第1話にして早くも呉の北条家に嫁いだすず。

彼女の新生活を心配していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「次回予告でいじめられていたみたいだったけど・・・」

など気になる点をドラマのあらすじを追うことで明らかにしていきます。

この記事は『この世界の片隅に』第2話のネタバレを含みますから、実際に見てみたくなった方はご紹介するサイトなどを利用して視聴してみてください。

『この世界の片隅に』第2話のあらすじ・ネタバレ

ここでは、第2話の内容を時系列順に紹介していこうと思います。

あらかじめストーリーの内容を把握しておきたい方は、チェックしてみてください。

北条家に嫁いだすずの仕事

祝言の翌朝、まだ外が薄暗いうちから起きたすず(松本穂香)は、朝食の準備に追われていました。

江波の実家とは違って上水道が完備していない北條家では、細い道を辿った井戸まで水汲みにいかなければならず、これも嫁であるすずの仕事でした。

軍の録事(書記)をしている周作(松坂桃李)と航空機の設計士で義父の円太郎(田口トモロヲ)の出勤を見送った後は、炊事・掃除・洗濯・サンの世話といった家事がすずを待ち受けています。

すずは足の悪い義母・サン(伊藤蘭)の手を煩わせることがないよう懸命に家事をこなし、そんな彼女にサンは余計な口出しをしないように気遣っていました。

帰宅した周作が

「今日、1日疲れたじゃろ?働き手が欲しくて嫁を貰ったと思ってないか。」

と問いかけると、すずは

「うちはそれで幸せです。うちが必要じゃ言うことですよね」

と穏やかに答えます。

さらに周作が話を続けようとした時、疲れ切ったすずはすでに寝ていました。

翌日、すずは隣家の主婦・刈谷タキ(木野花)から近隣住民共有の畑や配給場所に連れて行ってもらいました。

配給場所に集まった主婦たちの中には、すずと年齢の近いタキの娘で独身の幸子(伊藤沙莉)と夫が出征中の堂本家の嫁・志野(土村芳)らがおり、すぐに親しくなります。

すずは、慣れない家事をこなしながらも、少しずつ北條家の嫁として馴染んでいくのでした。

勝気な小姑・径子の登場

すずが嫁いで1か月、周作の姉・黒村径子(尾野真千子)が6歳の娘・晴美(稲垣来泉)を連れて北條家を訪れます。

径子は反りの合わない姑の愚痴をサンにぶちまけ、おっとりしたすずにはきつい嫌味を浴びせます。

すずの顔を見るたび「冴えんねえ」とがっかりした口調で繰り返す径子の言葉に、すずは密かに傷ついていました。

そして、北條家の全員が集まった夕食時に、径子は

「離縁して、黒村家に置いてきた長男の久夫を引き取る」

と言い出しました。

さらに

「私がここにおるんなら、嫁取りを急く必要はなかった。すずさん、実家の広島に帰りんさったら?」

と言い放ちます。

しかも、円太郎とサンが

「そうやね。一度、広島に帰ったら?」

