彼氏の転勤が決まった！ついていく？遠距離恋愛？それとも…

春は出会いの季節であり、別れの季節でもあります。それはつまり、人の動きが多くなる季節ということなんです！仕事をしていると、異動や転勤はつきもの。彼氏の転勤が決まったとしたら…彼氏に「転勤先についてきてほしい」といわれたら…あなたはどうしますか？

特に同棲しているカップルの場合、今暮らしている物件のことも含めて、今後どうするかをきちんと話しあう必要があります。仕事を辞めて彼について行くべきか、それとも…。転勤が多くなる時期にカップルに多く訪れる大きな壁、ふたりでどうやって乗り越えたらよいのか、一緒に考えてみましょう。

彼氏の転勤が決まったら、自分はどうする？4つの選択肢

おつきあいしている彼氏が転勤することになり、今暮らしている場所から離れることになってしまったら、彼女である自分が選ぶ方法は4つ。自分も自立して彼氏と別々の家に住んでいるならともかく、同棲しているというカップルの場合は、特に慎重に話しあわなければなりません。まずは、彼氏の転勤が決まったときにどうするか、4つの選択肢とそれぞれを選んだ女性の体験談をご紹介します！

彼氏の転勤について行く

彼氏と離れたくない、ずっと一緒にいたいという気持ちが強いなら、彼氏の転勤先について行き、引っ越しをするとよいでしょう。これまで同棲していなかったカップルであれば、これをキッカケに同棲してしまうという方法もあります！

このときの注意点は、転勤・引っ越しにあわせて今の仕事をきちんと退職すること、引っ越し先で同棲ができるかどうか、引っ越し業者に依頼する日程に余裕があるかなどをきちんと確認することです。

また、彼氏の会社によっては「結婚も婚約もしていない女性をつれて転勤してくるなんて」と、彼女の引っ越しをよく思わないことがあるかもしれません…！転勤先について行くことで同棲を考えているなら、自分のことだけでなく彼氏の会社や家族のことについても、しっかり確認をするようにしてくださいね。

彼氏の転勤についていった女性の体験談

成功談

「この人しかいない！と思っていた人だったので、正直転勤の話が出たときは迷いました。私の両親に相談したら「遠距離恋愛で他人に取られたら後悔する。この人しかいないと思うならついていきなさい」と、背中を押してくれて、彼とふたりでしっかり話しあってついていくことに決めました。自分の仕事の都合もあり、彼から3ヶ月ほど遅れて引っ越し、彼の転勤から1年ほど経ったところで結婚しました。」（30代女性）

失敗談

「どうしてもついてきてほしい！と言われたので、仕事を辞めてついていきました。しかし見知らぬ土地で自分の仕事探しもままならず、かといって結婚するような話も出ず…。彼の職場は2～3年で転勤することが多いので、次の転勤にもついてきてほしいと言われていましたが、結婚の話になると話をはぐらかされる日々がつらくなり、結局別れて実家に戻りました。」（30代女性）

遠距離恋愛をする

彼氏と別れたくはない、でもまだ婚約や結婚は考えていない…そんなカップルが選ぶのは、遠距離恋愛という方法です。おつきあいしてるという事実は今までと変わらないものの、彼氏には会いたくてもすぐに会えない、会いに行く・来てもらうのにお金がかかる、彼氏がどうしているのかかんたんに把握できない…と、遠距離恋愛ならではの苦労や心配もつきまといます。

遠距離恋愛を長続きさせるには、彼氏と離れている間にも自分の仕事や生活をしっかり充実させて、自立した生活を送ること。お互いに自立した社会人同士としてのおつきあいができれば、どちらかに依存することなく遠距離恋愛も続けやすくなります。ただし、あまりに充実しすぎると、いつの間にか恋愛より仕事や趣味が楽しくなってしまい、気持ちが離れてしまう…ということも考えられるので、定期的に連絡したり会ったりすることを忘れずに！

転勤をきっかけに遠距離恋愛を選んだ女性の体験談

成功談

「転勤するといわれても、仕事があってすぐについていくわけにはいかないので、遠距離を選びました。結婚するような相手なら遠距離も苦にならないと思ったので。その後2年ほど遠距離を続けて、その間に具体的な結婚の話を進め、地元に戻ってきてくれた彼と入籍しました！」（20代女性）

失敗談

「仕事があったのでついて行くことは選ばず、とりあえず現状維持で遠距離恋愛になりました。だけど仕事は楽しいし、彼氏に会いに行ってる時間もなかなか作れないしで、少しずつ連絡する頻度が減っていって、結局は自然消滅のような形に。今何してるんでしょうね。」（20代女性）

婚約・結婚する

すでに将来を約束しあっているふたりなら、彼氏の転勤をきっかけに婚約・結婚をしてしまうのもアリ！ただ、この方法についてはふたりだけで決めることはオススメできません。ふたりのご両親や家族にもきちんと報告・相談をして、転勤について行くかどうか、遠距離恋愛で結婚準備をするのか、今後どうするかを話しあいましょう。

婚約も結婚も、独りよがりで進めることはできません。ふたりの気持ちやこれからの考えをきちんと話しあって、結論を出すことが大切です。また、婚約をしたからといって絶対に結婚できるわけではない、ということを考えておくのも重要！転勤から○ヶ月後に一緒に暮らす、転勤前に婚姻届だけは出す、というように、具体的な目標や予定を決めておくと、彼氏も結婚に前向きになってくれるはず。漠然とした将来ではなく、はっきりした方向性を決めるのが大きなポイントです！

転勤をきっかけに婚約・結婚を提案した女性の体験談

成功談

「転勤の多い職場に勤める彼氏だったので、その心配はずっとありました。実際つきあい始めてから1年後に転勤が決まり、どうするのか話しあうことに。始めに「結婚しないならついていかない」とハッキリ伝えたら、彼氏も真剣に考えてくれたようで、結局結婚してついていくことになりました。」（20代女性）

