自分の人生にウンザリしている男女456人があるゲームに参加するため孤島に集められた。

そのゲームは、勝ったものだけが数十億円という莫大な賞金を得られる一方で“デスゲーム”という側面を持っていた…。

本記事では、「イカゲーム」で描かれるドス黒い人間描写や黒幕の正体、登場人物の相関図、あらすじを解説します。

この記事を読めば、1話から最終回まで各エピソードや視聴者の感想・評判もわかります。

「イカゲーム」をより深く知るための手引となっているので、ぜひ最後までお読みください。

『イカゲーム』の概要・作品情報・予告編

イカゲームを視聴する前に、このイカゲームの概要・キャスト等について押さえておくとより一層楽しむことができるはずです。

以下の表にまとめたので確認してみましょう。

作品名 邦題:イカゲーム
原題:오징어 게임
英題:Squid Game
配信年 2021年
監督・脚本 ファン・ドンヒョク
制作 Siren Pictures Inc.

いかが予告編になります。

『イカゲーム』の登場人物の相関図

イカゲームの登場人物と相関図は以下のとおりです。

イカゲーム・登場人物の相関図

関係を押さえておきましょう。

『イカゲーム』のキャスト・出演者一覧

ここでは、イカゲームのキャストと作品内での役割について紹介していきます。

もっと出演者について詳しく知りたいという方は、ぜひチェックしましょう。

ソン・ギフン(No. 456)役…イ・ジョンジェ

ソン・ギフンはリストラ、離婚、サラ金などにまみれたボロボロの人生を送っており、そんな中でチャンスを掴むためにイカゲームへの参加を決意する。

そんなソン・ギフンを演じているのは「新しき世界」や「ただ悪より救いたまえ」で素晴らしい演技を披露してきたイ・ジョンジェです。

チョ・サンウ(No. 218)役…パク・ヘス

チョ・サンウはかつて証券会社に勤めていたが、横領をしたことによって借金を背負っていた。

そこでお金を得るためにイカゲームに参加し、幼馴染みであるギフンと再会する。

チョ・サンウを演じているのは『刑務所のルールブック』や『狩りの時間』でお馴染みのパク・ヘス。

カン・セビョク(No. 067)役…チョン・ホヨン

カン・セビョクは北朝鮮に残る両親と施設にいる弟と一緒に暮らすためにイカゲームに参加して大金を得ようとしています。

演じているのはチョン・ホヨンという韓国の人気モデルで、今回のイカゲームで華々しい女優デビューを飾りました。

オ・イルナム(No. 001)役…オ・ヨンス

オ・イルナム(オ・ヨンス)
オ・イルナムはイカゲームの参加者の中で最年長であり、認知症を患っている。

ゲームに楽しんで参加するなど、ミステリアスな側面が多いキャラクターです。

そんなオ・イルナムを演じてるのは『武神』や『善徳女王』といった作品に出演したこともあるオ・ヨンス。

チャン・ドクス(No. 101)役…ホ・ソンテ

暴力団に所属していたところ、組織の金を自らのキャンブルで使い込んでしまい、組員たちから追われている身の男。

気性が荒く、残忍な男です
仲間のミニョを裏切ったことにより、心中することになる。

演じる俳優ホ・ソンテは大企業の営業から俳優になったという異色の経歴の持ち主。

2016年の映画「密偵」で百想藝術大賞男性新人演技賞にノミネートされ、一躍注目された個性派俳優。

ファン・ジュノ役…ウィ・ハジュン

数年前に行方不明になってしまった兄を探すためにゲームに参加する警察官。

運営者の仮面を付けてゲーム施設に潜入し、事件の真相を解明していこうとしますが…。

演じたのは、若手俳優のウィ・ハジュン。

代表作は『ロマンスは別冊付録』『最高の離婚』『あの日のコーヒー』。

ハン・ミニョ(No.212)役…キム・ジュリョン

ハン・ミニョは詐欺師で中々狡くて女性を武器にしてヤクザのチャン・ドクスに媚びるのですが結局裏切られてしまいます。

チーム達にも好かれず結局はあの裏切られたヤクザに仕返しを兼ねてチャン・ドスクにしがみつき道連れにガラスを突き破り落下して終わってしまうのです。

アリ・アブドゥル(No.199)役…アヌパム・トリパティ

アリ・アブドゥルは出稼ぎで韓国にきているパキスタン人。

外国人労働者として韓国で働いていたが、治療費の不払いや給与未払いのため社長に反発した際に大事故を起こしてしまったことがきっかけで、追われる身になってしまう。

