TBS日曜劇場『この世界の片隅に』がついに最終回を迎えました!
原作が大好評だったこともあり、放送開始前から注目されていた作品でしたが、最終話まで評価を落とすことなく走り抜けた作品だと思います。
人気俳優が多く出演したこともあり、出演者目当てで見ている方も多かったようです。
視聴者の意見、あらすじ、インターネットでの視聴方法など、気になる要素が詰まった記事になっていますよ!
視聴するかかどうか迷っている方は、このページを参考にしてくださいね!
『この世界の片隅に』第9話(最終回]のあらすじ・ネタバレ
ここでは、最終回のストーリー展開を時系列順に紹介したいと思います。
内容を知りたいという方は、チェックしてみてくださいね。
まだ見ていない方で内容を知りたくない方は読まずに飛ばしてください。
再生する広島・戻りつつある日常
昭和20年11月、北條家では鉄道会社に再就職先が決まった円太郎(田口トモロヲ)と、事務系の職に就いた径子(尾野真千子)は勤めに出るようになっていました。
しかし、海兵団に招集されて呉を離れた周作(松坂桃李)からは何の連絡もなく、すず(松本穂香)は夫の帰りを待ちわびていました。
戦時中以上に物がない状態の日本。配給も十分な量とは言えず、北條家と近隣の人々は持ち寄った着物を物々交換に出します。
その中には思い出の品もありましたが、思ったほどの食料は手に入らず、皆がっかりするのでした。
そんなある日のこと、出征していた堂本志野(土村芳)の夫・春夫(毎熊克哉)が無事に帰宅。
すずと幸子(伊藤沙莉)は、何度も「良かった」と言いながら涙する志野を笑顔で見つめていました。
浦野家の行方
昭和20年12月、広島の草津で暮らしている祖母・イト(宮本信子)から手紙が届き、原爆投下の日から母・キセノ(仙道敦子)は行方不明、妹・すみ(久保田紗友)が寝込んでいると書かれていました。
円太郎、サン(伊藤蘭)、径子達から広島行きを許されたすずは、汽車に乗って草津へ。
そして、すずは原爆症のためにイトの自宅で寝込んでいるすみと涙の再会を果たします。
すみは
「原爆投下当日、行方不明のキセノを一緒に捜した父・十郎(ドロンズ石本)は既に亡くなっており、その遺体は学校の校庭でまとめて焼いた。」
と話しました。
すみが腕にできた青紫の斑点(原爆症の1種)を見ながら「治るかな」と不安そうに呟くと、すずは
「治るよ。治らんとおかしいよ」
と答え、すみが悪者(病気)と戦い打ち勝つというストーリーの漫画を描いて渡すのでした。
姉が自分のために左手で描いた漫画を、すみは胸に抱いて涙をこぼしていました。
「どこにいてもすずさんを見つけられる自信がある」
草津を離れるすずの見送りに来たイトは、「私は精一杯生きるから、すずちゃんも負けんさんな。」と語ります。
家に戻ったイトが庭にいると、周作が訪ねて来ます。海兵団の任務を終えてすずを迎えに来たのでした。
「すずと一緒に生きられるのは幸せだ」と迷いなく話す周作を見て、イトも起きてきたすみも安心していました。
「産業奨励館(現在の原爆ドーム)」にやって来たすずは、奨励館のあまりの変貌ぶりに呆然とするのでした。
その場に座り込むすずに、誰かを探している人達から声をかけられます。
当時の広島では、キセノを探したすみのように、多くの人が誰かを探していたのです。
「すずさん。」と声をかけられて振り返ると、周作が微笑みながら立っていました。
周作が「どこにいてもすずさんを見つけられる自信がある。」
と言うと、すずは
「この世界の片隅にうちを見つけてくれてありがとう。離れないでそばにいてください。」
と答えて夫に寄り添います。
周作は彼女の手を強く握りしめて頷いていました。
戦争孤児・節子を迎え入れた北条家
呉へと帰るため、2人が待合室で汽車を待っていると、幼い女の子・節子が近寄ってきました。
すずが地面に落としたおにぎりを拾って手渡してくれたのです。すずはお礼を言って、落としていない方のおにぎりを渡します。
肘から下がないすずの腕を見て、自分の母親を思い出した節子は、すずの袖口に縋って「おかあちゃん……。」と呟いていました。
周作とすずが節子を北条家に連れて帰ると、円太郎、サン、径子たちは驚きつつも温かく迎え入れます。
径子は晴美が着ていた服を、嬉しそうに取り出していました。
