戦時中の少女の日常を描いたドラマ作品『この世界の片隅に』。

「見たいけど、戦争の様子を映像で見るのは怖い」

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このサイトではネタバレを含んだあらすじを載せていますから、文を読んで内容を追うことも、映像で見られそうか判断することもできますよ。

視聴できそうな方向けに、おすすめの動画配信サイトをご紹介しています。

今回はファン待望のデート回!

松本穂香さんファン、松坂桃李さんファンは特に必見です!

『この世界の片隅に』第3話のあらすじ・ネタバレ

ここでは、第3話のストーリーを時系列順に解説しますので、内容を知りたいという方は、チェックしてみてくださいね。

近づく戦争の影。嫁として認められるすず

平成30年、かつてすずが暮らしていた家で古民家カフェ開業を決めた近江佳代(榮倉奈々)は、東京のカフェ開業セミナーを受講します。

恋人の江口浩輔(古舘祐太郎)は、見知らぬ土地でのカフェ開業を心配しますが、佳代は

「あの家の持ち主さんには許可を取ってあるの」

と明るく答えるのでした。

昭和19年6月のある日、呉で初めて空襲警報が鳴ったことから、北條家では隣家の刈谷家と相談して防空壕を掘ることにします。

空襲による火災に備えたバケツリレーの練習が近隣住民の間で始まり、呉にも戦争の色が次第に濃くなっていました。

そんな中、すず(松本穂香)は、厳しくなる食料事情を乗り切るため、道端や畑で摘んだ野草を使った食事や薪代わりの炭団(炭の粉を丸めたもの)作りなど様々な工夫を重ねていました。

知恵を絞って懸命に働くすずの姿は、義父・円太郎(田口トモロヲ)、義母・サン(伊藤蘭)、義姉・径子(尾野真千子)から北條家の一員として受け入れられていきます。

周作に恋するすず

江波の実家から戻ってからのすずは、夫・周作(松坂桃李)への恋心が高まり、彼の姿を見つめてはうっとりする毎日で、径子や隣家の娘・刈谷幸子(伊藤沙莉)達からも呆れられてしまいます。

