「善徳女王」は過酷な運命を生き抜いた女性の人生を描いた、壮大な韓国長編時代劇です。

7世紀の新羅時代を舞台に、善徳女王と花郎たちの活躍を描いています。

花郎と言えば、1400年以上前に、実際に新羅で活躍した美青年軍団です。

今作の花郎も、多くのイケメン俳優が出演し話題を呼びました。

本記事では長編大ヒット時代劇「善徳女王」に興味はあるけど、まだ見れていない人に、作品の魅力を徹底的に解説します。

あらすじや見どころポイント、作品概要を紹介していきますので、最後までチェックしてください。

『善徳女王』の概要

「善徳女王」は全62話もあり、長編大作となっています。

そのため、さまざまなエピソードがたくさん詰まった魅力的な内容です。

抑えておきたいストーリーポイントをかいつまんで紹介していきますので、全体的な流れを把握してくださいね。

ミシルの策略で国を追われた王女

王妃の座を狙うチヌン王の側室ミシルでしたが、チヌン大帝の孫、チンピョン王(ペクチョン)が王位を継ぐことになりました。

しかし、正室のマヤが行方不明となっていたため、ミシルはこれを機に権力を握ろうと考えていたのです。

しかし、国仙のムンノがマヤを連れて王宮に戻ってきます。

やがて、チンピョン王とマヤに双子の娘が産まれたのですが、ミシルに対抗できる唯一の者と啓示を受けたため、侍女のソファに妹の方を預け、王宮の外へ逃がしたのです。

それに気付いたミシルは、追っ手を放ち、始末するように命じます。

難を逃れた侍女ソファは、娘をトンマンと名付け、砂漠の小さな村で宿屋を開き、貧しいながらも楽しく生活を送ることになったのでした。

王宮を出てから、執拗に追っ手が迫るなか、必死に生きる少女と養母の運命が気になる展開です。

今後のストーリーに期待が大きくなりますね。

主なキャスト(出演者・俳優陣)

「善徳女王」には大勢のキャストが登場しますが、その中から注目すべき、主要キャストを紹介します。

  • イ・ヨウォン:トンマン/善徳女王
  • ナム・ジヒョン:トンマン幼少期
  • コ・ヒョンジョン:ミシル
  • オム・テウン:キム・ユシン
  • キム・ナムギル:ピダム
  • アン・ギルガン:チルスク

上記で紹介した主要キャスト以外にも、豪華な顔ぶれがそろっています。

イカゲームにも出演していたオ・ヨンスもウォルチョン大師役を務めています。

他キャストについては下記のリンクを参考にしてください。

今現在イケメン俳優として大活躍中のキム・ナムギル、若手実力派として人気の高いナム・ジヒョンが出演。

2人の昔の演技に注目です。初々しいながらも、若手とは思えないほどの、名演技を披露してくれています。

花郎の長や郎徒にも、よく見る顔ぶれが大勢出演し、ドラマを盛り上げていて、どのキャストも必見です。

このドラマの(最高)視聴率

「善徳女王」はMBCで、全62話が放送されました。

62回も放送されれば、視聴率が低い回もあって当然ですが、今作は17話連続40%を超える快挙を達成しました。

瞬間視聴率49.9%を叩き出し、異例の大ヒットとなったモンスター級の作品です。

あまりの人気に50話から新たに12話が追加で製作されたほど!