翌年の春、水原哲(村上虹郎)は戦地から江波に帰還。
海に向かって「生きるで!」と力強く叫びます。
平成30年、節子(香川京子)は、近江佳代(榮倉奈々)、浩輔(古舘祐太郎)を連れてスタジアム球場に足を運びます。
その球場では年老いたすずが「負けんさんな!広島」と元気にエールを送っていました。
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節子さんは過去と現代を繋ぐ架け橋のような存在でしたね。
彼女はすずの存在を示す確かな証です。
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VOD一覧 | 配信状況 |
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『この世界の片隅に』第9話を観た感想
多くの犠牲を払った戦争が終わり、悲しみの中にいた人々が少しずつ再生していく様子が描かれた最終回でした。
原爆投下という人的なものから、東北地震や西日本豪雨などの自然災害に至るまで、私たちは対象を変えて常に何かと闘っています。
当たり前のように感じている日常が、とてもかけがえのないものであることを実感させられましたね。
そして、イトの「今、できることは生きることだけ」というセリフは命の重さや精一杯生きることの大切さを教えてくれているように思えます。
辛いシーンの連続でしたが、無事帰還した志野ちゃんの旦那様や水原哲、すずと周作の養女になった節子など明るい話題も盛り込まれており、ホッとするものを感じました。
高齢になったすずが呼びかけた「負けんさんな、広島!」という言葉は、きっと現地の方々に届いたのではないかと思います。
この世界の片隅に第9話のネットでの反応や評価・評判
最終話ということを踏まえて、ドラマ全体について触れるツイートが多かったようです。
戦争中に生きた主人公の物語だったこともあり、その時代背景について真摯に受け止めた方が数多く見られました。
「祖父母の青春時代に触れた気分」
爺ちゃん婆ちゃんの青春時代を垣間見れた気がする。
この世界の片隅に私を見つけてくれてありがとう。
今と変わり、お見合いが多かった昭和初期。
そんな時代にもこんなすずさんと周作さんみたいな恋愛があるってなんかいい。#ほーですねー— mikapt (@QZJnXaIfvlTP5p1) September 16, 2018
「考えさせられるドラマだった」
この世界の片隅に
このドラマさ。今日、最終回だったわけだけど本当に考えさせられるドラマだった。
知識として知ってても映像で見させて貰えるって中々ないし、本当にありがとうございました。
めっちゃ泣きました。— 相良さん( ・᷄ὢ・᷅ ) (@kouta_0401) September 16, 2018
「素晴らしいドラマ!」
この世界の片隅にドラマよかった…映画もちゃんと見たい…
— サエナ@15日京まふ、17〜19日東京 (@saena_v) September 16, 2018
この世界の片隅にもほんとにめちゃめちゃ良かった…Blu-ray買おうかな…(破産フラグ)
— おん (@205446) September 16, 2018
https://twitter.com/boc_akasatana/status/1041318495298838535
この世界の片隅に終わった!とてもよかった!戦争の話だけど、悲しいだけじゃなくて温かみがあってとてもよかった!
— のうちさゆり (@saaayuri_1212) September 16, 2018
まとめ
志乃の夫・春夫や哲が戦地から帰還したり、原爆投下後の浦野家の様子が判明したりと、最終話らしく綺麗にまとまった終わり方でしたね。
周作のセリフから察するに、すずはその後も夫と仲良く暮らしたのでしょう。節子は北条家に温かく受け入れられていたようで安心しました。
「よう生きた」
「生きるぞ!」
など、生きることへの肯定感がよく表されていました。
自殺や過労死など戦時中とは違う形で命が軽んじられている昨今にこそ、届けたいメッセージだったのかもしれません。
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