と言ったため、驚いた周作が止めます。

しかし、自分がこの家に必要ないと思ったすずは、江波の実家に帰ることにしました。

一方、すずと同級生だった・水原哲(村上虹郎)は兄と同じように海軍に入隊し、南方の洋上で厳しい訓練に耐えていました。

同僚から「好きな女はいるか」と聞かれた哲は、「もう嫁に行ってしまった」と答え、太陽がきらめく青空を見上げていました。

哲はずっとすずのことが好きでしたが、海軍に入隊したばかりの哲には、どうすることもできなかったのです。

実家に帰ったすず

北條家での疲れが溜まっていたすずは、実家に帰ってからずっと寝てばかりいました。

眠り続けるすずの頭にできた大きな円形脱毛症を見つけた母・タキノ(仙道敦子)と妹・すみ(久保田紗友)は、彼女の苦労を思いやるのでした。

「俺は死なん!」

と言い残して従軍していった兄・要一の話題がのぼります。

何度か手紙を出しているのにも関わらず一向に返事がこないことに、彼の身を案じる浦野家は不安を募らせていました。

数日後、父・十郎(ドロンズ石本)から小遣いを貰ったすずは、久しぶりに広島の町へ。

店でスケッチブックとキャラメルを買ったすずは、景色のいい橋のたもとで絵を描こうとしました。

キャラメルを口にして大好きな絵を描こうとした時、すずは幼少期にさらわれたことや、その時キャラメルを分け合って一緒に逃げた少年のことを思い出します。

周作は縁談を申し込みに浦野家を訪問した際、キャラメルを持参していました。

あの時の少年がかつての周作で、彼が自分のことを覚えていたのだと気づいたすずは、「かへります」の書置きを残して実家から北条家へと帰るのでした。

しかし、北条家の庭先に径子がいるのを見たすずはどのようにして帰ればよいのか分からず、呉の港が一望できる場所で途方に暮れてしまいます。

仕事から帰ってきた周作が彼女を見つけ、すずにその場所から見える船の説明を始めます。

戦艦大和を目にした周作は、海に向かって

「お帰り、大和!お帰り、すずさん!」

と叫びました。

心の底から嬉しそうな周作の表情を見たすずは、自分が夫から必要とされていることを実感するのでした。

一方、客の見送りにと店先に出た遊女・リン(二階堂ふみ)は、「北条」の名を耳にして通りへと駆け出し、誰かの姿を探していました。

『この世界の片隅に』第2話の見逃し動画を無料で見る方法

「すずさんに会いに行く」という文言も話題になった劇場版アニメーション映画。

ドラマのすずさんに会えるのは、テレビだけではありません。

「見逃した・もう一度見たい」という方は、インターネットで彼女に会いに行きましょう!

Dailymotion・Pandora・miomioでも閲覧可能?

動画視聴サイトはネット界隈に多く見られます。

非公式サイトで有名なのが以下の3つ。

  • Pandora(パンドラ)
  • Dailymotion(デイリーモーション)
  • miomio(ミオミオ)