2000年以降に製作された韓国ドラマ、歴代視聴率トップ30に入るほど、非常に高い視聴率をマークしました。

制作スタッフ

「善徳女王」を手掛けた製作スタッフを紹介します。

脚本 キム・ヨンヒョン
宮廷女官~チャングムの誓い」 「六龍が飛ぶ」
脚本 パク・サンヨン
「根の深い木〜世宗大王の誓い〜」
演出 キム・グンホン
「朱蒙」「ホジュン~伝説の心医~」「イ・サン」
演出 パク・ホンギュン
「ニューハート」

脚本に大ヒット時代劇「宮廷女官~チャングムの誓い」を手掛けたキム・ヨンヒョンが担当し、演出はこれまた大ヒット時代劇「朱蒙」を手掛けたキム・グンホンが参加。

時代劇を得意とする脚本と演出がタッグを組んで、最高作品を創り上げました。

『善徳女王』全話から最終回までのあらすじ

王宮を追われ、小さな砂漠の村で侍女のソファと幸せに暮らしていたトンマン。

しかし、そんなささやかな幸せも、長くは続きません。

ミシルによって放たれた刺客、チルスクが2人を追って、砂漠の村までやって来たのです。

決死の覚悟で逃げ切ったトンマン

マヤが生んだ王女を探しに、小さな砂漠の村にたどり着いたチルスクは、ソファとトンマンに出会います。

そして、ソファが持っていた荷物を見て、トンマンが探していた王女だと気付いたのです。

殺そうとするチルスクをかわし、ソファとトンマンは何とか砂漠に逃げ出します。

しかし、ソファは流砂に飲み込まれてしまったのです。

最愛の養母を失くし、絶望に打ちひしがれるトンマンでしたが、自分の出生の秘密を探るため、唯一の手掛かりである国仙ムンノを探すため、旅立つのでした。

怪しい詐欺師とある少女との出会い

ムンノを探す道中、チュクパンとコドという2人組の男に出会います。

ムンノを知っているという僧侶の格好をしたチュクパンに付いていくトンマン。

しかし、実はチュクパンとコドは詐欺師で、トンマンから金をせしめようとしていたのです。

チュクパンに騙されているとも知らず、ムンノがいるというソルチ村に向かいますが、その道中でわがままな少女、チョンミョン(トンマンの実の姉)に出会います。

ソルチ村の住人に捕まり、牢屋でチョンミョンが自分と同じ、耳にあざを持っていることを知り、2人はお互いに運命を感じていたのです。

花郎でのつらい修行の日々

チョンミョンは少年だと思い込み、トンマンを花郎へ入れることにしました。

幼なじみのキム・ユシンに預け、花郎で生活できるように手を回します。

トンマンは自分の出生の秘密を探るため、王宮に入るのに花郎は好都合だと考え、少年たちに交じって剣の技を磨くために修行に励みます。

どんなにつらい修行の中、女であることを隠しながら、必死で耐えてがんばり続けるトンマンに、やがてユシンたちも仲間だと認めるようになったのでした。

最悪なチルスクとの再会

花郎として王宮に出入りするようになったトンマンは、ミシルのもとに戻って来たチルスクを見て驚愕します。

しかし、流砂で失明をしたチルスクは、トンマンに気が付きません。

一方、王妃に事実を聞き出したチョンミョンは、トンマンが実の妹、王女であることに気付きます。

そして、ミシルはソファが侍女であることに気付き、ソファが連れて行った王女を探し始めるのでした。

『善徳女王』のみどころ

・一瞬たりとも目が離せない奥深いストーリー
今作の魅力は何と言っても、奥深い見応えのあるストーリー展開です。

62話とこれだけ長いにも限らず、最後まであっという間に感じられるほど、たくさんの魅力が詰め込まれています。

豪華なキャスト陣も魅力ですが、次はどうなってしまうのかと、気になって見るのが止められません。

・花郎たちの熱い友情
若い青年たちが傷つけ合いながらも、信頼と友情を育む姿は、胸を打つものがあります。

女性でありながらも、花郎の青年たちと心を通わせるトンマンの姿に、清々しさを覚えるはずです。

トンマンが女王となってからも、その信頼は揺るぐことなく続きます。善徳女王と花郎たちの絆も見どころです。

『善徳女王』の全話一覧

上記のあらすじだけでは、「善徳女王」の魅力はまだまだ伝えきれません!

