Netflixで配信されている韓国の時代劇ドラマ「恋慕」。

舞台は朝鮮第8代国王・末期から第9代国王・初期。

皇太子としての境遇を強いられ男装する女性と、その周辺に起こる困難や抗う(あらがう)ことのできない運命、また、ドロドロとした人間模様が描かれています。

本記事では、「恋慕」に登場する人物の相関図、あらすじを解説します。

この記事を読めば、1話から最終回まで各エピソードや実際に視聴した際の感想・評判がわかるようになるので、ぜひ最後までお読みください。

『恋慕』の作品情報

恋慕の作品情報

恋慕を視聴する前に、この作品の基本情報を以下の表にまとめたので見ていきましょう。

作品名 邦題:恋慕
原題:연모
英題:The King’s Affection
配信年 2021年10月
原作 コミック「恋慕」(イ・ソヨン作)
監督 ソン・ヒョンウク
脚本 ハン・ヒジョン
制作 KBS

YouTubeのNetflixチャンネルで『恋慕』の予告編が公開されているので、気になる方はチェックしてみてください。

『恋慕』の登場人物の相関図

下図に恋慕の登場人物と相関図を作りました。

恋慕の人物相関図

複雑な人間関係と、このドラマのキーとなる関係性を表しています。

『恋慕』のキャスト・出演者

ここでは、恋慕に出演している俳優陣を紹介していきます。

このドラマをもっと深く知りたい方は、ざっと確認してみましょう。

イ・フィ役…パク・ウンビン

イ・フィ(パク・ウンビン)
雪のように白い肌、氷のように冷たい目、神秘的で美しい外見の持ち主。

文武の実力まで備えた完璧な皇太子であるが、度を越す行動をとったり、毒舌を飛ばし誰も近寄らせない。

なぜかというと、死んでしまった双子の兄の代わりに偽の皇太子となっているためである。

チョン・ジフン役…キム・ロウン (SF9)

