早くに夫に先立たれたボッキは一生懸命働いて、3人の子どもたちを女手ひとつで育て上げます。
しかし、何の苦労もない生活に子どもたちは働きもせずに自由気ままに遊び暮らす日々を送っていました。
そんな時、ボッキは自分が若年性アルツハイマーであることを知り・・・。
「ワンダフル・ラブ」は感謝も苦労も知らなかった甘ったれ姉弟が本当の人生と家族愛を知っていくサクセスラブコメディです。
本記事ではそんな「ワンダフル・ラブ」の魅力をあらすじネタバレ込みで解説していきます。
これから見ようか迷っている人はぜひ参考にしてみて下さい。
『ワンダフル・ラブ』の概要
若手人気俳優が集結した家族の絆や恋愛模様を描いたドタバタラブコメディ「ワンダフル・ラブ」とはどんなドラマなのか、ここでは詳しく解説していきます。
全48話の長編ドラマに尻込みしてしまった方は視聴率や見どころから確認してみてはいかがでしょうか。
泣いて、笑って人生を見つめ直せるコメディ!?
人気若手俳優チョン・ユミ×キム・ジソク×パク・ボゴム×チョン・ギョウンが夢の共演を果たした「ワンダフル・ラブ」。
2013年に放送された本作は人気俳優が勢揃いしていることで注目を集めました。
物語は甘やかされて育った子どもたちに母親ボッキが再教育を行うものですが、その理由が自身の病気にありました。
ボッキは若年性アルツハイマーと診断されていたのです。
母の病気を知らない3人は一文無しの生活から脱して、自分の人生をつかむことができるのでしょうか?
最後には涙なくて見られない家族愛のコメディドラマになっています。
主なキャスト(出演者・俳優陣)
ここでは主要キャストをご案内しています。
- ユン・ボッキ役:ペ・ジョンオク
- コ・ヨンチェ役:チョン・ユミ
- コ・ヨンス役:キム・ジソク
- コ・ヨンジュン役:パク・ボゴム
- チャン・フンナム役:チョン・ギョウン
本作には人気若手俳優が集結していることで注目を集めました。
ワンダフル・ラブのキャスト(出演者)、人物相関図・登場人物まとめ【パク・ボゴムの末っ子男子ぶりに注目!笑って泣ける家族愛の物語】
前作で悪女を演じたチョン・ユミさんがコミカルではつらつとした明るいヨンチェ役を熱演し、定着した悪女のイメージを払拭した作品になります。
このドラマの(最高)視聴率
本作の平均視聴率は7.3%、最高視聴率は9,2%で終了しました。
長編ドラマにしては少しふるわなかった様子ですが、コメディドラマは好き嫌いがはっきりしますので仕方ないのかもしれません。
しかし、Twitterやドラマ紹介記事を見る限りでは日本での評判は悪くはないようです。
とくに人気若手俳優が多く出演していることから女性ファンからは高い支持をうけています。
制作スタッフ
ここでは「ワンダフル・ラブ」の制作スタッフに注目してご紹介しています。
脚本 | パク・ヒョンジュ「女王の花」「愛情万々歳~ブラボー!マイ・ラブ~」 |
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演出 | ユン・リュヘ「あなたを愛しています」 |
演出 | アン・ギロ「屋根部屋のプリンス |
ユン・リュヘさんは、「三姉妹」「あなたを愛してます」などコメディ・ドラマや恋愛ドラマでキャリアをきずいてきた演出家です。
脚本家パク・ヒョンジュさんはイ・ビョンホン主演作「アスファルトの男」を担当して注目を集めた方なので知っている方もいることでしょう。
『ワンダフル・ラブ』全話から最終回までのあらすじ
若い頃に夫に他界され、女手一つで3人の子どもたちを育ててきたボッキは、気づけばビジネスで大成功をおさめていました。
しかし、母の成功にあやかった子どもたちは働きもせずにワガママ放題に成長し・・・。
ここから先はネタバレが含まれていますので、知りたくない方はご注意下さい。
若年性アルツハイマー!?