もっとあらすじが読んでみたい人は、以下の項目をチェックしてください。

1話 「チヌン王の死」あらすじ
2話 「運命を背負った双子」あらすじ
3話 「八つの北斗七星」あらすじ
4話 「ミシルの追っ手チルスク」あらすじ
5話 「流さで失った命」あらすじ
6話 「再会した双子」あらすじ
7話 「同じあざ」あらすじ
8話 「裏で操る者」あらすじ
9話 「花郎に入ったトンマン」あらすじ
10話 「速含城を奪還」あらすじ
11話 「おとり作戦」あらすじ
12話 「龍華香徒が奇跡の生還」あらすじ
13話 「ミシルの力の源」あらすじ
14話 「サダハムの梅とは?」あらすじ
15話 「ミシルからの手紙」あらすじ
16話 「天の啓示」あらすじ
17話 「ユシンとチョンミョンとトンマンの結束」あらすじ
18話 「双子の不吉な運命」あらすじ
19話 「妹の正体」あらすじ
20話 「呪われた存在」あらすじ
21話 「チョンミョンの政略結婚」あらすじ
22話 「奇妙な男」あらすじ
23話 「トマク村で再会」あらすじ
24話 「非業な死を遂げた王女」あらすじ
25話 「王になる決意」あらすじ
26話 「女王になるために」あらすじ
27話 「ユシンの悩み」あらすじ
28話 「天からの啓示」あらすじ
29話 「天神王女」あらすじ
30話 「悩ましい神権問題」あらすじ
31話 「戻って来た国仙」あらすじ
32話 「3つの意味」あらすじ
33話 「三韓統一の大業」あらすじ
34話 「ピダムの作戦」あらすじ
35話 「比才の決勝戦」あらすじ
36話 「抑えきれない気持ち」あらすじ
37話 「師匠の死」あらすじ
38話 「ピダムの仇討」あらすじ
39話 「トンマンの作戦」あらすじ
40話 「安康城村長の処刑」あらすじ
41話 「野蛮な制度」あらすじ
42話 「眠れる獅子」あらすじ
43話 「チュンチュの動揺」あらすじ
44話 「和白会議の行方」あらすじ
45話 「玉璽を手にするのは?」あらすじ
46話 「ミシルによる独裁政治」あらすじ
47話 「ソファの死」あらすじ
48話 「トンマンの身の潔白」あらすじ
49話 「ミシルの逃亡」あらすじ
50話 「ミシルの最後」あらすじ
51話 「トンマン女王の誕生」あらすじ
52話 「ユシンとピダムの対立」あらすじ
53話 「復耶会の首謀者」あらすじ
54話 「島流しの刑」あらすじ
55話 「百済の間者」あらすじ
56話 「トンマンからの提案」あらすじ
57話 「揺れる思い」あらすじ
58話 「ピダムとの婚姻」あらすじ
59話 「使臣団の密書」あらすじ
60話 「ミセンたちの陰謀」あらすじ
61話 「反乱軍と合流」あらすじ
最終話 「ピダムとトンマンの全面対決」あらすじ

全62話分のあらすじがありますので、あらすじページへ飛んで、読んでみてくださいね。

『善徳女王』の放送日(放映時期)

2009年5月25日から12月22日まで、MBCで全32話が放送され、大人気となった韓国時代劇です。

日本の衛星放送で放送され、ノーカット版のDVDも発売されています。

現在、以下のVODサービスで配信されています。

配信が終わってしまったVODサービスもありますが、リクエストで復活する可能性もあるため、利用中のVODサービスで配信されていない場合は、リクエストしてみましょう。

まとめ

「善徳女王」のほんの一部のあらすじと、見どころポイントや作品概要などを紹介しました。

魅力がいっぱい詰まった感動的な長編大作です。

思わず手汗握るスピードあるストーリー展開で、家族みんなで楽しめます。

今作はVODサービスでも気軽に視聴できますので、ぜひ登録をしてからきれいな画質で楽しんでくださいね。