ある日の午後、サンと径子の会話から周作に他の女性との結婚話があったことを知ったすずは、気になって仕方ありません。

そこで、すずが志野(土村芳)に訪ねると

「もめて大変じゃったとは聞いたけど……。」

と言葉を濁し、幸子には

「周作さんに聞きんさい。ちゃんと忘れてあんたと結婚したんよ。」

と言われてしまいます。

しかし、周作に過去のことを聞けないすずは、スッキリしない毎日を送っていました。

周作の過去。リンとの出会い

ある日のこと、砂糖入りの瓶を水がめの中に落としたすずに、サンはへそくりのお金を渡し闇市で買ってくるように言います。

さっそく闇市に行ったすずは、砂糖の値段が跳ね上がっていることに驚きながらも、無事に買うことができました。

ところが、北條の住所・長ノ木への道順が分からなったすずは、ある遊郭の前で立ち尽くしてしまいます。

困り果てたすずが道端でスイカやキャラメルの絵を描いて気を紛らわしていると、遊女・白木リン(二階堂ふみ)が話しかけてきました。

迷子のすずに「長ノ木」への帰り道を詳しく教えたリンは、手に持っていた紙にスイカの絵を描いて欲しいと頼みました。

すずの描いたスイカの絵に嬉しそうな表情を浮かべたリンは、次に「アイスクリーム」の絵をリクエスト。

ところが、アイスクリームを見たことがないすずにはアイスクリームの絵が描けず、

「今度、描いて持ってきますから」

と言いますが、リンは

「こんなとこ来るもんじゃない。」

と答えて早く帰るように促しました。

別れ際に「北條すずです。」と名乗った瞬間、リンは複雑なそうな表情を浮かべつつ、「早よ帰り」と再び促します。

すずが去った後、スイカの絵を見つめるリンはとても寂しそうでした。

すずに癒される周作

一方、同僚の成瀬と周作が町の酒場に入ると、店内にいた数人の水兵達に絡まれ、殴られてしまいます。

そこへ現れた水兵の水原哲(村上虹郎)が、仲間を抑えて周作に非礼を詫びたため、騒ぎは収まりました。

周作と哲はお互いの武運を祈り、その場を離れるのでした。

殴られた顔をすずから手当てして貰った周作は、彼女がまだ見たこともないという「アイスクリーム」の話で盛り上がります。

すずの話を聞いて笑う周作の明るい声を円太郎、サン、径子は布団の中で聞いていました。

初めての逢引き

翌日、周作はすずに忘れ物を届けて欲しいという連絡を入れ、待ち合わせ場所に向かいます。

そこへ、遊郭の女性達と外出中のリンと偶然出会った周作は、思わず立ち尽くしてしまいます。

そんな周作にリンは軽く微笑んで挨拶し、通り過ぎていきました。

その後、待ち合わせ場所に到着したすずに「逢引きしよう」と誘った周作は、馴染みの食堂へ。

2人で雑炊を食べた後には、すずが食べたかったアイスクリームがデザートに出てきました。

貴重品の砂糖をたっぷり使うアイスクリームは、とても贅沢品だったのですが、周作が店主に頼み込んで作って貰ったのです。

美味しそうに食べるすずの顔を見つめる周作は幸せそうでした。

幸せに包まれるすずと周作

食事を終えたすずは周作に「夢の中にいるようで、覚めとうないなと思います」。

そんなすずに周作は「人には過ぎてしまったことや選ばんかった人生があるけど……。わしはすずさんを選んで幸せじゃ。」と言いました。

周作との大切な想い出になった「アイスクリーム」は心の中にしまうことに決めたすずは、リンのために畑から見える呉の港や街並みの絵を描き始めました。

ところが、巡回していた憲兵がすずの描いた絵を見て突然怒鳴り出し……。

『この世界の片隅に』第3話の見逃し動画を無料で見る方法

第3話は周作とすずが初めて言葉でお互いの気持ちを確かめ合った回になりました。

すずと一緒に、もう一度「しみじみにやにや」するにはインターネットの動画視聴がおすすめです!

3話をDailymotion・Pandora・miomioでも閲覧可能?

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『この世界の片隅に』第3話を配信している主要ビデオオンデマンド(VOD)一覧

安全に『この世界の片隅に』第3話を視聴したいという方向けに、このお話を配信しているサイトを表にまとめました。

VOD一覧 配信状況
Hulu
U-NEXT
dTV
auビデオパス
FODプレミアム ×
Amazonプライムビデオ
TSUTAYA TV
WOWOW ×

ご自身で新規登録したサイトで配信しているものがあれば、無料期間中に何度でも楽しんで視聴しましょう!

ほかに視聴したかった話題作も見つかるかもしれませんよ。

『この世界の片隅に』第3話を観た感想

周作とリンはかつて恋人だったことが読み取れる回となりました。

すずはまだ気が付いていませんが、この事実を知ったら彼女はどうなるのでしょうか。

そして、リンが「スイカと着物をくれた子=現在のすず」と気が付く日は来るのでしょうか。

結婚してから恋愛が始まったすずと周作のやり取りがなんとも微笑ましいですね。

そして、今まですずに冷たく当たっていた径子ですが、物資不足を乗り切るため創意工夫する彼女を見るうちに、ずいぶんと当たりが柔らかくなったように感じます。

そして、リンがスイカの絵を嬉しそうに見ているシーンでは、彼女にとって子供の時の唯一の楽しい思い出がイトの家で食べたスイカだったのだと気づかされます。リンが過ごしてきた過去を考えると胸が痛みます……。

私以外で3話を見た人の感想も紹介します。

歴史物ジャンルのドラマは好きな方です。ただこのドラマは戦争、原爆、敗戦など重いテーマなのもあって見たあと暗い気持ちになってしまうことが多いです。
この世界の片隅にの第3話は、周作の姉が娘を連れて、実家に戻ってきます。その娘の晴美がとにかくかわいいです。実際の世の中でも小さな子どもが場にいると、和んだり笑いが起きたりすることがあると思いますが、この晴美がドラマの世界観で小さな明るさを担っている気がします。物語終盤では、幼少期にすずが周作と会っていたことを思い出したりと全体明るい回だったと思います。