チョン・ジフン役…キム・ロウン (SF9)
主人公皇太子のイ・フィの師匠であり、ハンサムな顔と完璧な身体を持ちあわせており、根気・執念・度胸がある男である。

悠々自適に、生まれつきの楽天主義者で、自分の人生を思う存分楽しんでいる。

シン・ソウン役…ペ・ユンギョン

シン・ソウン役…ペ・ユンギョン

吏曹判書(人事の長官)シン・ヨンスの娘。

絶世の美女で一目置かれており、誰の前でも自分の意見をしっかり伝えられる強い女性。

欲しいものはどんな手を使っても手に入れたいと賢い思考の持ち主。 

のちに、チョン・ジウンに恋をしてしまう。

演じたペ・ユンギョンの出演作『とにかくアツく掃除しろ!』『青春の記録』など

キム・ガオン役…チェ・ビョンチャン

イ・フィの護衛を務めている。本名はカン・ウンソ。

絶世のイケメンで宮女たちに人気がある。

イ・フィ暗殺未遂の時になぜか森の中にいた人物であり、謎めいている。

演じたチェ・ビョンチャンは歌手で、男性アイドルグループ『VICTON』のメンバーの一人。

イ・ヒョン役…ナム・ユンス

イ・フィの従兄弟。

フィを女性だとは知らないが、好意を寄せている。

しかし、のちに14歳の頃から入れ替わっていた事を知っていたと打ち明け、フィに赤い靴をプレゼントする。

演じた俳優ナム・ユンス代表作『人間レッスン』
元モデルで、身長が187.7cmの高身長

ノ・ハギョン役…チョン・ジフン

兵曹判書の末娘。 

幼い頃から愛されて育ち、ピュアな心の持ち主。

女性とは知らず、イ・フィに恋をしてしまう。

女優チョン・チェヨン出演作『初恋は初めてなので』『おひとりさま~一人酒男女~』など

また、期間限定ガールズグループI.O.Iのメンバーとしても活躍した。

慧宗(ヘジョン)役…ピ・イルモ

慧宗(ヘジョン)役…ピ・イルモ

イ・フィの父で、現王(実在の睿宗(イェジョン)唐の第5代,第7代皇帝をモデルにしている)。

嬪宮から娘を助けてほしいと訴えられるが、功臣たちには逆らえず、娘を捨ててしまう。

しかし、先王(父親)の権力を振りかざす姿を嫌い、父親とは違う王になりたいと夢見ている。

演じたピ・イルモの代表作『ヘチ王座への道 』

ハン・ギジェ/サンホン君役…ムン・ジェムン

ハン・ギジェ/サンホン君役…ムン・ジェムン
イ・フィの祖父で、太上王のため強大な権力を握っている。

男尊女卑思考の持ち主で、王族に双子が誕生した際に女の子の方を始末するよう部下に命じる。

また、出産に関わった者も皆殺しにさせた。
 
演じたムン・ジェム出演作『スリーデイズ~愛と正義~』

2011年SBS演技大賞特別企画部門男特別演技賞演劇俳優

ヘジョン王の母役…イ・イルファ

ヘジョン王の母役…イ・イルファ
兄の死亡後、代わりに世子として生きることを余儀なくされた主人公イ・フィの静止的支柱となる母。

全ての人間に思慮深く穏やかな性格であるが、持ち前のリーダーシップと生まれつきのカリスマ性で支持を集める太王大妃。

演じるイ・イルファは韓国の女優で数多くのテレビドラマで活躍する。

代表作は「応答せよ」シリーズ。

今回の「恋慕」は7年ぶりの時代劇復帰作となる。

ボクトン内官役(ホン・ネグァン役)…コ・ギュピル

ボクトン内官(ホン・ネグァン)は東宮殿の内官であり、フィの忠実な部下として使えている。

距離が近く友達のような存在としてもフィの支えとなっている。演じているのは「愛の不時着」にも出演していたコ・ギュピル。

キム・サングン宮女頭役…ペク・ヒョンジュ

キム・サングン宮女頭役…ペク・ヒョンジュ

キム・サングンは嬪宮が亡くなってからずっとフィのことをお世話してきた母親のような存在で、いつもフィのことを気にかけている。

演じているのは「君は私の春」「サム、マイウェイ」にも出演したことのあるペク・ヒョンジュ。

チョン・ソクチョ役…ペ・スビン

チョン・ソクチョ役…ペ・スビン
チョン・ソクチョはジウンの父であり、ハン・ギジェの腹心である。政治的な感覚と的確な状況判断能力を持っている。

演じているのは「華麗なる遺産」「優雅な友達」にも出演したことのある、ペ・スビン。

『恋慕』各話のあらすじと視聴率、感想

ここでは、『恋慕』の1~20話までの全話あらすじ・視聴率と視聴した感想を書いていきます。

この恋慕をまだ観ていない方は、ネタバレを含むので注意して下さい。

『恋慕』1話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:6.2%)

王室で男の子と女の子の双子の赤ちゃんが誕生しました。

しかし、双子は王族とは認められず、女の子の方を殺すよう命じられます。

また、このお産に関わった者も全て処分するよう指示されます。

実際は、女の子は仮死状態から生還し、王室には知らされずひっそりと別の場所で暮らしていました。

それから数年後、双子の男の子イ・フィは元気に成長していました。

そんなある日のこと、フィの世話人のホン・ネグァンはフィにそっくりの宮女であるタミに出会います。

そう、そのタミは生き別れた双子の一人でした。
そして、フィとタミもここで出会います。

そんな中、フィの師匠のカン・イクソンが捕まってしまいます。

イクソンに会いたいフィは、タミに頼み入れ替わってもらい師匠に会いに行くのでした。

タミはひょんなことからチョン・ソクジョの息子のジウンと知り合います。

しかし、ジウンとタミが会っているところをソクジョに見つかり、あの時のフィの双子の兄弟だと確信し、殺す事を指示したギジェにも知られてしまいます。

ギジェは、再度タミを殺すよう部下に命じ、矢を撃ち殺してしまいました。

しかし、死んだのはタミではなく入れ替わっていたフィ本人でした。

同じ時、王室ではフィに変装していたタミとギジェが出会います。

1話の感想

双子で生まれることが許されないという理由でいきなり命を狙われるタミを見て、このドラマの世界観の厳しさが良く分かりました。

そしてフィとタミが顔がそっくりなことを利用して実際にあって入れ替わったりしているという設定もなかなかユニークで面白いと思いました。

『恋慕』2話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:6.7%)

タミに扮装したフィはギジェの忠心であるソクチェにやられてしまいます。

その一方でフィに扮装したタミはジウンとの約束の時間が迫っていたのですが、結局は約束をすっぽかします。

ギジェ達は二人が入れ替わっていることも知らず、タミの命を奪ったと思い込んで満足しています。

しかし世子嬪はフィが変装した姿だと気がついて、タミに対して今日から世孫として生きていくようにと命令を下してしまうのでした。

自分のせいでフィが亡くなってしまったと自己嫌悪に陥るタミ、それと同時にギジェやソクチェに対する恨みがどんどん沸き上がってきます。

そんな状況のなか、タミの数少ない味方であった世子嬪も亡くなってしまいます。

自分の行動によって他の人の命が動くことを悟ったタミは、世孫として立派にいきていくための覚悟を決めるのでした。

2話の感想

タミの周りの人たちがどんどん亡くなっていくという悲しい展開と、タミが自分のこと責め続ける様子がとても切なかったです。

そしてこれから世孫として王宮の中で生き延びないといけないという運命の過酷さがよく分かるエピソードでした。

『恋慕』3話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:6.5%)