生活に困ったゆえにアリはゲームに参加しました。

演じたのは、韓国で活動しているインド人俳優、アヌパム・トリパシ。

代表作は『スペース・スウィーパーズ』『国際市場で逢いましょう』『第8日の夜』『ガール・コップス』

吹き替え声優は佐藤せつじ。

ジヨン(No.240)役…イ・ユミ

ジヨンはゲーム参加者の1人。

自身を虐待していた父親を殺害してしまったために刑務所に入っており、最近出所したばかり。

女優イ・ユミ代表作
『大人たちは知らない』『人質』

吹き替え声優は久保ユリカ。

特別出演キャスト一覧

メンコを持ったスーツ男…コン・ユ

主人公ギフンがゲームに参加するきっかけとなった謎の男。

地下鉄で簡単なゲームを行い、イカゲームへ勧誘した。

俳優コン・ユ代表作『コーヒープリンス1号店』『トッケビ

吹き替え声優は、諏訪部順一。

フロントマン役…イ・ビョンホン

主催者が全員ピンク色のつなぎを着て、〇△□のマークをつけたマスクを付けている中、一人だけマークの無い黒マスクをかぶり、グレーのコートを着た謎の男。

ゲームを取り仕切り、黒幕への連絡等を主な業務としている。

演じるのは、俳優イ・ビョンホン。

2000年に主演映画「JSA」が当時の観客動員数記録を更新し、現在では本国以外でも人気を集める韓国を代表する映画スター。

『イカゲーム』各回のあらすじ・ネタバレと感想

ここでは、『イカゲーム』の1話から9話までの各回ごとのあらすじと視聴した感想を紹介します。

未視聴の方は、ネタバレを含んでいるので気になる方のみ見て下さい。

第1話「だるまさんがころんだ日」のあらすじ・ネタバレ

大量の借金を抱えているのにも関わらず、職はなく母親のすねをかじっている主人公ギフン。

娘ガヨンの誕生日に競馬で大当たりし456万ウォンという大金を手に入れますが、ぶつかった見知らぬ女性に金をとられてしまいます。

再び全財産を亡くしたギフンは借金取りに脅され、娘を呆れさせてしまうのでした。

その日、終電をも逃し地下鉄構内で絶望を感じていたギフンは、彼の個人情報をすべて知っている見知らぬスーツの男から「いい話」を持ちかけられます。

その内容はめんこで勝負し、勝ったら10万ウォンが手に入るというものでした。

その後男は名刺を残し去ってしまいます。

その後、自分の娘ガヨンが来年アメリカに行ってしまうことを知ります。娘がどんどん遠くに行ってしまう。

親権を取り返すには稼ぐしかない。

ギフンは男から受け取った名刺に書かれた連絡先に電話することを決め、ゲーム参加者を迎えに来た車に乗り込みました。

ギフンの親しい後輩サンウはソウル大学を卒業したエリート。

しかし不祥事を起こした上に事業で失敗、6億5000万ウォンに及ぶ借金まみれとなり警察からも終われている彼はまさに人生の崖っぷち。

ギフンと同じようにゲーム参加を申し込んだのでした。

集められた参加者たちが目覚めた場所は、見知らぬ密室。

同じ緑のジャージを着た「お金に困る、人生崖っぷちの人たち」が集まっていました。

彼らはゲームに参加して賞金を得るか、不参加かの選択を迫られます。

一つ目のゲームで、参加者は校庭のようなところに集められます。

お題は「だるまさんが転んだ」。

前方に立つ大きな人形が動いた人を感知し、容赦なく撃つという仕組みでした。

大勢の人が死んでいく中で参加者たちは恐怖を覚え大パニックに。

途中で倒れた人に引っかかって転びそうになったギフンは、身体を支えてくれたアリによって助けられ何とかゴールすることができました。

時間制限以内にゴールできなかった参加者たちは全員撃たれてしまいました。

第1話の感想

このエピソードの中で一番印象に残っているのは「だるまさんが転んだ」で、ちょっとでも動いた人が射殺されてしまうシーンです。

それまではあまり緊張感がなかったのに、このシーンきっかけに一気にイカゲームの緊張感と恐怖感が上がったのを感じました。

そして参加者達の動きも気になるところばかりでした。

第2話「地獄」のあらすじ・ネタバレ

ゲームを続ける、◯か×かで、×を選んだ人々は目隠しと後ろ手に手と足を縛られ、下着姿のままソウルの一角などに車から落とされ、開放という形を取られます。

ゲームを辞め、日常に戻るという選択をしても、元々の生活が底辺だった者たちばかりでしたので、開放された言えども日常は全く変わらず、金銭的な問題が解決はされていませんでした。