このドラマの放送を知ったときは、松坂桃李ではちょっとイケメンすぎないかなと思ったのですが、ドラマの世界にはまって違和感ないと思います。
この回では、戦時中でも穏やかだったところがどんどん戦争の色が濃くなっていきます。私はそういう時代を経験していないので、ドラマを見て体験している気分になりました。
しかしそういうこととは別に、ヒロインの乙女心が健在なところは、見る人によっては不謹慎と感じるかもしれませんが、これからどんどん大変になる時代を生き抜くためにもいいことなのでは・・と思いました。
今、けっこう雑に使っている調味料がいかに貴重だったか、そういうことも考えさせられました。

すずが可愛いです。
結婚してしばらく経過したというのに、今更周作に片思いをしているような反応。
戦争が激しくなっているようですが、このようにおだやかな時間を過ごせるのだから、すずの結婚は幸せだったようです。
空襲警報や防空壕など、現実は暗い影が広がってきているなかで、このようなすずの様子を見るとなんだか癒やされます。
きっと周囲もそんな気分になれると思う。
この時代の結婚は、相手のことなど全く知らずに結婚することもあったとは聞いていましたが、まさにすずもそんな結婚だったのですね。
でも、すずは周作のことを好きになれたようで、本当に良かったです。
暗い時勢だからこそ、少しでも明るい材料があるのは嬉しいと思う。
今後もすずには、みんなの気持ちを癒やしてくれる存在でいて欲しいと思います。

すずを演じる(松本穂香)と周作を演じる(松坂桃李)が結婚して3ヶ月のころ、呉にも空襲警報が鳴り始めます。そんな中、すずの周作へ気持ちも増していく、近所の人たちと庭先に防空壕を掘る周作の姿に見とれるすずの姿はなんとも言えない恋する女性模様が描かれ、視聴しているこっちもドキドキしてまうシーンでした。
そんなある日、北条家のお母さん・サンを演じる(伊藤蘭)と義理の姉・径子を演じる(尾野真千子)がコソコソっと話す声が聞こえてきたすずは、ショックなことを小耳に挟んでしまいます。それは周作には以前、別の女性との結婚話があったという事です。すずはその日から周作に嫉妬心を抱くようになります。
動揺したすずは、当時、高価だった砂糖を桶に落としてしまいます。それを目にしてしまった義理母のサンは、自分のへそくりを出してきて、砂糖を買ってくるように言います。
ここでの義理母の優しさがとてもよく、こんな姑だったら一緒に暮らしてもいいなと思いました。
砂糖を買いに行ったすずは、道に迷ってしまった先で、リンを演じる(二階堂ふみ)に出会います。第3話は、そのリンさんが何者なのかが気になるシーンで第4話へ続きます。

この世界の片隅に第3話のネットでの反応や評価・評判

第3話も評判は上々でした。

水兵になれなかった周作の複雑な表情を指摘している声、水兵になったが思い人と結ばれなかった哲の再登場に期待する声が見られたように思います。

「砂糖から当時の生活が見える・・・」

「周作のコンプレックスが垣間見える」

「哲とすずの再会に期待!」
https://twitter.com/andy_natsu0114/status/1023851595992158213

「毎回放送時間を拡大してほしい」

軍や戦艦などに詳しい人にとっては、疑問に思う箇所があったようです。

指摘に反論しているツイートも見受けられました。

「戦艦“青葉”が呉にいていいの?」

「海軍式の敬礼が違うのでは?と言っているけど・・・」

まとめ

第3話では、哲やリンといった、すずにとって思い出深い人となるキャラクターが本格的に登場しましたね。

すずと周作の新婚生活や初めての逢引は、仲睦まじい様子が伝わって来てとても微笑ましいものでした。

「夢のようです」
「あなたを選んで幸せだ」

という言葉の掛け合いも素敵でしたね。

周作に恋人がいたと知って内心複雑なすずの様子が描かれていましたが、第4話では「嫁としての義務」を果たそうと苦悩する姿が中心になりそうです。

悩みを打ち明けるすずに、リンがかける言葉とは?

次回も見逃せない展開になりそうです!

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