フィとして生きることになったタミは、叔父に追い詰められて川で着替えをすることになりました。

その頃ジウンは森で薬草を探していて、着替え中のフィと鉢合わせになってしまったのです。

ジウンはタミが扮装していることには全く気がつきもせず、一緒に王の追手から逃げ、二人はなんとかその場をやり過ごします。

その数日後、ジウンは官中に現れて、フィのことを探しています。

女の姿を見られているのでフィはジウンのことを警戒し、二度と自分の前に現れないようにとキツく伝えました。

そんな状況の中で、韓国に明の使節団が訪れることになりました。

留学中に使節団の一員を助けたことのあるジフンはその経験を生かしてフィの補佐役をしようというのです。

もう交わることのないはずだった二人が思わぬ形で再会することになりました。

3話の感想

成長したフィとジウンが森の中で偶然再会するという衝撃のシーンもあり、しかもフィが女性の姿で会っていたため気づかれないというスリリングな展開もあって面白かったです。

そしてフィはこれから世継ぎ争いに参加させられそうな雰囲気が漂っていてこれからどうなってしまうのかドキドキします。

『恋慕』4話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:5.9%)

ジウンを司書から解任するよう王(父)に進言したイ・フィでしたが、却下されてしまいます。

そしてイ・フィ暗殺未遂事件で森の中にいた人物である美男キム・ガオンがイ・フィの護衛に着くことになります。

イ・フィはジウンを辞めさせるためにありとあらゆる様々な嫌がらせをしますが、チルグムとヨンジの兄妹を人質に取られているジウンは耐えるしかありません。

ジウンはイ・フィにある植物の種をわたして、その種の種類を当てることができるか否か賭けを持ちかけました。

この問いに回答したイ・フィでしたが、ジウンは「その答えは誤りであり、王宮という泥沼にいても高潔さを失うなという意図」であるということを伝えます。

そしてある日、買い物をしようと街に出たイ・フィは従兄のチャウンから指輪を貰い、チャウンはその後ジウンと出会うことになります。

4話の感想

フィがジウンのことを追放するために難しい課題を何度も与えているのに、ジウンはそれをクリアしていくのでスゴいなと思いました。

そしてそんな努力家で誠実なジウンの姿を見て、少しずつフィの心境に変化が出てきたのが分かるエピソードでした。

『恋慕』5話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:5.7%)

ジウンとフィは市場での一件があってから妙にお互いのことを意識するようになっていました。

特にジウンはフィの美しい顔に見とれて、女性のように感じる自分に混乱してしまいます。

ジウンはフィにたいして、「その中の人を理解するためには共にするのが大事なことだ」と教えると、フィは宮廷内の視察を始め、宮廷内は緊張感が漂いみんなの様子がおかしくなってしまいます。

ジウンは自分の発言の真意を伝えるために、宮廷内の人たちの動きが一目で分かる丘の上へとフィを連れていきます。

それは目の前の結果で判断するのではなく、民への気持ちを一度見てほしいと伝えるための行動でした。

常に人との距離をおいて、自分の強さを誇示してきたフィにとってはそのアドバイスは難しく、なおかつ的確なものだったのです。

そして本気で自分のことを心配してくれるジウンにたいしてフィの心は揺らいでいきます。

5話の感想

今回のエピソードではヒョンとフィ、そしてジウンの三角関係が始まりそうな予感を感じさせるシーンが多かったのが印象的です。

その恋愛模様の裏では、フィの護衛として働いているガオンが何やら怪しい企みをしています。

果たして彼は何をしようとしているのか、続きがスゴく気になりました。

『恋慕』6話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:5.5%)

