「宮廷女官チャングムの誓い」「トンイ」など数々の名作を生み出した巨匠イ・ビョンフンが朝鮮王朝・第22代国王・正祖を主人公に描いた時代劇ドラマです。
2007年に韓国で放送が開始されると38.9%と高い視聴率を獲得し、当初の予定より17話もエピソードが追加されるほど話題になりました。
本記事ではそんな韓国ドラマ「イ・サン」の登場人物やキャストに注目した内容をまとめています。
本記事を読んでもらえれば主要登場人物やキャストをすんなりと理解してもらうことができ、より一層ドラマの面白さと理解度が増すはずです。
『イ・サン』の人物相関図
本作は18世紀後半の朝鮮王朝時代、もっとも波乱万丈な人生を送った第22代国王・正祖の物語です。
世子のころから何度も刺客に狙われ、陰謀に巻き込まれながらも親友のパク・テスとソンヨンに助けられながら、民に愛される名君に成長していく姿が描かれています。
本作は大ヒットにつき当時60話構成のはずが、17話も増えて全77話になりました。
物語が進んでいくと登場人物も少しずつ変わっていきますが、ここでは主要人物が分かる相関図を準備しましたので、参考にしてみて下さい。
イ・ビョンフン作品常連の役者も多く起用されていますので、前作「宮廷女官チャングムの誓い」の出演者を捜しながら視聴してみても面白いかもしれません。
『イ・サン』のキャスト・出演者
下記には出演キャストと役柄を表にしてみました。
主人公との繋がりを知ってから視聴し始めるとよりストーリーが分かりやすくなりますよ。
俳優名 | 役名 | 役の説明 |
---|---|---|
イ・ソジン |
イ・サン、正祖 | 朝鮮王朝第22代国王 |
ハン・ジミン |
ソン・ソンヨン | 図画署の茶母 サンの幼なじみ |
イ・ジョンス |
パク・テス | サンの護衛官 サンの幼なじみ |
イ・スンジェ |
英祖 | サンの祖父 朝鮮王朝第21代国王 |
キョン・ミリ |
ヘギョングン(恵慶宮) | サンの母 |
キム・ヨジン |
チョンスン(貞純王妃) | 英祖の正室 |
パク・ウネ |
ヒョイ(孝懿王后) | サンの正室 |
ナ・ソンギュン |
ホン・イナン | サンの大叔父 老論派 |
ハン・インス |
チェ・ジェゴン | サンの側近 護衛部隊長 |
チョ・ヨヌ |
チョン・フギョム | 承政院同副承旨 老論派 |
ソン・ヒョナ |
ファワン | サンの叔母 |
チョ・ギョンファン |
チェ・ソクチュ | 吏曹判書 老論派 |
シン・グク |
パク・ヨンムン | 図画署の署長 |
イ・イプセ |
ヤン・チョビ | ソンヨンの先輩茶母 |
イ・スンア |
ファン・ミス | ソンヨンの先輩茶母 |
チ・サンリョル |
イ・チョン | 図画署員 |
イ・ヒド |
パク・タルホ | テスの叔父 |
陰謀渦巻く王宮が舞台ですので、多少は登場人物に変更が出来てきますが、上記の人物さえおさえておけば物語を理解するのは簡単だと思います。
パク・テスの叔父役のイ・ヒドさんやヒロインの同僚役のイ・イプセさんはイ・ビョンフン作品には必ずと言っていいほど出演している俳優さんですね。
『イ・サン』出演者(俳優)プロフィール
韓国ドラマ「イ・サン」に出演している俳優たちは他にどんなドラマに出演しているのでしょうか。
ここでは出演キャストの経歴を詳しくご紹介しています。
お気に入りの俳優が見つかったら、過去の作品も合わせて視聴してみてはいかがでしょうか。
イ・サン:イ・ソジン
1971年1月30日生まれ
本作で主人公サン役を務めるのはドラマ「波上の家」で俳優デビューを果たしたイ・ソジンです。
日本では「チェオクの剣」や「恋人」の出演で知っているという方も多いことでしょう。
俳優業だけでなく政治や様々な社会問題にも積極的に関わっていく姿勢から韓国では尊敬されている人気俳優です。
主な出演作
「Freeze(フリーズ)」
「恋人」
「火の鳥」
「チェオクの剣」
「星を射る」
「君に出会ってから」
「彼女の家」
「ワンチョ」
ソン・ソンヨン:ハン・ジミン
1982年11月5日生まれ
本作のヒロイン・ソンヨン役には大ヒットしたイ・ビョンフン作品「宮廷女官チャングムの誓い」で医女シンビ役を演じたハン・ジミンが抜擢されました。
ジミンさんが演じるソンヨンはイ・サンの幼馴染で、のちに側室となり主人公を支えていく女性です。
「宮廷女官チャングムの誓い」では医女編で主人公の親友役を演じたものの、活躍の場が限られたキャラであまり目立ちませんでしたが、本作では物語に大きく関わる役を演じています。
主な出演作
「宮廷女官チャングムの誓い」
「デジャヴ」
「京城スキャンダル」
「カインとアベル」
「屋根部屋のプリンス」
「知ってるワイフ」
パク・テス:イ・ジョンス
1976年10月21日生まれ
主人公イ・サンを生涯に渡り支え続けたパク・テス役にはMBCの公開オーディションで芸能界入りを果たし、映画「チェンジ」で俳優デビューを飾ったイ・ジュンスが演じています。
2013年くらいまでは韓国で俳優業をしていたジュンスさんですが、現在はいろいろあって芸能活動を休止している状態のようです。
主な出演作
「彼女のスタイル」
「みんなでチャチャチャ」
「国家が呼ぶ」
「近肖古王」
「大王の夢」
英祖:イ・スンジェ
1935年10月10日生まれ
第21代国王でサンの祖父・英祖役を演じたのはベテラン俳優のイ・スンジェです。
俳優以外にも政治家としての活動もしているイ・スンジェさんは国会議員も務め、現在は後輩を育てるために大学で教鞭もとっています。
時代劇ドラマに出演することが多いようで、イ・ビョンフン作品でも常連の俳優さんです。
主な出演作
「ホジュン宮廷医官への道」
「新貴公子」
「商道(サンド)」
「野人時代」
「チャン・ヒビン」
「ランラン18歳」
「ベートーベン・ウィルス」
「王女の男」
「馬医」
ヘギョングン:キョン・ミリ
1964年9月19日生まれ
主人公の母親・ヘギョングン役を演じるのは「宮廷女官チャングムの誓い」のチェ尚宮でお馴染みのキョン・ミリが抜擢されました。
「宮廷女官チャングムの誓い」では悪役を見事に演じきったキョン・ミリさんでしたが、本作では息子のこと思いながらも、権力がないため鬱々と宮中で生きる母親役を演じています。
主な出演作
「イヴのすべて」
「宮廷女官チャングムの誓い」
「朱蒙(チュモン)」
「ホジュン伝説の心医」
まとめ
韓国ドラマ「イ・サン」の登場人物や出演キャストについて詳しく解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。
イ・ビョンフンの時代劇長編ドラマということもあって視聴者の期待を裏切らない配役とテンポの良いストーリー展開が魅力の作品になります。
本作にはイ・ビョンフン作品の常連キャストが多く起用されていますので、他の作品も合わせて視聴してみると楽しみが広がるのではないでしょうか。