大ヒットドラマ「秘密」で共演したチソンとファン・ジョンウムが再共演を果たしたことで話題になったドラマ「キルミー・ヒールミー」

多重人格症をテーマにしたこのドラマは、シリアス感たっぷりの「秘密」とは違い、笑いどころ満載のラブ・コメディですが、ストーリーが進むにつれ次々に明らかになる多重人格症、記憶喪失の謎などサスペンス感にも引き込まれ、視聴者を飽きさせません。

本記事では「キルミー・ヒールミー」の概要やあらすじ、そして見どころなど全般に全般に渡り紹介をしていきます。

『キルミー・ヒールミー』の概要

まずここでは「キルミー・ヒールミー」がどのようなドラマなのかストーリー、キャストや視聴率にふれていきます。

多重人格症の財閥御曹司と新米女医のサスペンス・ラブロマンス

新米精神科医オ・リジンが7人の別人格を持つ御曹司チャ・ドヒョンに出会い、人格統合のために自由奔放なドヒョンの別人格たちに振り回されて奮闘しますが、これがきっかけで自身も失った記憶があることに気づき、その謎に迫っていきます。

主なキャスト(出演者・俳優陣)

「キルミー・ヒールミー」の主な出演キャストです。

  • チャ・ドヒョン:チソン
  • オ・リジン:ファン・ジョンウム
  • オ・リオン:パク・ソジュン
  • チャ・ギジュン:オ・ミンソク
  • ハン・チェヨン:キム・ユリ
  • ソ・テイム:キム・ヨンエ

キャストについてもっと詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

キルミー・ヒールミーのキャスト(出演者)、人物相関図・登場人物まとめ:チソン、ファン・ジョンウム共演、多重人格症の御曹司と新米女医のラブ・コメディ

「キルミー・ヒールミー」の登場人物や役柄等を特集しているページですが、プロフィールや裏話など、ドラマを楽しめる情報がたくさんつまっています。

このドラマの(最高)視聴率

韓国放映時「キルミー・ヒールミー」の視聴率は平均10.1%、最高11.5%でした。

日本でも何度も再放送され、今現時点でもローカル局ですが神奈川テレビなどで放送されており、さらに日テレプラスでも今月放送され、さらに7月からも放送が予定されていますので、このドラマの人気の高さがうかがえます。(本記事作成時の情報です)

制作スタッフ

「キルミー・ヒールミー」の制作スタッフについて紹介します。

脚本 チン・スワン 「太陽を抱く月」
演出 キム・ジンマン 「スキャンダル」「エデンの東」

脚本は韓国で驚異的な視聴率46.1%を叩きだしたヒット作ドラマ「太陽を抱く月」を手掛けたチン・スワン、演出も「スキャンダル」「エデンの東」などヒット作を作り上げてきたキム・ジンマン。

「キルミー・ヒールミー」はこのヒットメーカー2人が手掛けたドラマということでも注目されました。

『キルミー・ヒールミー』全話から最終回までのあらすじ

ここでは「キルミー・ヒールミー」の1話から最終話までを簡潔に説明していきます。

運命の出会い

スンジン財閥の御曹司チャ・ドヒョンは多重人格症を患っていましたが、なかなか完治せずアメリカで長年暮らしていました。

ある日、財閥の会長でもある祖母から帰国命令がでましたが、病気のことを知られたくないため帰国を拒否したものの、気が付くと韓国に向かう飛行機の中にいて驚愕します。

別人格の仕業でした。

韓国に戻ったドヒョンはグループ会社IDエンターメント社の副社長に就任しパーティーに出席します。

精神科医のオ・リジンは患者が脱走し、パーティー会場に紛れ込んだのを追いかけてきていました。精神患者は自分が医者でリジンが精神患者だとドヒョンにウソをつき、逃亡の手助けをさせてしまいます。

副人格たちとの奮闘

ところがその後、ドヒョンは突然頭痛がして、別人格シン・セギに代わってしまいます。シン・セギは別人格の中でも狂暴的な性格の持ち主でした。セギはドヒョンが来ていた服がダサイと化粧室にいた男を殴り来ていた革ジャンを奪います。

会場でセギはリジンを見つけると突然告白をし、リジンがわけがかわからなく困惑してしまっていると、さっき革ジャンを奪った男が仲間を連れて仕返しにやってきますが、ケンカの強いセギは片っ端から相手をやっつけてしまいます。