ジウンとフィが書庫で作業をしていると、戸棚の陶器が落下し、フィを守るようにしてジウンのことを抱き締めます。

咄嗟のこととはいえ大胆な行動にソワソワとしてしまう二人でしたが、ジウンはフィの机にタミとの思い出の品があることに気がつきます。

ジウンはなぜこの品をフィが持っているのか聞いても、フィはその質問をはぐらかします。

一方その頃、勢力争いの影響で官中ではジウンのことを免職させようという話題が出ていました。

ジウンが免職になると自分が困ると考えた父ソクジョは、ジウンの医員時代の仲間を犯人にするように計画します。

仲間のことを何としてでも助けたいと思っているジウンはフィに助けを求めます。

フィはジウンやジウンの仲間を助けたいと思っていますが、ソクジョは双子の兄の命を奪った許せない存在です。

この背反する気持ちのなか、フィは決断を迫られるのでした。

6話の感想

フィがジウンのことをだんだんと好きになっていくのですが、ジウンの父・ソクジョに関しては恨みがありますので、自分はどうすれば良いか分からずに思い悩むフィの姿にとても共感できました。

そして今回のエピソードでもジウンの優しさと誠実さが明らかになって、ますます魅力を感じました。

『恋慕』7話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:7.0%)

ジウンが庶民のために三開房で安い薬を処方していたことを知った王は、彼を許すことにします。

そしてチルグムとヨンジも釈放されることになり、イ・フィの寛大さを目の当たりにしたジウンはさらにイ・フィに心酔していきます。

世子の司書も続けながら三開房の運営も継続することになったジウンは、偶然街でソウンと出会い、たまたま街にでてきていたイ・フィとヒョンと合流したことにより4人で一緒に食堂へ入ります。

そこでソウンがジウンに好意を抱いていることに気が付いたイ・フィは、ジェラシーを感じている自分にも気づきます。

さらにそこに、裏ではチョン・ソクジョに会って賄賂を受け取っている民国の太監(皇帝の側近)と礼部侍郎がやってきます。

かつての命の恩人であるジウンに再会した礼部侍郎はご機嫌で話に加わりましたが、元々朝鮮出身であるはずの太監はイ・フィと朝鮮の役人たちに無礼な態度と汚い言葉で接します。

そしてその夜開かれた宴会で太監は些細なことがきっかけでジウンと揉めることになり、彼に酒を浴びせます。

7話の感想

ジウンが罪に問われギリギリのところでフィが助けに来るシーンが一番印象に残っていて、フィが助けに来てくれるまではかなりドキドキしました。

ジウンもフィに対して好感度が上がり、二人の信頼関係がさらに強くなっていくことを感じられるエピソードでした。

『恋慕』8話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:7.6%)

太監の横暴さにもはや我慢の限界を迎えたフィは、ついに太監に手を出してしまいます。

この一件で王様はフィに失望し、悔しくて涙が出てしまうフィを慰めてくれるのはやはりジウンでした。

その一方で手を出された太監は報復としてフィの護衛であるガオンにまで深い傷を追わせました。

流石にこれはなんとかしないとと思ったヒョンとジウンは太監に隠された秘密について探りをいれるようになります。

そしてある日の深夜、太監が何者かに会いに行こうとしているところをジウンは尾行していました。

しかしその尾行がバレてしまい絶体絶命の状況のなか、今度はフィがジウンのことを助けてくれました。

太監の秘密を握っている人物をとらえ、いよいよ太監に関する二つの事実が明らかになるのでした。

それからジウンがタミとの思い出の地で一人でお酒を飲んでいるときにフィが偶然やって来ます。

ジウンはお酒を飲んでいることもあり、フィに対して驚きの行動をとるのでした。

8話の感想

心優しいフィが自分の周りの人たちが酷い目にあうことに耐えられずついに激怒するので、フィのことをもっと応援したくなりました。

そしてフィは王に失望されてしまいますが、ジウンが優しく寄り添ってくれるので安心できました。

ついにジウンがフィの頬に口づけをするシーンもあり、これからさらに二人の恋が発展していきそうで楽しみです。

『恋慕』9話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:7.8%)

ジウンはフィの頬へ口付けしてしまったことに対して思いを巡らせていました。

ついには夢の中にフィが出てきたりして、自分が恋心を抱いていることに気がつきます。

その一方でフィは妃を迎えるようにと、大妃から命令を受けます。

フィもジウンにたいして行為を抱いていたので、そんな自分が妃を迎えることにたいして葛藤を抱えていました。

しかし宮廷のルールに従わなければ行けないフィは、妃を迎えなければなりません。

そしてジウンもこの話を聞き付け、黙っているわけには生きませんでした。

具合が悪いという理由をでっちあげて、抱き締めてほしいとフィにお願いします。

そしてジウンの親友であり、フィに対して行為を抱いているヒョンも、自分はどうすべきかという悩ましい状況に立たされてしまうのでした。

9話の感想

妃を迎えないといけないけれどどうしてもジウンに対する恋心を振り払うことができないフィの葛藤がスゴく伝わってくるエピソードでした。

フィの頬にキスをしたジウンもやはり自分の気持ちに嘘はつけないということでさらにフィにアプローチを仕掛けるので、二人の関係性がどう動くのかにも注目したいと思います。

