大好きな人とおつきあいできて嬉しいはずなのに、いつの間にかちょっとしたことで喧嘩(ケンカ)になってしまう…。
彼氏や彼女ができても長続きしない、そんな人が抱える悩みといえば、おつきあいしている相手とケンカになりやすいということかもしれません。
新しい恋人ができたと思ったらいつの間にか別れているカップルがいる一方、10年以上おつきあいしてそのまま幸せな結婚生活を送っているというカップルもいます。
そんな長続きしないカップルと長続きするカップルの違いって、どんなところにあるんでしょうか。ケンカをせずにおつきあいを長続きさせるためのコツ、ずっと一緒にいられる人の特徴を考えてみましょう!
喧嘩(ケンカ)せず長続するカップルの秘訣5か条
カップルが長続きするために必要なことってなんでしょうか。
それは何といっても「ケンカしないこと」だと思います!ケンカをするとお互いの関係がギクシャクしてしまいますし、ケンカって結構体力を使うんですよね。
一緒にいて嬉しい、楽しかったはずの存在が、一緒にいることで疲れる相手になってしまったら……。
まずは、ケンカせずに関係を長続きさせているカップルの特徴を5つまとめてみました!
お互いのタブーなラインをわかっている
たとえ友達同士や恋人同士、家族であったとしても「触れてほしくない話題」や「してほしくないこと」って、誰でもひとつやふたつありますよね。
ケンカをしないカップルの多くは、お互いにそうした「タブー」をちゃんとわかっていて、そこには触れないようにしています。
触れてほしくないタブーがどんなものかは、人それぞれです。
- 仕事のこと
- 趣味のこと
- 家族のこと
- 容姿のこと
- 過去のこと
おつきあいする前やおつきあいしてから、一緒にいると「そのことは話したくない」と聞かされたり、話しているときなどの反応を見て「これは触れられたくないのかな?」と感じたりすることはありませんか?
長続きするカップルは、お互いに超えてほしくないタブーのラインをきちんと理解していて、そのラインを超えないようにしているんです。
真剣な顔でやめてほしいってお願いしているのに、いつまでもそのことについてからかってくるような人ってたまにいますよね…。
小さなイライラやケンカも、積もり積もると大爆発!
ケンカ別れしやすいカップルは、お互いに触れてほしくないラインを超えてしまっているのかもしれません。
お互いに過剰に理想を求めない
おつきあいする前、その人がどんな人かをある程度知っていたとしても、
「こんな人なんじゃないかな」
「こんなところがあるんじゃないかな」
なんて、その人からイメージする理想を思い描くことってありますよね。
おつきあいしてからでないとわからないことってたくさんありますし、恋に恋している状態だと、ついついあれこれ想像してしまうのは、ごく普通のことだと思います。
おつきあいしてからも自分の勝手な理想を相手に求めてしまうのはNG!
「○○だと思ってたのに…」と自分で勝手にガッカリしてしまうだけでなく、「どうして○○じゃないの?」と相手に押しつけてしまうこともあるかもしれません。
そうなると、相手は「勝手なことお押しつけないでほしい」と思うことでしょう。
自分が勝手な理想を押しつけられて「そんな人だと思わなかった」なんていわれてもイヤですよね。
それに、理想と同じく相手にあれこれ期待しすぎるのも問題。
あれしてくれると思った、こうしてくれると思ったと勝手な期待ばかり抱いていると、自分で勝手に「相手と理想」のギャップを作ることになってしまいますよ!
お互い自分の生活が充実し自立している
相手に依存しているような状態だと、やがてその関係は負担に変わっていきます。
恋人なんだからいつでも一緒にいたい!
なんでも一緒に経験したい!