無料で視聴できることがこれらのサイトを利用するメリットですが、ウイルス感染の可能性があるというリスクが付きまといます。

それに加えて広告は多く動画が重くて止まりがちでは、却ってストレスがたまりそうですね。

快適に視聴できる動画配信サイトを利用する方が賢明です。

『この世界の片隅に』第2話を配信している主要ビデオオンデマンド(VOD)一覧

『この世界の片隅に』第2話を視聴できる動画配信サイトを表にまとめました。
ご確認ください。

VOD一覧 配信状況
Hulu
U-NEXT
dTV
auビデオパス
FODプレミアム ×
Amazonプライムビデオ
TSUTAYA TV
WOWOW ×

これらのサイトであれば安全・快適に動画を視聴できますよ。

サイトごとに設けられているお試し期間を利用して、継続を判断しても良いですね。

『この世界の片隅に』第2話を観た感想

嫁ぎ先から働き手として必要とされることで、自分の居場所を得ようと努力するすずの姿が描かれた回でした。

北条家の人々だけでなく、近隣の住人もたくさん登場しましたね。

18歳で見知らぬ土地に嫁いだすずが、早朝から夜遅くまで懸命に働く姿を見ると切ない思いでいっぱいになります

働き手として嫁に貰われたと理解していた彼女は、責任を必死に果たそうとしていたのでしょう。

しかし、幼い時の周作との出会いを思い出したすずは、彼が1度会っただけの自分を探して嫁に欲しいと言ったことに気づきます。

すずが自分の居場所は周作のいるところだとすずが認識した意味深いシーンでした。

そして、リンと周作との関係がこれから明かされていきます。

その他にも当サイトに寄せられた実際にドラマを観た人の感想を紹介します。

主人公のすずはいきなり嫁ぐことになって不安でいっぱいなのに、小姑の径子が意地悪な態度を取るので「優しくしてあげてー」と思いながら見ていました。

私も動きが遅くて怒られることが多いので、ボーッとしているすずの気持ちがよく分かります。

新しい土地で上手くやっていけるのか見ているコッチがハラハラしてしまいます。しかし、ハラハラする場面ばかりではなく面白い場面もあります。

夫の周作に恋心を抱いていた幸子とその思いに気付かないすずとのやり取りは見所です。

このドラマは戦争がテーマなので重たい雰囲気になりがちです。

幸子のようなキャラクターはこのドラマを観る上では欠かせない存在だと思います。

嫁ぎ先に小姑が出戻ってきたとなると、嫁のすずにしてみたらやりにくいだろうと思います。
ところが、すずはそれほど気に留めていない様子。
ポジティブなのか、鈍感なのか…。
すずの場合は鈍感の方だと思っていましたが、帰省した実家での様子を見ると、それなりに気を遣っていたようなので驚きました。
気をつかっていないようで、さりげなく気を遣う。すずもなかなか賢い所があったようです。
今更ながら、周作の正体を知ったすず。
ワケが解らず、見ず知らずの男性に元へ嫁ぐことになったすずは、かなり不安だったと思います。
その相手が、思い出の男の子だったと知ったのだから、これまで緊張していた分、嬉しく思うのも分かる気がします。
見知らぬ男性に嫁ぐ緊張は、ある意味吊り橋効果に近い刺激があったのでは?
すずの新婚生活は、小姑付きの生活になってしまいそうですが、楽しい生活になりそうです。

周作の母が足が悪くて、家事をしてもらうために結婚したんじゃないかとすずは思ったけど、それでも必要にされてるってことだからいいと言っていてポジティブでいいなと思いました。
すずの鈍感で、径子に小言を言われても嫌味にとらえない性格も羨ましいなと思いました。
でも慣れない家事などで円形脱毛症になっていて、さすがにストレスがすごかったんだなと感じました。

幸子も最初はすずに嫌味を言ったりしていましたが本当は優しくて、仲良くなってきて良かったです。

この時代は結婚も早いし縁談があるから好きな人と結婚できなかったり、好きな人が結婚してしまったりすることが多かったんだろうなと感じました。

すず役の松本穂香さんが伊藤蘭さん演じるサンに北條家の代々伝わる習わしを教わろうとするも、サンの不自由な脚の状態やサン自体が家事に対して、アドバイスをしようとしない素振りは、嫁・姑の関係がいっそう現実味を帯びている印象を受けました。

すずのサンとの関係性を良くしたいと行動するひたむきな姿が応援したくなるほどでしたが、上手く行かないのも現実だなと思い、私自身の両親の嫁姑について改めて、考えさせられるきっかけになりました。

また、松坂桃李さんの海軍の軍服姿も顔立ちが綺麗ながらも似合っており、役にピッタリでした。

この世界の片隅に第2話のネットでの反応や評価・評判

主要キャラクターやキャストの演技に関するツイートが目立ちました。

「松坂桃李演じる周作の優しさにほっこり!」
https://twitter.com/YukaTirol/status/1021027710745767936

「伊藤沙莉の存在感に圧倒された!」

「尾野真千子の小姑役が素敵!」

原作・アニメファンはまだ実写ドラマに抵抗があるようです。

「すず役はのんが良かった・・・」

まとめ

第2話では、すずがこれから深く関わっていくことになる人物たちが数多く登場しました。

起用キャストたちの名演技がキラリと光りましたね。

実写版オリジナルキャラクターの幸子は、視聴者に好感を持って受け入れられたようです。

第3話では遊女・リンとすずが出会い、さらには夫・周作の過去の縁談話も僅かに明かされます。

今後の展開からますます目が離せません!

もう一度「この世界の片隅に」を視聴できる動画配信サイトをチェックしたい方は、こちらから戻ることができますよ。

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