前回の展開では思い合う周作とすずに癒されたという方が多かったのではないでしょうか。

そして周作と哲、リンとすずという複雑な関係の相手同士が出会った回でもありました。

「すずはリンが周作の元恋人だったと気づいた?」
「憲兵に怒鳴られていたけど・・・」

など、第4話では気になるポイントが多く明かされる回になりましたよ。

気になるあらすじだけではなく、インターネットでの動画視聴方法も取り上げていますから、参考にしてくださいね。

『この世界の片隅に』第4話のあらすじ・ネタバレ

ここでは、第4話のストーリー展開を順を追って解説します。

内容をすぐに知りたいという方は、チェックしてみてくださいね。

すず、妊娠?

昭和19年8月、周囲を巡回していた憲兵は、畑に座って呉の港や町並みを描いていたすず(松本穂香)を大声で怒鳴り、彼女を無理やり北條家まで引っ張っていきました。

その当時は、港や町並みをスケッチすることは、敵に内部の情報を知らせるスパイ行為に当たるとして禁止されていたからです。

サン(伊藤蘭)と径子(尾野真千子)は怒鳴り散らす憲兵に呆れながらも、すずのために頭を下げて謝ってくれました。

しかし、憲兵の剣幕にショックを受けたすずは、その場に倒れ込んでしまいます。

それから数日経っても体調が回復しないすずに、北條家の人々は「妊娠かもしれないから病院へ行くように。」とアドバイスし、和やかな雰囲気に包まれるのでした。

ところが、病院の診断結果は栄養不足と疲れによるもので妊娠ではありませんでした。

落ち込んだすずはリン(二階堂ふみ)を訪ね、

「子供ができなかったら離縁されて、居場所がなくなる」

と言いました。

するとリンは

「売られた子供でも何とか生きとる。何か足らんぐらいでこの世界から居場所はのうなったりせんよ。」

と言い、すずを励ますのでした。

その夜、婚家先の黒村家に置いてきた径子の息子・久夫(大山蓮斗)が北條家を訪れ、妹の晴美(稲垣来泉)は大喜び。

径子と結婚した黒村家の長男はすでに病死しており、義母は久夫を後継ぎにと考えていました。それを自覚している久夫は、黒村家を出た径子と晴美に別れを告げにきたのです。

翌朝、径子に見送られて広島に帰る久夫の目には涙が……。

久夫との別れをきっかけに径子は奉仕活動に出ることを決意し、晴美の面倒はすずが見ることになりました。

周作とリンの関係に気づいたすず

昭和19年10月、北條家の納屋に親戚の小林夫妻が家財道具を持って訪問してきました。

空襲の被害を避けるため、荷物だけでも先に疎開させようとしたのです。

すずが家財道具を片付けていると、「すずさん、ええ子じゃないの。あの時変な子に決めんで良かった。」とサンに話す小林夫妻の声が聞こえてきました。

その言葉にモヤモヤしながら周作の冬物の整理を始めたすずは、棚に置いてあるリンドウの絵が描かれたキレイな茶碗をみつけます。

周作(松坂桃李)に尋ねると、「嫁になる人のために買った。すずさんが使えばいい」。

しかし、何かを感じたすずは、タンスの上に茶碗をそっと置いて使いませんでした。

数日後、すずは晴美と一緒に山でこくば(燃料に使う松葉)を集めていた時、草むらに咲いたリンドウの花に目が留まりました。

その瞬間、リンの着物の柄と茶碗の絵柄が同じリンドウだったことに気づきます。

さらに、リンが大切にしているお守り袋の中には、彼女の住所と名前を書いた紙片が入っていることを思い出したすずは、急いで家に帰ります。

そして、周作の机から一部が破られたノートを見つけ、呆然としていました。

それ以来、自分がリンの代用品ではないかと思うようになったすずは、周作に聞くこともできず、すっきりしない日々を送るのでした。

昭和19年12月、井戸で水汲みをしていたすずが、「頑張っとるの!」と声をかけられ顔をあげると、そこには水原哲(村上虹郎)が笑顔で立っていました。

久しぶりの再会にすずは……。

『この世界の片隅に』第4話の見逃し動画を無料で見る方法

前回の幸せそうな表情から一転、複雑な表情を浮かべていたすず。

彼女にキスしようとして拒否される周作。あまり見る機会のない表情を見ることが多い回でした。

特に、素直な表情の径子はなかなか見られないので、ぜひ確かめてみてくださいね!

4話をDailymotion・Pandora・miomioでも閲覧可能?