『恋慕』10話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:7.2%)

フィにキスをされたことを思い出したジウンは、ついにフィに愛の告白をします。

誠実で常に正直に生きているジウンはやはり自分の恋心に対しても嘘はつけないようです。

そしてそんな二人のことを影から見ているヒョン、彼もフィに対して好意を抱いていたのでジウンの告白に関しては複雑な気持ちを持っていたはずです。

そんな状況の中、残酷にもフィの妃選びは始まってしまいます。

ソウンという人物が第一候補になっているのですが、そのソウン本人はジウンに心を寄せているようです。

ソウンは自分の意思を強く持った女性なのでジウンへの好意は揺らがなさそうですが、フィの妃となってしまうのでしょうか。

そしてジウンは新しい仕官先を提案されていて、王宮を去る決意をしたようです。

王宮内にいるとフィのことを考えてしまうからと語るジウンの姿を見て、フィは目に涙を浮かべるのでした。

10話の感想

このエピソードからいよいよフィが妃を選ぶことになるわけですが、妃の第一候補であるソウンがジウンに行為を抱いているというなかなか複雑な状況になってしまってドキドキしました。

今まで良い感じだったフィとジウンの関係もだんだん崩れそうになってきて、切ない気持ちになりました。

『恋慕』11話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:7.1%)

王宮を離れ、フィともお別れをすることにしたジウンですがそんなジウンのもとにソウンが駆けつけて恋心を打ち明けます。

その様子を偶然目撃してしまったのがフィの叔父であるチャンウンです。

チャンウンは妃候補であるはずのソウンが他の男に恋をしているということを告げ口し、ソウンは失脚することになりました。

一方、王宮を離れたジウンは医員を開いていました。

ヒョンは久しぶりにジウンに会いに行きいろいろと話をしますが、やはりジウンはまだヒョンのことを思っているようでした。

チャンウンの告げ口のせいで窮地に立たされたフィは精神的にもかなり疲弊している状態でした。

そんなフィのもとに現れたのはヒョンで、何と愛の告白をしてしまいます。

ヒョンはフィが女性だと知った上で、共に生きていきたいと願ったのでした。

11話の感想

フィの望んでいる場所はジウンの元でしたが、ヒョンはフィに船で一緒に逃げる事を提案します。

そしてヒョンからもらった赤い靴を履き、歩き回っていたフィ。

その姿を王に目撃されてしまいます。

しかし、見られてしまったことにショックを受けるフィに対して、王はまったく意に介していない様子だったので、実は今まで知らないふりをしていただけだった可能性があります。

交錯するフィと王の想いが画面からひしひしと伝わってきて、次回の展開もとても気になります。

『恋慕』12話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:8.8%)

フィは王と二人きりで面談し、自分は廃位するのかを聞きました。

すると王はずっと前からフィが息子ではなく娘であることを知っていたと語ります。

嬪宮が亡くなる直前、フィに対して「忘れないで、私のかわいい娘」と言っているのを王は聞いていたのです。

王はついにフィに向かって、自分の人生を歩みなさいと伝えました。

そして廃位の件を聞いたジウンはすぐにフィのもとへ駆けつけて再会します。

ジウンは二度とフィのことを一人にしないから、一緒に花や星を眺めたりして静かに暮らそうと言うことを提案します。

しかしフィは廃世子なってしまったので、秘密がバレてしまえばフィの命もジウンの命も危険にさらされてしまいます。

一緒にいたいという気持ちとジウンには幸せな道を歩んでほしいという両方の気持ちを抱え、フィはジウンの手を離してしまうのでした。

12話の感想

逃走中の危険な状況下で、ついにフィは自分が女性であるということをジウンに告白します。

長年敵対関係を続けた末に手紙で明らかになった王の本心から、娘フィに対する愛は伝わってきましたが、別れの手紙で和解するという皮肉な結果になってしまいました。

また、王に危害を加えるかもしれないギジェとガオンの動向も気になります。

そしてフィは女性として生きていくのか?真実を伝えられたジウンはどうするのか?物語も中盤を越えこの急展開からは目を離せません。

『恋慕』13話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:10%)

