晴美という幼い命が奪われ、右手首を失なったすずは、広島の実家に帰る事を決意しますが、やっぱり北條家が自分の居場所であると実感。

そしてその瞬間、広島に原爆が投下されてしまいました。

本記事では続きが気になる『この世界の片隅に』第8話のあらすじ&ネタバレを紹介していきます。

見逃しちゃった人や、録画し忘れた人の為に、無料で動画を視聴する方法も紹介していますので、せび参考にして下さい。

『この世界の片隅に』第8話のあらすじ・ネタバレ

第8話では、終戦を迎えた日本で、強く生きる人々の様子が描かれています。

それでは、時系列順にストーリーを紹介していきます。

ネタバレが含まれていますので、動画をまだ視聴していない方は注意して下さいね。

『強くなるすず』

北條すず(松本穂香)は、はさみで自分の髪を切り落とし、実家がある広島へ連れて行って欲しいと頼みました。

近隣のハルは、救援物資を届けに行く車に乗れるのは、人数が限られていて医療関係者だけだ、と伝えます。

しかしハルは、実家の家族の安否を確認してくることを約束してくれたのです。

翌日、広島から歩いて来たと思われる男性が、集会所の前で亡くなっていました。

筵をかけられ担架で運ばれて行く男性を見た近所の主婦たちが、「どこの誰かも、顔も服もべろべろで分からないね…。」と話しながら手を合わせていました。

すずは1本の木に、障子が破けた戸が引っ掛かっているのを見つけ、木に登り始めます。

「うちは強うなりたいよ!!優しゅうなりたいよ。この町の人みたいに。なりたい。」と言いながら、片手でなんとか戸を下ろそうとします。

すると、警報が鳴り響き、数台の爆撃機が空を飛んでいくのを見たすずは、「うちは負けんよ!!」と爆撃機に向かって睨みつけるのでした。

刈谷幸子(伊藤沙莉)と堂本志野(上村芳)とすずの3人で庭仕事をしていると、「降参しないともっと酷いことになる」という内容の伝単が空から降ってきたのです。

「冗談じゃない!!何が降参じゃ!!バカにしくさって!!」とすずは声を荒げて言いました。

すずの実家とは今だ連絡が取れず、北條家のみんなも心配していました。

その夜、周作(松坂桃李)が突然、バタバタしていて忘れていたが、この家を出るって言ってなかったか、とすずに問いかけます。

すずは、「そこを今持ち出しますか!?」と怒りながら答え、「おらして下さい。お願いします。」と頭を下げたのです。

「心配かけよって…。」と言う周作に向かって、すずは「ほんまにすんませんでした!!」と言いながら、拾ってきた伝単を丸めて投げつけます。

周作は、その紙が伝単である事に気付き、憲兵に渡さないといけない決まりだと言いましたが、すずは憲兵に渡しても燃やされるだけなら、落とし紙として使ったほうがいいと反論。

それもそうだと、周作とすずは2人で笑いました。

『終戦』

昭和20年8月15日。

正午に重大放送がある為、ラジオの前で待機すること、という回覧板が回ってきたのです。

北條家に近所のみんなが集まり、一緒にラジオを聴くことになりました。

正午になり、ラジオからは天皇陛下の声が聞こえてきますが、途切れ途切れだった為に、すずたちは何を言っているのか、理解することが出来ませんでした。

最後に君が代が流れて放送は終わり、どういう事だったのか分からないみんなに、堂本安次郎(塩見三省)が「戦争は終わった…。」と静かに告げたのです。

すずは「なんで…?」と呟き、広島に新型爆弾を落とされたり、ソ連も参戦したし敵うわけが無い、と刈谷タキ(木野花)は宥めます。

しかしすずは立ち上がり、「そんなん覚悟の上じゃないんかね!?そうじゃろ!?最後の一人まで戦うじゃなかったんかね!?そう言うとったじゃろう!!戦えるじゃろう!?まだ!!今じゃって、ここにこんだけおるのに!!こんなに生きとるのに!!まだ左手も両足も残っとるのに!!戦えるじゃろうまだ!!」と泣きながら声を荒げ、晴美(稲垣来泉)の遺骨の方を眺めます。

「うちは、こんなの納得できん!!絶対出来ん!!」とすずは叫びながら家を出て行きました。

黒村径子(尾野真千子)は晴美と撮影した家族写真を眺めながら、仏壇の遺骨に向かって「晴美…晴美…」と涙ながらに呼びかけ、「もっと早う、もっと早う、終わっとりゃ…」と言いながら泣き崩れました。