公式の動画配信サイトを利用できないという方は、非公式の動画配信サイトを利用することになると思います。

有名どころは以下の3つです。

  • Pandora(パンドラ)
  • Dailymotion(デイリーモーション)
  • miomio(ミオミオ)

『この世界の片隅に』第4話をアップしているサイトもありますよ。

ですが広告の多さや動画の重さ、ウイルス感染などの問題もありますから、納得してからこれらのサイトを利用しましょう。

『この世界の片隅に』第4話を配信している主要ビデオオンデマンド(VOD)一覧

非公式サイトの利用に不安を感じる方は、以下の表にある公式の動画配信サイトを利用しましょう。

どのサイトに『この世界の片隅に』第4話がアップされているかまとめてあるので、参考にしてください。

VOD一覧 配信状況
Hulu
U-NEXT
dTV
auビデオパス
FODプレミアム ×
Amazonプライムビデオ
TSUTAYA TV
WOWOW ×

この機会にお試し期間サービスを利用してもいいですね。

『この世界の片隅に』第4話を観た感想

今回は久夫役で登場した大山蓮斗さん、晴美役の稲垣来泉さんの名演技が光っていましたね。

幼いながらに「男は跡取り」「女は取り合わない」とそれぞれに理解しているようでした。

自分と結婚する前の周作に好きな人がいても不思議ではないと頭では分かっていても、どうしてもそのことが引っかかるすず。

自分がリンの代用品ではないかと疑う気持ちがとても切ないです。

そして、病死した父の代わりに黒村家の跡取りになる決意を固める久夫は、小学生とは思えないほどしっかりしています。

しかし、母・径子と別れる際には、こらえていた涙が久夫の頬を濡らしていました。追い打ちをかけるように、晴美が切ない胸中を打ち明けます。

どちらも、観ているこちらまで胸が痛くなるシーンでした。

私以外の4話を見た人の感想も以下に紹介します。

4話ではすずの懐妊話からスタートします。
やっと子ができたと思っていましたが実は懐妊ではありませんでした。
これをきっかけに今までぎくしゃくとした関係だったすずと義理の姉の径子との距離が縮まったのが印象的でした。
厳しい口調の径子ですが過去の出来事からそうなっても仕方ないなぁと思いました。
辛い目に合ってきたからこそつい鈴に厳しく当たってしまうんですね。
でも母親としては子供を純粋に愛するそんな母性も見えるので嫌いになれないキャラです。
リンさんと旦那の過去の関係はちょっとすずのやきもちが見えれて可愛かったです。

二階堂ふみさんがきれい!というのが1番印象に残っている回です。
原作を少し読んでいるので、ある場面で「そこは・・」と、先の展開を思って切なくなりましたが・・。ヒロインの体調の悪さを妊娠したかと思われる場面など・・。
この回は、このように切なくなる場面がいくつかあり、それをここで話すとネタバレになるので書きませんが、とにかく二階堂ふみさんはあでやかできれいですので、その姿だけでも見てほしいです(こんなおすすめでいいのか)。この美しさが切なさをよりひきたたせるのだろうと思います。

ラブラブのすずと周作なので、そろそろ赤ちゃん?と思っていたところだったので、すずにその兆しが見えたときはこちらまで嬉しくなりました。
それなのに、勘違いだったなんて…。
もし赤ちゃんだったなら、すずも周作も大喜びしたと思います。
ふたりが赤ちゃんをあやす姿を見たかった。
残念ですが、以後に期待したいです。
そんな中、径子の長男・久夫が訪ねてきたので、母親の径子と暮らしたくて径子を追って来たのだと思いました。
まさか、別れを告げるために来たとは。
こんなに小さいのに、久夫は家を背負おうとしています。
そう考えると、どんな事情があったにしても径子はもう少し我慢すべきだったのではないかと思ってしまう。
でも、この時代にこのような行動を取れてしまう径子を、カッコイイとも思います。
女性だからと我慢せずに自分の意志を貫いた径子。
その生き方は、潔くてステキです。

尾野真千子さんの演技が光った回だと思います。当時の雰囲気を良く演技として出しているなと感じました。また主人公すずが、田園風景をスケッチしていると、憲兵にスパイ行為だと指摘されるシーンがあります。当時の兵士の強さというか、怖さというのが良く伝わってくるシーンだなと思いました。こういうところから、当時の戦争の時代の雰囲気というのが直に伝わってきて面白いなと感じました。また、すずがリン演じる二階堂ふみさんと話しているシーンはとても印象的でした。二階堂さんがとても可愛く話しているなと思いました。

この世界の片隅に第4話のネットでの反応や評価・評判

「今後の展開を考えると辛い・・・」
https://twitter.com/USAMAITO21/status/1029030422980616192

「晴美の気持ちが切ない」

径子の息子・久夫の登場シーンについては賛否両論あったようです。

「オリジナル要素が蛇足では?」

「久夫のシーンで感動した」

まとめ

「スパイ」「懐妊」「代用品」など、第4話ではすずにとって多くの疑惑がかかる回になりました。

「跡取りを産まなくては居場所がなくなってしまう」というすずの懸念、「女児なら高く売れる」というリンの発言や「私は取り合わないの?」という晴美の発言を含め、当時の女性観をよく表していましたね。

第5話ではすずを一途に思い続ける哲が北条家を訪問します。

危険な任地に赴こうとしている哲の覚悟や、すずを訪ねてきた彼の意図を知った周作は、どのような行動に出るのでしょうか。

そして次回予告ですずが喪服を着ていたのも気になります。

次回も切ない展開になりそうですね。

もう一度「この世界の片隅に」を視聴できる動画配信サイトをチェックしたい方は、こちらから戻ることができますよ。

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