ギャンブル漬けの主人公ソン・ギフンは警察に駆け込むものの頭のおかしい人間の扱いをされ、結局捜査何も発展しませんでした。

幼馴染のチョ・サンウは証券会社からの横領の罪で警察に手配され、北朝鮮から家族を呼びたい、国に帰りたい、フィリピンマフィアから命を狙われる、脳腫瘍で余命を賭けてみたいなど、登場人物のそれぞれの苦難が描かれ、イカゲームの主催者からの名刺が再び手に戻ってきます。

そんな中、弟がイカゲームに参加したという警察官に協力を求められるソンギフン。

一旦「自分は人を助ける余裕がない」と断りますが、家のドアにイカゲームの主催者からの名刺が挟まっているのを見て…

第2話の感想

第一話では明かされなかったそれぞれの登場人物達の背景が分かって、より彼らに感情移入ができるようになりました。

そしてゲームからおりたいと願うもの、まだお金のために頑張ろうとするものなど、それぞれの意思の違いが見えて面白かったです。

第3話「傘をさした男」のあらすじ・ネタバレ

ジュノはギフンたちが乗っているバンと共にフェリーに乗り込みます。

そして進行係の1人を襲って彼が身に付けていた衣服を奪い取り、自身が死んだことを偽装した上で偽進行係として仮面を被ってゲームの進行側に潜入することに成功します。

当初の参加者合計201名中187名だけがゲームに戻ってきています。

ギフンは今後のゲームを勝ち抜いていくためには複数のパートナーとチームを組んで協力し合うことが必要であると考え、そこで再会することができたサンウやアリ、老人の001番と共に戦っていくことを決意します。

一方で中身が入れ替わって偽進行係となって029番の部屋への潜入を試みようとするジュノ。

212番のミニョはセビョクと因縁あるドクスをパートナーにすることにします。

そしてセビョクは偵察のために向かったトイレの天井から、調理窯で進行係たちが大量の砂糖を混ぜている姿を発見してしまうのでした。

第3話の感想

このエピソードでは、イカゲームの主催者側の事情が少し明らかになってますます面白くなってきました。

昔懐かしい「型抜き」をデスゲームの題材にするというアイデアにも驚かされました。

そして今回から参加者達が派閥を組むようになったので、この派閥が今後対立していくのかどうかにも期待が高まります。

第4話「チーム分け」のあらすじ・ネタバレ

ゲームの内容を事前に把握していたことによりドクスのチームに入ることになる元医者の111番は、一部の進行係が企む臓器売買のための脱落者の遺体解剖をする代わりにゲームの情報を得ることができていたのでした。

参加者たちはサイダーと卵1個のみの食事を与えられましたが、第2ゲームを終えたばかりの彼らには少なすぎる量で、ドクスたちは1度目を平らげるとすぐにまた2度目の配給を受け取り、その結果全体に回るはずの食事は足りなくなってしまいます。

疲労し腹をすかした参加者たちの間に不穏な空気がながれてきたのを察知したフロントマンは、「特別ゲーム」による参加者同士の殺し合いを促します。

就寝時間のためすべての照明がおとされ、参加者たちは真っ暗闇の中でフロントマンの思惑通りに殺し合いをし始めます。

001番の老人の姿を探しはじめるギフンたちでしたが、その彼は一番高いベッドの上から殺し合いを止めるよう懇願していました。

第4話の感想

このエピソードでは、ライバルを少しでも減らそうと必死なドクスによる暴走が印象に残りました。

そしてこの参加者同士での争いですらもイカゲームの主催者側の企みであることが分かるなど、まだまだ底知れぬ感じがあります。

綱引きのゲームで自分が引っ張られるたびに死に近づくという極限のシチュエーションも緊張感があって良かったです。

第5話「平等な世の中」のあらすじ・ネタバレ

ギフンのチームは001番が教えてくれた極意のおかげで一方的な不利な形勢から、徐々に盛り返しつつありましたが、力で引かれたことによって再び絶体絶命の状況に追い込まれてしまいます。