セギのデートの誘いがしつこいため、一旦は受けたリジンでしたが、主人格ドヒョンが目を覚まし、ドヒョンにはセギのした記憶がないため、リジンはデートをドタキャンされてしまいます。

革ジャンを奪われた男は、革ジャンの中には違法薬物が入っていたため取り返すのに必死になりリジンを誘拐します。

別人格セギがやったことは自分の責任でもあると感じたドヒョンは指定の場所に向かおうとしますが、その時また他の別人格、酒好きで爆弾作りが趣味のフェリー・パクに代わってしまいます。

ドヒョンが現れるもまた雰囲気が違うと困惑するリジン。

パクは手作り爆弾で脅しますが、不発で笑われてしまいます。しかし2発目は実際に爆発してしまい、主人格に戻ったドヒョンとリジンは命からがら逃げ延びます。

リジン務める病院の指導教授はかつてのドヒョンの主治医でしたが、リジンが危険な目に遭ったことを懸念した教授はリジンに海外研修を薦め、ドヒョンから引き離そうとします。

海外研修に行くことを決め、最後にドヒョンに挨拶しようと電話をすると電話に出たのは別人格、自殺願望のある男子高校生ヨソプでした。1時間以内に自分を見つけられなければビルから飛び降りるというヨソプを必死に探すリジン。

ヨソプを見つけたリジンでしたが、必死になってドヒョンの名前を呼び続けるとドヒョンの意識が戻ってきます。ドヒョンは誰かに呼ばれて自分が目覚めることは始めただったと涙をながします。

家族には海外研修に行くとウソを言い、結局韓国に残りドヒョンの主治医として韓国に残ることを決めたリジン。

ドヒョンは会社の副社長として覆面人気作家「オメガ」の版権を得ようと、訪れるかもしれないという朗読会にリジンと出席します。

リオンが「フェリー・パクさん!」とドヒョンに近づいてきます。「オメガ」がリジンの双子の兄リオンであることは家族しかしらないので、リジンは海外でなく実は国内にいることばバレてしまうと思い変装してましたが、リオンを見てその場を離れてしまいます。

リオンはアメリカからの帰国したとき、同じ飛行機に乗っていたドヒョンの別人格フェリー・パクと意気投合していたのでした。

リオンが「オメガ」の作品「地下室の子供」の話をすると、突然ドヒョンは頭痛を覚え外に迎えにきていたリジンの運転する車に乗り込みます。その時、リオンはリジンに気づいてしまいます。

運転しながらドヒョンを心配するリジンでしたが、助手席でドヒョンは女子高生ヨナに代わっていました。

アイドル好きのヨナは車を降りアイドルのイベント会場まで走っていきますが、テレビに映ってしまうとドヒョンの病気が世間にバレてしまうと必死にヨナを連れ戻します。

記憶覚醒のきっかけ

ドヒョンは自分が父親から虐待を受けていたことを思い出します。

そして、リジンはドヒョンの主治医ですが表向きは秘書になっているため、スンジンの実家を訪れる際一緒に着いていきました。

ドヒョンと会長(祖母)が話をしている間、家政婦に地下のワインセラーへ用事を頼まれたリジン。地下室に行くと、小さな女の子が誰かに叩かれている幻覚が現れ、リジンはその場で気を失ってしまいます。

息子のヨンピョは家出中、経営困難に陥った会社を立ちなおすため、前会長は離婚したスニョンに娘ドヒョンに籍と将来を約束するから経営陣に戻るよう頼みにきます。

リジンの母スニョンは21年前のことを思い出していました。「あの子、ドヒョンを助けてと」親友ソヨンが突然電話をかけて来た日から、スニョンはズンジン財閥の料理スタッフとして潜入していました。

ヨンピョは家出中、ファランと出会い子を授かりますが、息子が籍がないため就学できないと実家へ戻ると、離婚したソヨンと見知らぬ女の子がいて驚きます。

ソヨンの娘ドヒョンは、ヨンピョの息子に籍を与えるためいない存在になってしまったのです。

自分の名前「ドヒョン」が実はリジンの本当の名前で自分が奪ってしまったことを知り、ショックを受けます。

ヨンピョは自分の子でないことを知っている女の子を地下室へ閉じ込め虐待をします。父ヨンピョがいないときに女の子と仲良くなったドヒョンは隠れて食事なども運んであげたりします。