女手一つで3人の子どもたちを育ててきたボッキは物忘れが酷くなり、病院で検査を受けます。
そして、自分が若年性アルツハイマーであることを知るのでした。
成功した母の財産をあてにして働こうとはしない3人の子どもたち、長女ヨンチェ、長男ヨンス、末っ子ヨンジュンはそれぞれワガママ放題に育っています。
今後のことを考えて、このままではダメだと思ったボッキは、意を決して大芝居をうつことにしました。
突然、母ボッキが投資で失敗したと自己破産申請をしたことを聞かされた子どもたちは大騒ぎになります。
いきなり貧乏生活に突き落とされた3人は、絶望してどうしたら良いか分からない様子でしたが、そんな子供たちをよそにボッキは生き別れた息子ミンスを探そうと考えていました。
それぞれの奮闘
毎日、母のお金でデパート通いをしていた長女ヨンチェはファッションデザイナーの見習いの仕事になんとかつくことができます。
しかし、そこで第一印象最悪だった社長の弟フンナムが気になり始め、フンナムの元カノ・スジンと三角関係に陥ることになってしまいました。
しかもスジンの母ウノクとヨンチェの母ボッキには、因縁があったことで大きな問題に発展していきます。
一方、長男ヨンスは英語の家庭教師を始めることにしました。
裕福な家の家庭教師になったユンスは、そこで同級生だったダジョンと再会します。
そしてダジョンが夫ジャンホの浮気が原因で悩んでいることを知り、事実を確認する手伝いをしてあげることにしました。
ウノクとボッキの因縁
昔、ボッキに婚約者を取られたウノクは恨みを捨てきれず、逃げた2人を探し回って見つけます。
その頃には子供も生まれて幸せに暮らしていたボッキと元婚約者でしたが、逆上したウノクは彼女の息子と夫両方を奪い取ったのでした。
ボロボロにされたボッキは、いっそ死んでしまおうかと思っていた時に、ある男性に出会い救われます。
その人には3人の子どもたちがいました。
ボッキは男性が亡くなった後、身寄りのない3人の子どもたちを養子にして必死に守って来たのでした。
そして、アルツハイマーと診断されてから、どうしても奪われた実の息子にひと目会いたくなったボッキは、秘書にお願いして息子の居場所を探してもらいます。
成長していく子どもたち
ヨンチェは、何度も壁にぶつかりながらも一生懸命努力してデザイナーとしての地位を築いていきます。
恋愛の方でも元カノのスジンの妨害を乗り越えて、フンナムと両思いになることができました。
母ボッキは子供たちの成長を見守りながら、影で手助けをしてきましたが、若年性アルツハイマーの症状は日増しにひどくなっていきます。
その頃、ウノクに奪われて以来36年間会っていなかった恋人ポムソと再会を果たしました。
別れて20年経ってもまだ嫌がらせをしてくるウノクにうんざりしながらも、ボッキとポムソは行方不明になった息子ミンス捜しを行ないます。
そして、とうとうミンスがヨンチェの恋人フンナムである事実を知るのでした。
母が隠した真実
婚約をして幸せそうなヨンチェとフンナムに、真実を告げることができないボッキでしたが、もともとヨンチェが養子なことから何も告げずに結婚を見守ることにします。
しかし、それを知ったウノクはボッキへの嫌がらせにフンナムを呼びつけて真実を話してしまいました。
フンナムはボッキが何故自分を手放したのか知っても、複雑な気持ちを整理することができず、ヨンチェとも距離を置くようになります。
その頃、自分たちが養子であった事実を知ったヨンチェ、ヨンス、ヨンジュンは動揺しながらも、深い愛情で育ててくれたボッキに感謝するようになりました。
そしてヨンチェとフンナムは、お互いの秘密を知りながらも結婚し、会社のほうも軌道に乗せて安定させることができます。
ボッキは子どもたちに病気のことを隠してシアトルに旅立ちますが、後日、ポムソから真実を知ることになりました。
子どもたちは、自分たちのことが分からなくなった母の病室を訪ねると必死に呼びかけます。
するとボッキは、3人のことをようやく思い出してくれるのでした。
『ワンダフル・ラブ』のみどころ
本作は母親の病気から始まる物語ですが、重苦しい雰囲気はなく爽快なテンポで描かれていきました。
甘やかされてワガママに育った子どもたちを見て、後悔したボッキが再教育を行うために自己破産を装うという思い切った手段も笑えます。
突然一文無しになったワガママ姉弟が、どんな奮闘ぶりを見せるのかに注目が集まりますが、物語の基盤になっている母の愛や家族の絆も本作の最大の見どころです。
『ワンダフル・ラブ』の全話一覧
母に完全に依存していた3人が、自立せざるえない状況で奮闘する姿が印象的な「ワンダフル・ラブ」ですが、ここではもっと詳しいあらすじをご紹介しています。
下記をクリックしてもらえると各回のあらすじだけでなく、無料でドラマを視聴できる方法も分かるようになっていますので、ぜひ読んでみて下さい。
これから視聴しようか迷っている方は、実際に見た方の評判だけでも見てもらえると参考になると思います。
『ワンダフル・ラブ』の放送日(放映時期)
日本では2019年4月からBS朝日で放送されました。
今のところ再放送の予定はたっていないようなので、気になる方はネットを利用した視聴方法も考えてみてはいかがでしょうか。
現在ならU-NEXTでなら見放題で視聴可能ですよ。
まとめ
「ワンダフル・ラブ」の概要やあらすじを詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
家族愛をコミカルに描き、最後にはあっと驚く真実も明らかなになりますので、飽きずに見られて楽しめるドラマだと思います。
これから出世していくパク・ボゴムの垢抜けない雰囲気にも注目してみて下さい。