崖っぷちの中、3歩前にでて相手を転ばせることを閃いたサンウの機転によって、どうにか勝利をもぎ取ることに成功したギフンたちは、勝利の余韻に浸る間もなくバリケードを作り始めます。

ドクスたちの襲撃に備えて、交代で寝ずの番をしている間に、アリはサンウに自身の過去を語り始めます。

また、ギフンも001番に過去の自分について告白しますが、疲労のせいか001番は高熱を出して寝込んでしまいます。

一方、ひきつづき遺体解剖をさせられている111番。

そして28番と共に臓器を運ぶ役目を負っていたジュノでしたが、運営のことをあれこれと探ろうとしていることが28番に気づかれてしまい、不信感から仮面を取るように迫られてしまうのでした。

第5話の感想

ギフン達が綱引きで負けそうになっていたところ、力ではなくて知恵を使って一瞬の隙をつくり、一気に形勢逆転をするシーンがとてもカッコ良かったです。

そしてこのエピソードで一気にサンウとアリの距離が縮まったので、この二人の友情がどうなっていくのか気になります。

第6話「カンブ」のあらすじ・ネタバレ

起こされた参加者たちは次の第4ゲームに向かうべく順番に並ばされます。

次のゲーム会場に向かう彼らは、道中何かを発見します。
よくみるとそれは天井から吊るされている111番の死体と、臓器売買を行っていた進行係たちの死体であることに気が付きます。

これを目にしたドクスは自身のおかれている立場が更に悪くなったことを悟り、絶望します。

けたたましく電話が鳴ってフロントマンがその電話に出たとき、ジュノはその近くで資料の写真を撮っているところでした。

フロントマンは予定外の問題発生はあったもののゲームの進行に変更点はない、ということを告げます。

ジュノは外部へコンタクトを試みますが、なかなか通じませんでした。

アナウンスが響き渡り、2人1組で行うという第4ゲームの内容を理解した参加者たちは急いでパートナーを見つけ始めます。

ギフンをパートナーに選ぶと思われたサンウでしたが、アリと組み、残ったギフンは気になっていた001番をパートナーにすることにします。

この各組み合わせによって、1人残されてしまったのがミニョでした。

第6話の感想

このエピソードでは、イカゲームの参加者の中でも一番といっていいほど親切なアリが脱落してしまう悲しい内容でした。

しかも今まで信頼していたサンウに裏切られた彼の心境を想像するとより切なくなります。

そしておじいさんがギフンとビー玉のゲームをして、実はボケていなかったと分かるシーンはかなり衝撃的でした。

第7話「VIPたち」のあらすじ・ネタバレ

運よく不戦勝で戻ることができたミニョが待ち構えている部屋に、ゲームで疲弊した勝者たちが疲れ切った顔で入ってきました。

再びゲームを中止することを強く訴えたのは、夫婦であったにもかかわらず対戦することを余儀なくされた069番でしたが、サンウはそれ対して反論をします。

一方、ゲームを観戦する「VIP」たちを迎え入れていたフロントマンは、急用のため不在となったホストの欠席を詫びて観戦ルームに案内します。

姿を隠してVIPルームに潜入していたジュノは、来ていたVIPの1人から情報を聞き出して脱出を試みます。

そして残った参加者たちは疲労を十分に癒すことなく朝を迎え、自ら命を絶っていた069番に気が付きます。

そんなことはお構いなしに、次の第5ゲーム開始の合図が響き渡り、参加者たちは1~16番のゼッケンが準備してある部屋に案内されていきます。

そしてまた次の死のゲームへ向かうべく、各々ゼッケンを選択していくことになります。

第7話の感想

まず、ミニョが生きていたことに衝撃でした。

他の人たちも余りの一人が殺されないことを知っていたら、自ら進んで残酷なゲームに参加しなくてもよかったのに…。

ミニョはこの場面では余ってしまったという運に恵まれていました。

また、「人生の主役を演じたい」とゼッケンの1番を取った男性が即死、1番を譲ったジフンが生き残ったというのもまた、運なのでしょう。

小さな選択によって未来を大きく変えてしまうこと、人は一人で生きられないこと、常に考えて生きることを暗示しているのではないでしょうか。

VIPたちは目の前で人が死んでいっているのに、それを楽しみ、また性欲まで出してくるあたり、同じ人間でも立場や状況が異なると、こうも思考や考え方が違うのかと不平等さに憤りを感じてしまいます。