ソクジョはイ・フィを逃亡させた内禁衛将ユン・ヒョンソルを捕まえ一度は逃げられますが、
最終的には匿ったキム・サングンやボクトンと共に全員捕まってしまいます。

そしてイ・フィもソクジョたちに捕らえられてしまいます。

一方、王の部屋に忍び込んだガオンは、父カン・イクソンを処刑から守ることができなかったことを悔やんでいるという王から墓の場所を聞き出します。

尚膳(サンソン)は、サンホン君に脅されて王を毒殺します。

王の葬式にイ・フィと共に参列したサンホン君は、反乱のために私兵を雇い、儒生を焚き付けたのは現王妃の父チャンチョン君である、と大妃(テビ)に訴えます。

儒生についてはチャンチョン君の独断であるという嘘を、ヒョンの兄ウォンサン君も訴え、現王妃とチャンチョン君は反逆罪で捕らえられてしまいます。

イ・フィはサンホン君から王にならなければ大勢が死ぬことになると脅迫され、ジウンが反対したものの、耳を貸さずに王になると告げます。

そしてとうとうイ・フィは王になってしまいました。

13話の感想

女性に戻ったフィとジウンが2人の未来を手繰り寄せることができたと思いきや、王の逝去によるどんでん返しで一転してその未来は闇に包まれてしまいました。

亡き父の後を継いで王となるフィはギジェに対しどのようにして戦いを挑んでいくのでしょうか。

またフィを愛するヒョンとジウンの2人の男はお互い敵対しつつもしっかりとフィを守ってくれるのか、今後の展開から目が離せません。

『恋慕』14話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:9.6%)

内禁衛将となった憎き父ソクジョに自身の王宮入りを懇願したジウンは、望み通り王たちの秘書的な部署である承政院(スンジョンウォン)の注書という役職に就くことになります。

ハギョンがイ・フィの妻(王妃)として指名された夜、別々に寝ることを知った彼女はショックを受けます。

サンホン君を失脚させるために動き出したイ・フィと副護軍であるヒョンソルは、前王に毒を盛った直後に自害した尚膳の妻チョ内官の行方を探し始めます。

一方、この動きを察知したジウンも自ら証拠をつかむために動きはじめます。

ジウンはヒョンから、イ・フィは実は女であり自分は好意を抱いていたということを告げられ、「自分も諦めるからお前も諦めろ」と諭されます。

そして夜道でイ・フィに会ったジウンは、王宮に残ってほしいという彼女の気持ちを受けて抱きしめてキスをします。

しかし離れた場所から2人を見ている人間がいました。それはソクジョでした。

14話の感想

王宮内にもかかわらずお互いの心を確かめ合ってキスをしてしまうフィとジウンでしたが、その姿をソクチョに目撃されてしまいました。

ソクチョはギジェの腹心としての立場と、自分の息子がフィを愛する想いを支えてあげたい本心の間で揺れ動いていて、その動向からは目が離せません。

また、ソクチョはイ・フィを殺したことをギジェに気づかれてしまえばとんでもないことになるので、秘密は頑なに守り続けなければなりません。

『恋慕』15話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:9.9%)

王を毒殺した事件のすぐあとに自殺した尚膳(サンソン)の妻に会ったガオンは、サンホン君の計略によって父であるカン・ファギルが死刑になったことを知ることになります。

ヒョンソルと共闘していくことを決意したガオンは、以前の自身の行いをイ・フィに打ち明けて謝罪します。

そしてガオンの謝罪を受け入れたイ・フィはいかにしてサンホンを攻略するか熟考します。

シン・ヨンス(ソウンの父)を呼び戻したイ・フィは、サンホン君に対する民衆たちの不満を利用しつつ、彼を大司憲(テサホン)に任命して自分の側に引き入れました。

さらにイ・フィは、裏で武器を密輸したり、兵糧を流用したりしている戸曹判書を問い詰め、自分のしてきたことが発覚することを恐れたサンホン君は、ソクジョに戸曹判書を殺すことを命じます。

一方、サンホン君に対する告発文書が広まって、彼を陥れる計画が着々と進行する中、ジウンを緑雲閣(ノグンガク)に呼び出したイ・フィは「この想いを背負って生きる」と彼に告げて熱いキスをします。

15話の感想

2人だけの空間である緑雲閣(ノグンカク)で戯れるフィとジウンからは、無邪気に恋愛を楽しむ2人の溢れる想いが痛いほど伝わってきました。

ギジェにバレないように少しづつ勢力を拡大しているフィは頼もしくもあります。

ただ、手下を1人斬らざるを得なかったギジェがこのままで済ますとは到底思えませんので、今後もまだまだ波乱含みの展開が予想されます。

『恋慕』16話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:8.8%)

前王の死の記録から、使われたはずの毒草不消花とは症状が違うことに気づいたジウンは、実際に使われた毒草が蘇朗草だと知って、王の死に関わる新犯人に疑いをかけるようになります。

