめたいけれど、どうしたら良いのかわからない」
そういった方のためにオセロ症候群とは何なのか、状態を改善させるにはどうすれば良いのかなとについてご紹介します。
この記事を読むことによって自分がオセロ症候群なのかどうか判断できるほか、対策についても検討できるようになるので、参考にしてみてくださいね。
そもそもオセロ症候群とは?
オセロといえば真っ先に思い浮かぶのは2人用のボードゲームですよね。
ですが、パートナーに対して異常な嫉妬をしてしまうオセロ症候群の語源は、イギリスの劇作家として知られているシェークスピアの戯曲「オセロ」から来ています。
この作品では証拠もなく妻の不貞を疑った軍人の悲劇が描かれていて、この劇と同じように配偶者や恋人に対して異常なまでの嫉妬・妄想を抱く精神疾患のことを「オセロ症候群」と呼ぶのです。
病的嫉妬などと言われることもあります。
普通の嫉妬・妄想とはどう違う?
普通の嫉妬との大きな違いともいえるのが、「異常なまでの」嫉妬です。
嫉妬深いという言葉では片付けられないほど、深い嫉妬をします。
一度疑ったり不安になってしまうとそこから抜け出すことができず、自分の中でどんどんマイナスの妄想をしてしまい、心がとらわれてしまうのです。
更に状態が悪化し、ストレスと不安から自傷行為をしたり、最悪な結果自殺に繋がってしまうことも。
もし、自分の嫉妬が異常なくらい強いと感じているのなら、オセロ症候群の可能性を疑ってみましょう。
必ずしも理由があって嫉妬するわけではない
一般的に嫉妬する際には「彼が女友達と楽しそうに笑いあっているのを見かけた」など、何か理由がありますよね。
ですが、オセロ症候群の場合はそうではありません。
「もしかしたら」という全く根拠のないところからスタートすることが多いのです。
パートナーは浮気なんて考えられないほど彼女・奥さんに夢中だったとしても不安を感じ、疑ってしまいます。
オセロ症候群になると誠実なパートナーを疑ったりすることに自分を責めて苦しんでしまうことも少なくありません。
あなたは大丈夫?オセロ症候群の7つの項目をチェック
自分の嫉妬深さを不安に感じている方のために7項目のチェックリストで診断をしてみましょう。
次の診断で該当するものが多ければ多いほどオセロ症候群である可能性が高まります。
- 一日に何度もパートナーに連絡をしてしまう
- 連絡に対して返事がないと大きな不安に襲われる
- パートナーのスマホやパソコンを無断でチェックしている
- パートナーが好きな芸能人にも強く嫉妬する
- パートナーのGPS機能もチェックしたことがある
- 行動を把握するための盗聴器や監視カメラをつけた、または検討している
- パートナーが1人で外出するのが許せない
- パートナーへの過剰な嫉妬に悩んでるならオセロ症候群の可能性も。
- オセロ症候群は精神的な疾患であり、自分自身を理解することが大切
- 考え方をプラス思考にしたり、病院、相談サービスを利用して対策を取ろう
以上7つの診断のうち、いくつ当てはまるものがあったでしょうか。
3つ以上当てはまるものがあれば要注意ですが、GPSや盗聴器、監視カメラに手を出したことがある方はそれだけでオセロ症候群を疑ってみましょう。
オセロ症候群の特徴と実際の例
先述したチェックリストで何となくオセロ症候群の実態がつかめたのではないでしょうか。
ポイントは、過激な嫉妬と妄想です。
事例について2つ見ていきましょう。
芸能人が相手でも許せない
例えば、職場の同僚のことを「〇〇さんってかわいいよなぁ」と言っていたら気になりますよね。
これは浮気などを心配した際に可能性がゼロとは言えないからです。
ですが、テレビに出ている芸能人を見て「この子可愛いよなぁ」といったことに対してまで異常な嫉妬と妄想をするのがオセロ症候群だといえます。
「私のことよりこの芸能人の方が好きなんだ…万が一彼がこの芸能人と付き合うことがあったら私は捨てられてしまうかも…」と、ありえないような妄想をしてどんどん苦しくなってしまうのです。
根拠のない妄想が膨らむ
些細なことを理由にどんどん悪いことを妄想してしまうのもオセロ症候群の特徴です。
例えば、今、家にいるはずの彼にLINEメッセージを送ったところ、なかなか既読がつかない。
これだけの理由で「彼は今他の誰かと浮気している、もう私のことは好きじゃないんだ…」といった妄想に繋がってしまうのです。
オセロ症候群の主な原因3つ
原因は人それぞれですが、過去のトラウマが関係していることがあります。
例えば、次の3つの理由です。
1. 彼に浮気された経験がある
とても良好で幸せな関係を築いていた彼。
ですが、自分にバレないように長い間他の人と浮気をしていたというようなケースでは、パートナーのことが信用できなくなってしまうことがあります。
これが過剰な束縛や嫉妬に繋がってしまうのです。
2. 大好きな彼から突然別れを切り出された
何の前ぶれもなく付き合っていた人から別れ話を切り出されたりすると、混乱してしまいますよね。
彼の気持ちが離れていたことに気づけず、別れ話に繋がってしまった場合、今度はそれを避けようと必要以上に彼との距離を詰めようとすることがあります。
3. 孤独が苦手
周りの友達がみんな恋人とデートをしているクリスマスに自分が一人、家でさみしくテレビを見ていたなど、自分にとって孤独を強く感じるような出来事の経験はないでしょうか。
こういったことを体験していると、何が何でもパートナーを話したくないという気持ちから束縛や嫉妬・妄想に繋がることがあります。
オセロ症候群を解決する3つの方法
オセロ症候群は些細なことに不安になったり、彼を疑いすぎて迷惑をかけてしまうこともあります。
何とかして対策をとりましょう。
代表的な対策としては次の3つが挙げられます。
1. 物事の考え方を変える
オセロ症候群で不安な気持ちがかき立てられるのは、自分が悪い方向に物事を考えてしまっているからです。
対策としては、事実だけを受け止めるようにしましょう。
例えば、彼に送ったLINEの返事がなかなか来なくても「もしかしたら浮気をしているのでは…」と妄想するのではなく、彼からの連絡を待ちます。
彼から「ごめん、寝てた」と連絡が来たらそれを信じましょう。
少しずつマイナスに考える癖を改善していくことが大切です。
2. 病院に相談する
精神疾患の一つでもあるので、病院で相談をするのも一つの方法です。
専門家に話を聞いてもらうことにより、自分自身では気づけなかったオセロ症候群の問題解決策についても検討していくことができるでしょう。
3. 克服マニュアルを利用する
自分の嫉妬があまりにも深すぎて正常ではないと感じていたとしても、病院に足を運ぶのはなかなか抵抗がありますよね。
そこで、インターネット上でオセロ症候群の克服をサポートしてくれるサービスがあるので、こういったものを活用するのも1つの方法だといえるでしょう。
例えば以下のサービスでは文字数無制限で悩み相談が可能です。
メールでいつでも相談できる「ココナラ」
2,000円の料金がかかりますが匿名で相談ができるのと、基本的に24時間以内に返信がもらえるのが魅力。
困った時に相談してみてはどうでしょうか。
利用者からの評価も高いです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
オセロ症候群の可能性がある方のために、セルフチェックや対策などについてご紹介しました。
この記事の中で特に大切なのは次の3点です。
「自分はオセロ症候群かもしれないからしっかりとした対策をとりたい」という方は、この記事を参考にしながらどのように対応していけば良いのか考えてみてくださいね。