第8話「フロントマン」のあらすじ・ネタバレ

サンウとギフンとセビョクの3人が部屋に戻っていた一方で、どうにか脱出することに成功したジュノは、潜水して島の海岸にたどり着いていました。

ギフンは「何故、13番を突き落としたのか?」とサンウに詰め寄り憤慨します。

ガラスの破片がささって、お腹に重傷を負っていたセビョクは自身の怪我については触れずに黙っていました。

3人はファイナリスト用の正装服を手にして、最後ともいえる晩餐会が始まります。

一方、脱出には成功したジュノでしたが、上司に電話して状況を伝えるものの、追手のフロントマンに追い付かれてしまい崖に追い詰められていました。

最後の晩餐が終わると、そこには1本のナイフが残され、3人はそれを握りしめます。

サンウを警戒するギフンは、セビョクの体調を気にしつつ「手を組まないか」と持ち掛けます。

共闘を持ち掛けられたセビョクは「生き残った方がお互いの家族の面倒を見よう」とそれに応えます。

第8話の感想

ファイナリスト3人になってからは人間ドラマが感じられました。

サンウからは、恐怖や必死さの中にいるとき人間はここまで恐ろしくなれる残酷さ、そして最後まで相手を気遣うギフンとセビョクからは人間の温かみが感じられます。

それにしても、セビョクは運が悪すぎましたね…。

最後の死に方もなんとなく予想はつくものの胸糞悪すぎました。

セビョクの死のシーンの後平和なジャズ音楽が流れて終わるのですが、妙な気持ち悪さ、フロントマンたちと虫けら同然の参加者の身分の差、そして人間の死の儚さのような部分を巧みに描いているように感じます。