失敗談

「転勤についてきてほしいといわれ、最低でも婚約をしてほしいとお願いしたら快く了解してくれた彼を信じ、一緒に引っ越しをしました。なかなか正社員での仕事が見つからず、派遣でつないでいたものの、2年経っても結婚の「け」の字も出ず…。年齢のこともあり、別れて地元に戻ってしまいました。」（30代女性）

別れを選ぶ

結婚を考えているほどの彼氏ではない、または彼氏との話しあいにどうしても折り合いがつかないというときは、思い切って別れを選ぶという方法があります。好きでおつきあいした彼氏だとしても、どうしてもお互い譲れないことがあるのだとしたら、お互いを尊重しあって別々の道を歩みましょう。

別れがあれば出会いもあります！彼氏が「転勤先についてきてほしい」と思うのも、自分が自分の仕事や夢を優先させるのも、どちらも「自分を大切にした結果の答え」なんです。お互いが成長するために必要な別れだったと考え、前向きに次の出会いに期待してみるのも悪くありませんよ。

転勤をきっかけに別れを選んだ女性の体験談

成功談

「元々ワガママで子どもっぽい彼氏でしたが、転勤についてきてほしいというのもただのワガママに感じたのですっぱりと別れました。そもそもなんで結婚もしてないのに、転勤先についていかないといけないのか…。その後はわりとすぐに新しい彼氏も見つかり、今は結婚に向けて準備中です！」（30代女性）

失敗談

「自分の仕事もあって転勤先についていくわけにはいかないので、彼と話しあって別れることにしました。…でもそのあと、風のウワサでその彼が若いうちにかなり出世したと聞いて、惜しいことをしたなー！と思いましたね。別れに後悔はないけど、もうちょっと早く結婚したい女だと思わせておけば…と。」（20代女性）

転勤について行っても、結婚を決意しても、どんな方法を選んだとしても、うまくいくこともあればうまくいかないこともあります。そのときの自分の決心を後悔しないためには、彼がどう考えているかより、自分がどうしたいかということもきちんと考えることが大切ですよ！

転勤について行く＝婚約・結婚とは限らない…彼氏の心理は

「転勤先についてきてほしい」そう彼氏にいわれたら、それをプロポーズだと思いますか？私はプロポーズだとは思えません…！プロポーズするなら、ちゃんと「転勤するから結婚してついてきてほしい」と伝えてくれると思うんです。

転勤先についてきてほしいというのは、必ずしも婚約・結婚の合図ではありません。はっきりしない「ついてきて」という彼氏の言葉の裏には、どんな心理が隠されているのでしょうか。

転勤について行ったら婚約・結婚できるの？

先ほどご紹介した体験談のように、彼氏の転勤についていけば婚約・結婚できるというものではありません。また、転勤についていけば彼氏の考えが変わって、すぐに結婚を決意してくれる！という保証もありません。

転勤について行く先に結婚を考えているなら、ついて行く前・引っ越す前に婚姻届を出すだけでもできるはず！「転勤のことで忙しいから」「仕事が落ち着いたら」と結婚する時期についてはぐらかすようなら、残念ながら彼氏はあなたとの結婚をまだ真剣には考えられないと思ってよいのではないでしょうか。

「ついてきてほしい」とはいうけど「結婚しよう」とは言わない彼の心理

転勤先についてきてほしい、とはいうけれど、はっきり「結婚しよう」とはいわない彼氏は、一体どんなことを考えているのでしょうか。

彼氏がついていきてほしいと思うのは、側にいてほしいから。だけど「結婚しよう」といえないのは、結婚するほどの決心がついていないから。そんなのわかってるよ！と思うかもしれませんね。でもきっとそれが「結婚しよう」とはいえない男性の本音だと思うんです。

結婚の決断はできないけど、彼女には側にいてほしい…。そんな気持ちがただ「ついてきてほしい」とだけ、彼にいわせているのではないでしょうか。

私は、そんなのってちょっとズルいなと思ってしまいます！20代以上の女性にとっては、恋愛の先に結婚を考えるのは当然のこと。それに女性は妊娠や出産なども考えていますから、あまり結婚を先延ばしにされていると…。ハッキリしない彼氏の態度にイライラして、別れを決意してしまうのも当たり前だと思います。

「ついてきてほしい」といわない彼の本音は？

転勤が決まったことだけ伝えてきて、「結婚しよう」とも「ついてきてほしい」ともいわない彼氏もいるかもしれませんね。または「ついてきてほしいのが本音けど、ついてこいとはいえない」なんて、どっちなの？と思えることを伝えてくる彼氏も。こんなとき、彼氏はどう思ってこんなことをいうのでしょう。

こんな彼氏の本音もまた、「結婚しようとまではいえない」タイプだと思います！ハッキリいってしまうと、「結婚までは断言できない、でも別れると次の彼女を探す手間もかかるし、世話を焼いてくれる人がいなくなる。だから結婚したい雰囲気をちらつかせながら、できるだけ彼女をキープしたい」と、そんな本音も見え隠れしてしまいます…！

そして彼の本心は、この「ついてこいとはいえない」に集約されていると思うんです！彼氏としては、あなたの自主性やひとりの人間としての存在を尊重しているつもりなのかもしれませんが、それは裏返せば彼氏自身が「彼女についてきてほしい」とも「結婚したい」とも決断できない人だということだと思いませんか？

プロポーズもできない、ついてきてほしいともいい切れない、そんな彼氏についていって結婚したとして、結婚後の子育てや大きな買い物などの決断ができるでしょうか…。