畑に出たすずは、兄の要一が出征して行った時の事、要一が遺骨で戻って来た時の母キセノ(仙道敦子)の涙、幼馴染の水原哲(村上虹朗)の事、亡くなった晴美の事、そして無くした自分の右手首の事を思い出し、声を上げて泣き崩れました。

『原爆による被害』

昭和20年、9月。

すずの右手の診察に医者が訪れ、経過が順調だと告げられます。

ただ、骨髄炎になるかもしれないので、激しい運動は控えるように忠告されました。

家の入口まで医者を送った周作が、広島まで行くのは難しいでしょうか、と質問すると、列車はぎゅうぎゅう詰めだから難しいと言われ、広島出身の人に今の広島は見せない方がいい、と言われたのです。

すずたちが畑仕事をしていると、広島へ救援物資を届けに行ったハルが通りかかります。

ハルは、広島から帰って来てからずっと体調が悪く、日が眩しいと言って黒い傘をさしていました。

ハルの息子も行方が知れず、広島にいる幸子の兄も安否が分からず、すずの実家とも連絡が取れない状況が続いていました。

嵐がやって来た夜、郵便配達員が大雨の中、すず宛のハガキを届けに来てくれました。

濡れて消えかけていた文字の中に、すみという字が見え、すずは嬉しそうな声を上げます。

文章はまったく読めませんでしたが、住所が草津になっていたことから、すみ(久保田沙友)が草津の祖母の家に居る事がわかったのです。

タキの自宅では、タキに呼び出された近所の住民が集まっていました。

「1回で済ませてしまおうと思ってね…」と切り出したタキは、先日集会所の前で亡くなっていた男性が、自分の息子だったことが分かったと明かしました。

「うちの息子じゃったんじゃ。うち、気付いてやれんかった。母親なのに、うち。あの子はどんな思いで呉まで…」と言い、タキは泣き崩れます。

すると、幸子と祝言の話をしていた、周作の同僚の成瀬が「わしがこちらに来ます。息子になりますけ!!幸子さんも出て行かんで済みますけ。じゃけぇ、寂しくないですけ!!」と涙ながらに言いました。

『リンの消息』

昭和20年10月。

終戦に伴い、上陸してきた占領軍に負けを認めんと反抗する反乱軍を制圧する為、周作が駆り出されることになりました。

同じ日本人同士で、反乱や制圧など、せっかく生き残ったのに嫌だと言う周作。

すずは周作を駅まで見送りますが、占領軍がいつやって来るか分からない状況で、街にはほとんど人がいません。

ふと周作が立ち止まり、ここでいいと告げると、いつか言いよった白木リン(二階堂ふみ)の様子を、自分で見に行って見るよう言われます。

すずは道を走り出し、二葉館が立っていた所に到着すると、そこは瓦礫の山でした。

瓦礫に中には、いつかリンにプレゼントした茶碗が落ちています。

すずは、生前リンがが言っていた、人が消えてなくなれば、記憶も秘密も丸ごと消えてなくなり、それはそれで贅沢な事なのかもしれない、と言っていた事を思い出すのでした。

『この世界の片隅に』第8話の見逃し動画を無料で見る方法

ここでは、第8話を見逃してしまった方に、動画を視聴する方法を紹介していきます。

第8話では、原爆によってもたらされた被害と向き合いながら、強く生きようとする姿、そして終戦を迎えた人々の洋々な思いが描かれています。
ぜひみなさんも、参考にしてみて下さい。

8話をDailymotion・Pandora・miomioでも閲覧可能?

ここでは、無料で動画視聴が出来る非公式サイトを紹介します。

有名なサイトは下記の3つです。

  • Pandora(パンドラ)
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上記サイトでは、違法にアップロードされている動画が多い為、削除されて視聴出来ない場合があります。

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『この世界の片隅に』第8話を配信している主要ビデオオンデマンド(VOD)一覧

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『この世界の片隅に』第8話を観た感想

ここでは個人的な感想を紹介します。

終戦を迎えた日本を、よかったと思う人ばかりかと思っていましたが、すずのよう悔しいともう人もいたのですね。

確かに、戦争のせいで晴美を失い、戦争のせいで右手首を失い、戦争のせいで兄を無くし、何もかも戦争のせいなのに、勝手に戦争が終わる事を、ただただ許せなかったのでしょう。