ハギョンに呼ばれたソウンがジウンと王宮で談笑しているのを目にしたイ・フィはジェラシーを感じてしまいます。

サンホン君が私兵を養っている証拠をつかむために閭延(ヨヨン)へやってきたヒョンソルでしたが、ソクジョに見つかってしまい、斬り合いになります。

ヒョンソルはガオンの助けを借りて一緒に逃亡しますが、2人は崖の上で追い詰められてしまいます。

ガオンに証拠の帳簿を託して自分が犠牲になることを決意したヒョンソルは、そこで殺害され、生き残ったガオンは崖から川へ飛びこみます。

一方、絡まった臍の緒から世子の時に入れ替わってしまったことに気づいたウォンサン(ヒョンの兄)は、叔父のチャンウンに王イ・フィの性別を確認してほしいと懇願します。

ヒョンソルのお墓に祈りをささげたイ・フィとジウンは、その帰り道にチャンウンと部下たちに斬りかかられ襲われますが、ソクジョの助けにより事なきを得ることになります。

16話の感想

友の死で覚醒したソクチョが友の遺志を受け継いでフィを守ることになれば、とても心強い味方になることは間違いありません。

フィの隠密行動を感知しつつあるギジェと、フィの正体を知っているウォンサン君とチャンウン君のそれぞれの今後の動向もとても気になります。

そして、フィとジウンが語り合う「目的地」=「海辺での平凡な人生」を実現することができるのか否か、まだまだ予断は許さない展開が続きます。

『恋慕』17話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:8.4%)

ソクジョに追い詰められて逃亡したチャンウン君を尻目に、自分が女だという噂を食い止めたいイ・フィはチャンウン君の生存については公言しないことにします。

実は生存しているチャンウン君の噂をまったく耳にしないことを不審に思ったウォンサン君は、そのことで王が女であることを確信することになります。

王に毒を盛った犯人はサンホン君が指示したソ・スンギュだと疑うカン・ウンソ(ガオン)は、イ・フィに報告します。

王とジウンの関係についての噂が王宮内で広まりつつある中、ソクジョはジウンを守るためにソウンとの結婚の儀を進めていき、
王の秘密を知っていると疑いをかけていたチャンウン君を殺害します。

ジウンの婚礼を知ったイ・フィは取り乱し、王命を使ってジウンを引き留めようと試みますが、王の生きる道は自分が去ることで安全が確保されると強く信じるジウンは、イ・フィの元から離れていくことになります。

17話の感想

フィとジウンの2人の恋愛関係の噂は静まることはなく、それに加えて殺害すると脅されたジウンはさらに追い込まれていきます。

ギジェに脅され婚姻の申込みをしに行ったソクチョが見せた、息子に対する親心にはグッときました。

ソクチョはフィの秘密を死守しようと頑張ってはいますが、ギジェにどれだけ通じるのかは微妙なところです。

そして最後はジウンが別れを告げ、泣きながら去るというとても悲しいシーンで終わってしまいました。

『恋慕』18話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:9.4%)

ソウンと結婚するかわりに王イ・フィの秘密を黙っていてほしいと、ジウンはソクジョに懇願します。

一方チルグムは、先王が殺害された証拠をつかむために毒草・蘇朗草(ソナンチョ)を手に入れようと薬剤師と取引している最中にサンホン君の兵士に捕まりそうになります。

チルグムを助けようとしたジウンでしたが、多勢に無勢で追い込まれていたところを現れたソクジョに救ってもらいます。

傷ついていたジウンを看病するソウンは、そばで寝ていたジウンの王に対する気持ちを寝言を聞いてしまい驚愕します。

森林の中に埋められていた叔父チャンウンの死体を見つけたヒョンは、王位剥奪を目論んでいる兄ウォンサン君に対し考え直すよう諭します。

裏で動いていたウォンサン君はサンホン君と取引をしようと持ち掛けますが受け入れられず、牢獄に入れられてしまいます。

サンホン君は、王自身が生きていた双子の妹だということを確信した上で、秘密を知っているものは皆殺しにすると意を決します。

キム・サングンとボクトンの危機を感じたイ・フィは彼らを安全な場所へ避難させます。

そしてキム・サングンは王の正体がタミであることをジウンに告白するのでした。

18話の感想

ジウンはフィがタミだということに気づいてしまいましたが、それでも王宮に残っているフィを守り抜くつもりなのか、
またソウンとの結婚はどうなるのか、このあとの展開が気になるところです。