副人格が現れた日

ヨンピョの会長就任式

この日もドヒョンは女の子に食事を持っていきますが、ヨンピョに見つかり、自分ではなく女の子が叱られます。

女の子を助けたいけど、助けられない自分。その時別人格セギが出てきて会場に火をまいたのでした。

ヨンピョは煙を吸って昏睡状態に、女の子は潜入していたスニョンに助けられリジンという名前でスニョンの子として育てられたのでした。

人格統合と未来

21年ぶりに昏睡状態から目覚めたヨンピョはリジンに土下座をして謝ります。

幼い頃地下室で起こったことは嫌なことばかりではなかったこと。ドヒョンがいてくれたから精神的にも耐えられたと、自分の名前が取られたことを許し「ごほうびにドヒョンにあげる」と言うリジン。

全てが解決し、各別人格が統合していきます。

ドヒョンはすぐ会社には戻らず、リジンの実家のペンションで当分はゆくりと過ごすことに決めました。

日向に寝転んでいるところにリジンが現れると、ドヒョンはリジンに指輪を渡します。

2人とも指輪を浴びて幸せそうにその指を見つめます。

『キルミー・ヒールミー』の見どころ

「キルミー・ヒールミー」の見どころと言えば、何といっても俳優チソンが7人の別人格を見事に演じ分けた演技力です。狂暴的なシン・セギ、酒好きのフェリー・パク、そして女子高生ヨナ。

メイクや目つき、仕草などでの演じ分けは当然ですが、それでも特にセギは本当に別人に思えてしまうほど、チソンの演技力の高さには感心してしまいます。

反対に女子高生ヨナは大爆笑。

リオンとヨナ、リジンとヨナの絡みはお腹がよじれるほど笑ってしまうシーンばかりです。

リジンの兄、リオンは一見軽そうに見えるのですが、裏でスンジン財閥を密かに調べていたり、ドラマのキーパーソン的な存在で見逃せません。

『キルミー・ヒールミー』の全話一覧

本サイトではドラマ「キルミー・ヒールミー」を各話ごとに詳細を紹介しています。あらすじ、感想はもちろんのこと、ネット上での評判や評価なども集めていますので、ぜひご覧ください。

1話 「目覚めた別人格」あらすじ
2話 「別人のまなざし」あらすじ
3話 「孤独な闘い」あらすじ
4話 「消えた記憶」あらすじ
5話 「幼い頃の思い出」あらすじ
6話 「俺の女に手を出すな」あらすじ
7話 「ドヒョンを呼ぶ声」あらすじ
8話 「同居の始まり」あらすじ
9話 「にぎやかな一夜」あらすじ
10話 「記憶の中のリジン」あらすじ
11話 「それぞれの魅力」あらすじ
12話 「僕はお前でもある」あらすじ
13話 「リジンの悪夢」あらすじ
14話 「21年前の真相」あらすじ
15話 「地下室の子供」あらすじ
16話 「別れの旅」あらすじ
17話 「火事の真相」あらすじ
18話 「記憶からの逃避」あらすじ
19話 「カミングアウト」あらすじ
最終話 「未来への想像力」あらすじ

『キルミー・ヒールミー』の放送日(放映時期)

「キルミーヒールミー」は 2015年1月7日から 2015年3月12日まで、韓国MBC局にて放送されました。

日本での初放送は2015年03月14日からKNTV局にて放送、その後日テレプラス、BS11などで次々と放送されています。

また、北欧の最大手配給会社との契約で海外でもリメイクされ、「キルミー・ヒールミー」の人気の高さがうかがえます。

まとめ

韓国ドラマ「キルミー・ヒールミー」全話のあらすじや概要、見どころを紹介してきましたが、いかがでしたか。

ヒットドラマ「秘密」で共演したチソンとファン・ジョンウムの再共演はあうんの呼吸で視聴者を魅了し「キルヒルマニア」を生むほど本作もヒットさせました。

2015年MBC演技大賞で12冠という偉業を達成した「キルミー・ヒールミー」、最終話が終わったあとは「ああ、終わってしまった」と喪失感を覚えるほど、夢中になってしまうおすすめのドラマです。

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