という気持ちはわかりますが、それでは相手の意見を尊重できなかったり、相手の行動を制限してしまったり、だんだんと束縛にもなっていってしまうのです。
恋人がいないとなにもできない!というカップルは、相手の都合がつかなくなってくると不安や不満をため込みやすく、相手から求められる側は精神的な負担も大きくなっていきます。
そしてお互いの不満がぶつかりあうことで、ケンカになりやすいというわけです。
自立していると尊重し合える
長続きするカップルは、精神的にも経済的にもお互い自立していて、それぞれの生活が充実しているという特徴があります。
一緒にいない時間も仕事やプライベートが充実しているから、必要以上に恋人に依存することがありません。お互いに自立しているからこそ、お互いを尊重しあえる対等な関係を作っていけるんです。
お互い言いたいことを我慢せず言える関係
言いたいことを言いあえる関係、それだけ聞くとすぐケンカになりそうだなって思いますよね。でも違うんです。
たとえ相手を思ってのことだとしても、自分が言いたいことをガマンし続けていると、どんどん不満がたまっていったり、「相手のことを思って言わなかった」ということが思わぬかたちで現れて、かえって深く傷つけてしまったりすることもあるんです。
言いたいことをガマンせずに伝えて、お互いの関係を長続きさせるには、こんなポイントがあります。
相手の気持ちも尊重する | 自分だけ一方的にしゃべらず、相手の考えや気持ちもきちんと聞いてあげる |
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普段から自分の気持ちを表現する | 嬉しい!楽しい!悲しい、寂しい、など、自分の気持ちを表現できれば、相手にも伝わりやすい |
これだけは言いたいというポイントをハッキリさせる | なんでもかんでも伝える必要はない。ここだけは譲れない、ガマンしないというポイントを考えよう |
相手に伝えるタイミングも考える | 思ったときにすぐ伝えて効果的なこともあれば、自分の中で気持ちを整理してから伝えたほうがわかりやすいこともある |
特に気をつけたいのは、
- 相手のことも大切にしてあげること
- 相手に伝えるタイミング
になります。
相手が「自分のことを大切にしてくれているな」と感じれば、自然とお互いを大切にできる関係性が育っていきます。
そのためにも、伝えるべきことはしっかり相手に伝えることが大切なんです!
お互いの価値観の違いやダメな所を受け入れる
ずっと一緒にいると、価値観や考え方が違うところがあると気づいたり、大好きだけどそれは…なんて、ダメなところも見えてきたりしますよね。
価値観や考え方は、育ってきた環境や今置かれている立場によって違いが出てきます。だからたとえ好きあっている恋人同士だとしても、元々他人同士なんだから違いがあって当然なんです。
相手を強く否定しないこと
そこを自分とは違うからといって否定してしまうと、相手はまるで自分自身がすべて否定されたような気持ちになってしまいます。これではおつきあいしていても楽しいとは思えませんよね。
あまりに強く相手を否定すると、モラハラになってしまうことも…!
自分とは違う価値観や考え方は拒否や否定をするのではなく、まずは
「そういう価値観・考え方もあるんだ」
と理解してあげることが大切です!
なぜそういう価値観・考え方を持っているのか理解できれば、受け入れられるところも見つけられますよ。
自分の価値観は大切にすること
相手の価値観や考え方を受け入れるからといって、自分の価値観・考え方まで変える必要はありません。自分なりの価値観や考え方を大切にしながら、相手の価値観や考え方も理解してあげることで、自分の考え方はさらに柔軟になっていきます。
つまり、人間として成長できるチャンスでもあるんです!
そして相手のダメなところを見つけると、相手だけがダメなように思えてしまうかもしれません。でも、自分自身にもダメなところや苦手な分野って、必ずありますよね。
お互いのダメなところがわかっているなら、必要に応じてそれぞれ補いあってあげましょう!ただ、相手に頼り切るのではなく、ダメなところを直そうとする努力も大切ですよ。
ここでも価値観と同じく、どうしても許容できないところがあるなら、きちんと相手と話しあったり直す努力をしてもらったりすると、ガマンの限界を超えて爆発することも少なくなります。
どんなお相手だったらずっと一緒にいられるの?
ケンカをせずに恋人と長続きするための秘訣をご紹介しました。
ただ、それはお互いがそれぞれに努力することが大前提!
どちらかだけが努力を続けたとしても、それはやっぱり精神的な重荷となって、おつきあいすることがつらくなってしまうことも……。
ということは、カップルとして長続きするためには、最初のお相手選びが重要!?ということでもあります。ずっと一緒にいられるな、と感じるタイプは人それぞれ違っても、いくつか共通点があるんですよ。
自分が一番大事だと思う価値観が同じな人
恋愛をしているときに大切にしたいことって、いくつかあると思います。そんな恋愛中に一番大事にしたい価値観が同じタイプなら、恋愛そのものが長続きしやすいというのは、想像しやすいのではないでしょうか!