そして、ジウンの本心を知ることになったソウンが、このあとどのような判断を下すかにも注目です。

キム尚宮、ホン内官、ソクチョ・ウォンサン君の3名はギジェの次のターゲットになることが濃厚ですが、ギジェがフィとタミの入れ替わり説をどれだけ信じているかによって今後の展開が変わってくるので、次回も彼の動きは見逃せません。

『恋慕』19話のあらすじ・ネタバレ(視聴率:9.3%)

ソウンは、ジウンの王を想う気持ちを悟り、自分で身を引くことを決意します。

父のソクジョと腹を割って語り合ったジウンは、自らの死をも覚悟していることを伝えます。

捕らえたソ・スンギュから真実を聞き出したイ・フィは、チョ内官(尚膳/サンソン)が口封じのために殺害されたことを知ります。

サンホン君の兵士に家を襲撃されていることを知らないソクジョが帰宅すると、既に使いの者は殺されていて妻も捕らえられていましたが、駆けつけたジウンと共にどうにか兵士を倒して三開房へ向かいます。

一方、キム・サングンとボクトンを避難させるため移動中だったヒョンは、ウォンサン君の兵士に追いつかれ斬られてしまいますが、運よく逃がしてもらいます。

そしてジウンは証拠の品である蘇朗草を手に入れますが、書斎で兵士に囲まれてしまい絶体絶命の中、王イ・フィが現れます。

これにより形勢は逆転し、サンホン君と兵士たちは反逆の罪で逮捕され、死刑を宣告されます。

太王大妃(テビ)に真実を打ち明けるイ・フィは、王妃ハギョンにも同じく告白します。

すべてが良い方向に向かいかけたと思われたその時、王イ・フィはサンホン君が脱獄したということを知るのでした。

19話の感想

静かな譲位になるはずがギジェの脱獄による謀反が明らかとなり、血の決戦が避けられない状況に発展してしまった19話。

ギジェの首に剣を当てたフィが『反逆だ!』と叫ぶシーンは圧倒的でとてもインパクトがありました。

自分の幸せを犠牲にして悪を一掃する英雄的な王「イ・フィ」は王としての役割を全うするのか、それともタミとしてジウンと共に「海辺での平凡な人生」を歩むことになるのか、最終回の結末がとても気になります。

『恋慕』20話最終回のあらすじ・ネタバレ(視聴率:12.1%)

フィ達とサンホン君との激しい戦いのなかで、ギョムとソクジョは死亡してしまいます。

ソクジョは腹を刺され命を落とす直前に、息子ジウンの腕に抱かれながら亡くなっていきました。

いよいよ王宮の周囲がサンホン君の兵士達に囲まれ絶体絶命の状況の中、フィはサンホン君の前に出てウォンサン君に王位を譲ると言いました。

サンホン君は了承し、フィと向かい合って茶を飲みます。

サンホン君は毒の入ったお茶を用意してフィに飲ませようという計画でした。

しかしフィはキムサングンに命じ、最初に置いてあったお茶にも毒をいれていたのです。

「一緒に死にましょう」とサンホン君に語りかけるフィ。

サンホン君は血を吐きながら死亡します。何か嫌な予感を感じたジウンが部屋にはいると、フィも毒のせいで血を吐いて倒れてしまっていました。

意識不明のなかで、フィはジウンと結婚する夢を見ていました。

20話最終回の感想

最終回の20話はフィとジウンが夫婦になって海辺での平凡な暮らしを手に入れるというハッピーエンドで終わりました。

前話までの展開では、血の決戦を避けることは難しい緊迫した状況でしたが、最終的には穏やかな幸せを感じさせるシーンで終わりましたのでほっとしました。

フィとジウンが共に新たな人生をつかみ取ることができたので、とてもスッキリとした結末になったと思います。

最後に各話の視聴率をまとめた表を下に掲載します。

視聴率
第1話 6.2%
第2話 6.7%
第3話 6.5%
第4話 5.9%
第5話 5.7%
第6話 5.5%
第7話 7.0%
第8話 7.6%
第9話 7.8%
第10話 7.2%
第11話 7.1%
第12話 8.8%
第13話 10%
第14話 9.6%
第15話 9.9%
第16話 8.8%
第17話 8.4%
第18話 9.4%
第19話 9.3%
第20話 12.1%

恋慕のまとめ

以上『恋慕』のあらすじや視聴した感想、キャストの相関図などを紹介しました。

身に降りかかる運命や儚い恋が詰まった時代劇ラブロマンス、一度見たら一気見してしまいます。

Netflixで公開中なので、未視聴の方はぜひ今からでも視聴してみてくださいね!