すずが涙して叫ぶシーンは、とても心に残りました。

広島に行ったハルさんが、ずっと体調が悪く、眩しいからと黒い傘をさして外を歩いていた場面。

あんなに気さくで明るかったハルさんが、広島でどんな状況を見たのかを、想像するだけで怖くなりました。

人々がこれから、どう生きて行くのか、引き続き楽しみです。

また、8話を見た他の方の感想も以下に紹介します。

すずと晴美ちゃんが不発弾の被害にあってしまい、すずが目を覚ますと北条家で全身包帯に巻かれていたという場面から始まります。自分が側にいたのにも関わらず晴美ちゃんが亡くなってしまい、お姉さんにも責められて絶望して悲しみに暮れるすずの気持ちがひしひしと伝わってきて思わず泣きそうになりました。
私もすずの立場だったら怪我をして何もできない状態で北条家にいたくなくなるだろうし、いなくなってしまいたいと思うと思います。
絵を描く右手も無くなり、趣味もできなくなって生きる希望を無くしてしまうと思います。
空襲が北条家を襲ったときも北条家が無くなってしまったらいいのにという気持ちが伝わってきました。晴美ちゃんが亡くなったのも、右手が無くなったのもすずのせいでは無いのに、すずが消えそうになっていく姿は今すぐにでも側に行って一緒にいてあげたいという気持ちになりました。
戦争というのは色んなものを奪ってしまうと改めて感じ、恐ろしい戦火の中でも生き抜く人達の葛藤を感じ取ることができました。
空襲の場面は迫力があり、思わず自分がそこにいる気分になるほどでした。戦争はしてはならないと改めて思わされた第7話でした。

広島に住んでる家族が心配で車に乗っけてほしいと言ったけど結局行けなかったすずは、もしかしたら行かなくてよかったのかなと思いました。
広島に行っても安否の確認は難しいだろうし、原爆が落ちた町を見たらショックが大きくて、すずも精神がもたなくなっていたかもしれないと思いました。
でも後ですみから手紙が来て、とりあえずすみは無事だということがわかって安心しました。

そしてラジオで終戦を知り、すずは戦争が早く終わってほしいという思いもあるけど、日本が負けて兄や晴美の命を奪われた悔しさのほうが強かったんだと感じました。

毎回涙ぐんでしまうドラマです。
今の日本は平和で本当に有難いことだと感じさせられます。

平和を後世に残すのに良い作品だと心の底から思うドラマです。
そのなかで第8話は日本人なら誰でも知っている広島原爆投下後、終戦のストーリーで晴美ちゃん役の稲垣来泉ちゃんが7話ですずさんと一緒に時限爆弾の被弾をうけ亡くなったことはドラマとわかっていても悲しく泣いてしまいました。
8話はその直後で終戦を迎えていますから晴美ちゃんのお母さん役の尾野真千子さんがなんでもう少し早く終戦にならなかったのかと遺骨を前に泣いていたところでも泣いてしまいました。
晴美ちゃんを亡くした自責の念から酷く落ち込むすずさんを近所の歳の近い幸子さんと志野さんが励ましますが励ました方が独特でそこでも思わず泣いてしまいました。
特に幸子さんは毎回、その演技力の高さとキャラクターに唸らせてもらっています。8話の後半では幸子さんの縁談がうまくいきそうな形で終わりよかったなと思いました。今夜はいよいよ今夜が最終回です。なんかさみしいです。

広島に新型爆弾が投下され、その後終戦を迎えました。
しかし、戦争が終わっても、その爪跡は深く残ってしまいました。

広島の原爆で被害を受けた人は後遺症に苦しむことになります。
この時の大惨事の後遺症が今でもまだ残っているので、過去の歴史だという風には割り切って観ることができませんでした。

しかし、どのような状況になっても、人々が前向きに何とか生きていこうとする生命力のような強さを感じることができました。

近所の人たちを集めて、そこにおはぎが用意され、その場で息子が原爆によって死亡したという報告をしなければいけない辛さは相当なものだったと思います。
私はこの場面が一番印象に残りました。

この世界の片隅に第8話のネットでの反応や評価・評判

第8話では、原爆の恐ろしさや、終戦についての洋々な意見が多いですね。

そして松本穂香の演技力に絶賛する声も上がっています。

それでは、第8話を実際に見た人の感想をいくつか紹介します。

まとめ

『この世界の片隅に』第8話のストーリー、動画視聴する方法などを紹介させて頂きました。

参考にして頂けましたでしょうか?

原爆での犠牲は、現代の私たちには計り知れないほどの悲惨。

終戦を迎えて、よかったと思う人もいれば、悔しいと思う人もいる。

このドラマでは、風化させてはいけない物語を伝えてくれています。

ぜひみなさんも、動画視聴してみて下さい。

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