たとえば、
- 誕生日などの記念日を重視したい
- 一緒に食事をするときはゆっくり会話も楽しみたい
- 忙しくてもなるべく毎日連絡を取りあいたい
など、恋愛中に「これが一番重要!」と思えることは、人それぞれですよね。
そんな恋愛に対する価値観が同じ、または似ているふたりなら、自然と恋愛も長続きしやすいんです。恋愛において、恋人に対してなにを重要視するのかということは、長続きする相手かどうかを見極められることが、大きなポイントといってもよいかもしれませんね。
自己中心的な態度をとらない人
なんでも自分優先!自分が一番!相手より自分が偉い!なんて人、恋人じゃなくても疲れます。こうした自己中心的な人に多いのが、常に誰かと比べて優劣をつけたがることです。
自分を上に立たせたいだけでなく、恋人と異性の友達、恋人と友達の恋人など、比べる必要がない人を比較して、「あの人はこうなのに」とないものねだりをしてしまったら、比較された恋人はいい気分になりませんよね。
そのほかにも、
- 間違いを指摘されるとすぐに怒る
- わがまま
- 相手のことを考えない
など、とにかく自分中心で周りのことは考えないという特徴があります。
自分が自己中になってないかな?と思ったら、自己主張をしたくなっても一呼吸置いて、相手の話をきちんと聞くようにしましょう。
そして恋人と誰かを比較するのではなく、恋人自身をひとりの人として尊重できるようになれば、自己中心的な行動は抑えられるはずですよ!
もちろん自分が気をつけるだけでなく、相手の言動にも注意してみましょう。どちらかがガマンを続ける関係は壊れやすいものです。お互いがお互いを尊敬して尊重できる相手なら、おつきあいも長続きしやすくなります。
切り替え上手な人
ケンカをしないことが恋人との関係を長続きさせるためのコツですが、長い間一緒にいれば、どうしても小さなケンカやすれ違いが起こってしまうこともあるでしょう。
それでも、ケンカやすれ違いを一緒に乗り越えて、引きずらずに切り替えられることができれば、ふたりの関係はきっと長続きします!
ケンカを引きずらず、うまく切り替えるにはいくつかコツがあるのでご紹介しますね。
- 最初からすべて相手のせいにしない
- 相手の歩み寄りを無視しない
- 友人や親族など第三者に愚痴を言わない
- 過去の話を蒸し返さない
- 人や物に八つ当たりしない
- どっちが悪いかにこだわらない
- 頭を冷やす時間を作る
- 軽いスキンシップを嫌がらない
- 相手を思いやる
ケンカになってしまったときは、基本的に
- 「相手だけが悪いと決めつけない」
- 「無視しない」
- 「蒸し返さない」
ことが大切!
特に女性に多いのが、ケンカで感情的になってしまって、過去のケンカなどを蒸し返してしまうこと。
私もときどきやってしまうことがあるんですが、男性からすると「なんで今その話?」と思ってしまい、余計に仲直りが遠のいてしまいます。
冷静になること
感情的になってしまいそうだったら頭を冷やす時間を作って、ケンカになってしまった理由を冷静に考えたり、今後どうしていくかを話しあってみましょうね。
またスキンシップをすることで、やさしい気持ちになれることがあります。ケンカで落ち込んだり嫌な気分になっているからといって、相手からのスキンシップを完全に拒否しないようにしてみてください。
一緒にいて楽しいし落ち着く人
恋愛をしているときは、とにかく恋人と一緒にいるだけで楽しいものですよね。どんなことをしてもドキドキワクワクして、同じことでもひとりで体験するよりふたりで体験することで、印象が変わったりより楽しい思い出になったりします。
だけど、より長く一緒にいたいと思うなら、楽しく感じるだけでなく、一緒にいることで「落ち着き」も感じる人がベスト!
ドキドキワクワクももちろん楽しいけど、一緒にいるときにずっとドキドキワクワクの興奮状態だったら、やっぱりどんなに好きな相手だとしても疲れてしまいます。
デートをするときは思いっきり楽しんで、お互いの家などにいるときはゆっくりまったりできる…そんなメリハリがあることも、恋人としての関係が長続きするポイントですよね!
まとめ
おつきあいを長続きさせるには、なんといってもケンカをしないことが一番!ただ、長く一緒にいると「絶対ケンカにならない、ケンカしない」ことは難しくなります。
もしもケンカしてしまったとしても、ちゃんと仲直りしてお互いの関係を進展させられるかどうかがポイント。ケンカだってひとりではできませんから、ケンカを乗り越えながらお互いの愛情を再確認できる相手だとよいですね。
恋人としてのおつきあいが長続きするということは、恋人同士の「その先」があるということ。お互いを尊重しあい、成長させあえることができる相手なら、きっと「その先」の未来もずっとふたりで楽しめるはずですよ!