そしてフロントマン、まさかの大物俳優すぎて衝撃でした。

第9話「運のいい日」のあらすじ・ネタバレ

クライマックスの最後のゲームは「イカゲーム」です。

第6ゲームの会場に向かったギフンとサンウは、コイントスによってギフンが先行の攻撃を選択します。

「イカゲーム」のルール(勝利する方法)は、大きく分けて3種類あります。

①攻撃する側が絵の内側に入り、イカの頭を足で踏むことができれば攻撃側の勝利。

②絵の内側に入って来た攻撃側を外に押し出すことができれば守備側の勝利。

③攻撃側、守備側のどちらか一方が続行不能な状態になってしまった場合は残った側の勝利。

ここでいう「③続行不能な状態とは」=「プレイヤーの死」ということになります。

覚悟を決めたギフンは手で砂を握りしめ、片足で攻撃をし始めます。

イカの首をまたぐことができれば攻撃側は両足を使うことができます。

ギフンはサンウに砂を浴びせかけ、イカの頭をまたぎ「暗行御使(アメンオサ)」と言います。

ギフンとサンウの2人は生きるか死ぬかの死闘を繰り広げていきます。。

第9話の感想

面白くて1話から8話まで一気に観て、この9話が最終回でした。

最後のゲームは、このドラマのタイトルにもなった『イカゲーム』。

そして、ファイナリストで対決するのは親友同士の二人。

218番チョ・サンウと456番ソン・ギフン。

ゲーム内容にはルールが3つ指定され、何やら気になる内容が…『3つ目・どちらか一方が続行不能な状態になったら残った方が勝ち。』

つまり、続行不能な状態とはどちらかが死亡した状態のことを意味しています。

親友同士の過酷な戦いの幕開けでした。

ラストには、なぜイカゲームが開催されたのかな謎も明かされます。

まさかの結末に皆が驚いたのではないかなと思います。

記事内の画像引用元:イカゲーム|Netflix

黒幕の正体は死亡したはずあの人

ゲームの黒幕である「ホスト」は主人公ギフンと親交を深め、行動を共にしていたおじいさんことオ・イルナムでした。

イルナムは第6話で行われた第4ゲームのラストで死亡したと思われておりましたが、実は生きていました。

そして、最終話でゲームに勝ち抜き1人生き残ったギフンへ最後のゲームを持ちかけます。

黒幕となった原点や目的・思想とは

イルナムは金融業で財を成したお金持ちでした。

しかし、富や名声を得てお金でなんでも手に入るようになった為、何かを楽しいと思う心を失ってしまいます。

それは他のお金持ち達も同様でした。

そんな中、「ゲーム」を思いつきます。

最初はVIPと呼ばれる他のお金持ち達とゲームを観戦して楽しんでいましたが、次第に観ているだけではつまらないと思うようになりました。

そして自らも001番としてゲームに参加し遊びを楽しむことにしたのです。

黒幕だということを暗示する数々の伏線とは

黒幕だということを暗示する伏線が多く隠されていました。

1.一人だけ楽しそうにプレイしている

第1ゲームのだるまさんがころんだでは、最初のゲームで他のプレイヤーが困惑し恐怖している中、一人楽しそうに進んでいきます。

2.イルナムを撃たないよう設定していた?

プレイヤーを認識して動くと射殺する人形がイルナムのことは認識していませんでした。

001番は撃たないよう設定していたのではないでしょうか。

3.イルナムの訴えを運営側がすんなり受け入れる

第4話でプレイヤー同士の仲が険悪になりホストマンが特別ゲームを仕掛けます。

暗闇の中プレイヤー同士で乱闘騒ぎとなり、プレイヤーが何人死亡しても止めに入らなかったフロントマンですが、イルナムが止めるよう訴えた途端にあっさりと終了します。

4.イルナムは死亡が描かれていない

第6話の第4ゲームでギフンを勝たせ、イルナムは死亡したと思われていました。

しかし、発砲音の後、死亡した旨のアナウンスが流れましたが撃たれる描写や火葬される描写はありませんでした。

5.参加者リストに「No.001」が載っていない

フロントマンの部屋に侵入したジュノが参加者リストを見た際、リストに001はなく、002から始まっていました。

イカゲームのルールや勝つための条件、韓国での遊び方

イカゲームは1980年代ごろに子ども達の間で流行したゲームで、あまりにも激しい遊びなので傷を負ったり服が破れてしまう子もいたようです。

準備段階としてはまず広い場所に

  • 三角
  • 四角

を使って“イカの形”のフィールドを描き、そこで攻撃側と守備側の2つに分かれてゲームが繰り広げられます。

ここがイカの形に見える

攻撃側はスタートの位置の円から動き出して、最終的にはゴールの円に到達すればクリアというシンプルなルールです。

守備側はゴールに到達しようとする攻撃側の人を内側から追い出すという役目を担っています。

さらに特徴的なのがイカのフィールドの外側では両チームとも片足しか使えなくなるということ、そしてイカのフィールドの内部では守備側が両足を使えて攻撃側が片足しか使えないということです。

さらに攻撃側がイカの腰に当たるゾーンまで侵入し、暗行御使(アメンオサ)と唱えたら両足を使えるようになります。

詳しくはNetflixが公開しているイカゲームのルール動画を参照して下さい。

〈イカゲームのルール説明〉

1. まずは攻撃と守備2つのチームに分かれる。
2. 絵の中にいる守備側は両足で動き、外の攻撃側は片方の足で動かねばならない。
3. 攻撃側がイカの腰をまたぐことができたら、またいだものは両足で動くことを許される。
4. またいだ時に“暗行御使(アメンオサ)”と言う。
5. 決戦の準備が整ったら攻撃側はイカの絵の入り口に集まる。
6. 勝つために攻撃側は先端の小さな図の中を踏まなくてはならない。この時、守備側に押され、線を踏んだり外に出されたりしたら死ぬ。
7. 勝負に勝ったら“バンザイ”と叫ぶ。

基本的にはこういったルールでイカゲームが進行するのですが、追い出すときにどうしても力を使ってしまうので傷ができたり服が破れてしまうようです。

なので今ではこの遊びは廃れてしまい、ルールすらも知らないという方が多いようです。

イカゲームのまとめ

以上はイカゲームの基本やあらすじ・感想、ルールや黒幕の正体について紹介しました。

続編にも乞うご期待です。

見て損する作品では絶対にないので、未視聴の方はぜひご視聴してみてくださいね。